ソニー・コンピュータエンタテインメントは、『プレイステーション4 (PS4)』を正式に発表した。発売は2013年末予定。ハード外観の公開はなかったが、PS4の重要なフィーチャーのいくつかが明らかになった。
なお、公式で実施されたUstream中継では、編集部で確認した最高視聴数は同時接続約50万/累積視聴370万人(英語圏向け)、3万/14万人(日本人向け)。注目度の高さが伺える数字だ。
アーキテクチャーは、事前のウワサどおりx86系CPUに8GBのGDDR5メモリー、HDDを搭載。「機能拡張されたPC GPU」を内蔵し、次世代機は高いグラフィック性能と、ソーシャル融合が図られている。発表会では、x86系アーキテクチャーになることでゲームの移植性がよくなることに言及。そのほか、おそらく開発面においてもツールの拡充のしやすさなどのメリットがあると思われる。
今回、明らかになったハードはコントローラーと専用カメラ『PlayStation 4 Eye』だ(関連リンク)。コントローラーである『デュアルショック4』には、前面中央にタッチパッド、そしてプレイステーション4のキーフィーチャーであるゲームプレイのSNS共有をリアルタイムにできる“SHAREボタン”を備えるのが特徴。
SHAREの概念は非常にユニークだ。プレイ中のゲームの模様をしらせるだけではなく、SHAREボタンを押すことで、プレー中のゲームの最後の数秒を記録し、Facebookやユーストリームでほかのユーザーに映像を共有できる。
こうした機能を積極的に「ハードの仕様」として取り込んで来ているのは、ソーシャル時代の最新ハードという感がある。
昨年7月にSCEが買収した、クラウドゲームサービスを手がけるGaikaiにより、『PS Vita』やスマホ、タブレットなどのモバイル端末との連携も強化。場所を問わずにゲームのプレーや体験が可能だ。デモでは、PS Vitaで開発中のゲームをプレーしたほか、映像の中にはXperia tablet Zと思われる機種で、PS4ゲームを表示させるシーンもあった。
ゲーム途中でセーブすることなく、サスペンド状態にすることが可能。
スタンバイ状態でもゲームのダウンロードが可能で、ダウンロードを待つことなく、ダウンロード途中でもゲームが楽しめる。
続報は追ってお伝えします。
●関連サイト
PlayStation公式サイト
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります