フランスのExoTabletが不思議な製品をデモしていました。それはスマホをタブレット化する『TransPhone』。
この手の商品としてはASUSの『PadPhone』が有名ですが、同社によれば「アイデアはうちが先」、とのこと。しかも最新製品の『Universal TransPad』はソニーやサムスンのスマホにも対応してしまうそうです!
専用スマホをタブレットにする初代『TransPhone1』 |
最初のモデル『TransPhone1』は、2012年夏に発売されたモデル。スマホとタブレット型デバイスがセットになって販売されています。
タブレット側の背面には付属のスマホをセットできるようになっています。スマホは3.5インチ(540×960ドット)ディスプレー、CPUはシングルコア(1GHz)。OSはAndroid 4.1でした。
しっかりと合体します |
両者は専用コネクターでがっちりと合体。なお、合体させてから画面が切り替わるまでは10~20秒くらい待つ必要があります。このあたりはCPUスペックが低いことが影響しているのでしょう。
7インチタブレットとして利用可能 |
合体すると7インチ(600×1024ドット)ディスプレーのタブレットとして利用可能になります。バッテリーはどちらにも搭載されており最大900時間利用可能。
とはいえ。スペックが低いことや専用端末どうしでしか合体できなかったことから、中国など一部地域でしか販売されなかったようです。
あらゆるスマホが使えるUniversal TransPadはまもなく登場 |
『TransPhone』シリーズはその後3機種が開発されたそうですがいずれも専用端末を利用するコンセプトは同じ商品。
ところがMWC2013会場でモックアップがデモされていた現在開発中の『Universal TransPad』は各社のスマートフォン別のアタッチメントをタブレット側背面に装備。もう専用スマホを使う必要がなくなります。
背面のアタッチメント交換で各社のスマホに対応 |
タブレットは10インチサイズで、背面にはスライド式のスマホ装着用スロットが備わっています。このスロット部分はアタッチメントになっており、これを交換することで各社のスマホが利用できるようになるとのこと。
GALAXY S IIIがピタリとはまる! |
現在開発中なのは『GALAXY S III』と中国スマホの『Xiaomi M2』用のアタッチメント。また『Xperia Z』や『HTC Butterfly』、さらにはまだ出ていないのに『GALAXY S4』用なども発売予定とのことです。
まだモックですが、これが動けばすごいかも |
残念ながら『Universal TransPad』はまだ実機が無くモックのみ。スペックもまだ詳細は公開されていません。
今後のスケジュールとしてはサンプル品が3月中に仕上がり、5月には発売したいとのことです。気になる価格は150ユーロ前後になるだろうとのこと。
2万円以下で10インチのタブレット型デバイスが買えて、しかも自分が普段使っているスマホが利用できたら便利ですね!
日本でも発売したい |
同社チェアマンのPeter D Warren氏によると、『Universal TransPad』は現在各国の販売店やキャリアと商談を行なっているとのことです。日本での発売についてもぜひ行ないたいとのこと。
その際は、日本発売のスマホ用のアタッチメントもぜひ出して欲しいものです。グローバルで製品が出てくるという5月が待ちきれません!
■関連サイト
・ExoTablet
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