『Papyrus』はブラウザー上で電子書籍がつくれるウェブアプリだ。表紙や著作権ページなどのテンプレートが用意されており、それらを書き換え、本文を入力することでカンタンに電子書籍を作成できる。
作成した電子書籍は、PDF、EPUB、Kindle(mobi形式)のフォーマットで保存が可能。トップ画面にある“私の電子ブック”からダウンロードできるほか、登録したメールアドレスあてに送信できる。
■メールアドレスとパスワードを登録
利用するには、まずブラウザーで『Papyrus』(関連サイト)にアクセス。メールアドレスとパスワードを登録すると、作成した電子書籍のデータを保存できるので、画面右上の【登録】をクリックして入力しよう。
■表紙のテンプレートを選択
メールアドレスとパスワードの登録が済むと、編集画面が表示される。まずは、表紙を選択できるのでテンプレートのなかから好みのものをクリックしよう。
テンプレートを選択すると、ファイル名の入力画面が現われる。任意のファイル名を入力し、【OK】をクリックする。
再び編集画面に戻るので、テキストボックスをダブルクリックして、任意のタイトルと著者名を入力しよう。
テキストボックスを追加したい場合は、画面右上の【A】をクリック。フォントを選択するには、フォント名が記載されたボタンをクリックする。フォントサイズの調整は、その右横にあるポイント数のボタンから設定可能だ。
■章立てを編集する
表紙が作成できたら、作成中の電子書籍の章立てが表示される左側のメニューに着目しよう。デフォルトでは、“本について”、“著作権”、“序文”、“著者について”の4項目が表示されている。
それぞれの章には、テンプレートのテキストが入力されているので、必要に応じて書き換えていこう。新たに章を追加する場合は【チャプターを挿入する】を、不要であれば【×】をクリックする。章の並べ替えは、ドラッグ・アンド・ドロップで行なう。
■本文を入力する
おおまかに章立てを組み立てたら、本文を入力していこう。『Word』を使うような同じ感覚でテキストを入力できる。
文中には画像も挿入できる。挿入するには、編集画面の上部にある【Insert Picture】をクリック。
画像の選択メニューが表示されるので、任意のフォルダーを指定するか、写真をドラッグ・アンド・ドロップしよう。
なお、文中に挿入した画像は縦横比が固定されており、任意のサイズに変更できなかった。
■保存してデータを取得する
作品が完成したら、まずは画面右上の【保存】を選択して編集データをバックアップしておこう。次に、データを取得するため【パブリッシュ】をクリックする。次画面で再度【パブリッシュ】をクリックすると、データが作成できる。
データが作成できたら、ダウンロード画面が現われる。ファイルをダウンロードする場合は、【ここでファイルをダウンロード】をクリック。すると、Zipファイルのダウンロードがはじまる。再度編集し直す場合は、【エディタに戻る】をクリックしよう。
なお、保存したデータは登録したメールアドレス宛にも送信される。表紙のJPEG画像と、PDF、EPUB、Kindle(mobi)形式のファイルが添付されたメールが届くので確認してみよう。
■完成した電子書籍を読んでみよう
作品のデータを取得したら、手持ちの端末で表示してみよう。以下、参考まで今回作成した電子書籍をiPad miniとKindle Paperwhiteで表示した際の画像を掲載する。
Kindle Paperwhiteでmobiデータを表示。モノクロになると、本格的な電子書籍っぽく見えるから不思議。本文も見やすく、ストレスなく読むことができた。
●関連サイト
Papyrus
フリーソフト
作者:Gaurav Tiwari
(バージョン、ウェブアプリの内容は記事作成時のものです)
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