今年もMWC2013の季節がやってきました! はるばる遠く、ヨーロッパへ行くのですからどこかにちょっと立ち寄って携帯電話やスマートフォンを買いたいものですよね。今回はMWC2013開催国スペインのお隣、ポルトガルの首都リスボンを訪問してみました。
トラムが走る街、リスボン |
ポルトガルといえば大昔の大国。そのため街中は古い建物が立ち並び、石畳の細い道路が市内を縦横に走ります。そんな細い道路に小さい車両のトラムが走っているのがリスボンの魅力。ちなみにポルトガルはプリペイドSIMの購入が自由なので、手軽に現地の通信環境を入手できます。
Angry Birdsスナック菓子も安いよ |
ヨーロッパというと外食が高い印象ですが、リスボンではランチが500円以下だったりと安いようです。なので手軽にポルトガルの味を楽しめます。そうそうここでもAngry Birdsは人気で、スーパーにはAngry Birdsなお菓子もいくつか売っていました。お土産にいいかもね。
ちょい郊外のコロンボ・ショッピングセンター |
ヨーロッパはアジアとは違い、古い建物をそのままお店に使うことが多いようです。それはポルトガルも同じこと。ところがリスボンには「イベリア半島最大規模」と呼ばれる大規模なショッピングセンターがあるんです。実はリスボンの街中で携帯キャリアのお店が集まっている場所が少なく、地元の人に聞いたところデパートやショッピングセンターへ行ったほうがいいとのこと。
さっそくボーダフォン発見! |
てなことでどうせなら一番大きいところへ行ってみようと、やや郊外にあるコロンボ・ショッピングセンターへ行ってみました。規模はさすがにドバイのモールほど大きくはありませんが、リスボン市内のほかのショッピングセンターやデパートよりは大きいです。地下鉄を降りて中に進むとすぐにボーダフォンのお店が見つかりました。
ポルトガルテレコムのtmn |
なおポルトガル最大シェアのキャリアはtmn。旧国営のポルトガルテレコム傘下の携帯キャリアです。なおコロンビア・ショッピングセンターは各キャリアのお店が2つずつ入っているのが面白いところ。営業時間は朝10時から夜はなんと深夜0時まで。その時間までキャリアのお店も開いているようで、夜中でもプリペイドSIMが買えるのは便利です。
Optimusって、オプティマス? |
そしてこちらのOptimus。LG電子のお店じゃありませんよ! ポルトガルのれっきとした携帯キャリアです。まさかOptimusという名のキャリアがこんな地にあるだなんて夢にも思いませんでした。
Optimusブランドのスマホもあります |
このOptimusはフランスのOrange系列。OrangeはファーウェイやZTE製の自社ブランドスマートフォンを多数出していて、それぞれには都市名をつけています。Optimusも同じ製品を導入しているので、写真のOptimus Stockholmなんてスマートフォンも販売されています。
Optimusといえば気になるのがOptimus |
さてせっかくOptimusのお店に来たのだから、ここはOptimus、つまりLG電子のスマートフォンを買いたいところです。ところが同社はOptimus製品の取り扱いはない模様。Vodafoneへ行くとちゃんとLG電子スマートフォンが売っているのに……。OptimusでOptimusを売るのは話がややこしくなるので売っていないのでしょうか?
そもそもポルトガルにはOptimusはなかった! |
実はOptimus(キャリア)の名前を知ったのはリスボン到着のだいぶ前。リスボンでは絶対にOptimus(スマートフォン)を買ってやるぞ! と意気込んでいたのですが、どうやらそれは叶いそうにありません。しかも、ふと家電店のショーケースを覗いてみたら、そこに表示されていたのは“LG Maximo”。そう、ポルトガルではLGのスマートフォンはOptimusではなくMaximoというブランドで売られているんです。
Angry Birdsのお菓子で我慢しとこう |
やっぱりこれってキャリアと同じ名前にするのはあれこれ問題があるってことなんでしょうね。てなことでOptimusでOptimusを買うことは永遠に無理だったのです。うーんそれが最初からわかっていれば、リスボンのOptimusの店頭でショックを受けることはなかったのですが……。コロンボ・ショッピングセンターでは結局Angry Birdsのお菓子を大人買い。ま、スマートフォンはMWC2013の地、バルセロナであれこれ買いまくりたいと思います。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
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