2月11日に放送された、毎週恒例のニコニコ超会議2特番『超会議2特番~向谷実が超鉄道エリアの全容を大発表! 初だし情報満載編~』にて、鉄道関連に関する新情報が明らかにされた。
超会議2の鉄道関連と言えばこの人、プロデューサーの向谷実氏。今回は×印のついたマスクで登場。新発表が盛りだくさんの予感。なお、視聴者は最大で2万5000人前後まで増加、いかに超会議2の鉄道関連の関心が高いかがうかがえる。前年のニコニコ超会議号で使われた本物のヘッドマークも登場した。
■メジャー鉄道会社の発表続々! 鉄道会社のバトルになりそうな“鉄道縁日”
鉄道会社や鉄道関連のグッズを販売している会社が自社製品を販売する“鉄道縁日”エリア。今まで発表があった鉄道会社に追加して新たに参加する鉄道会社が発表された。
【“鉄道縁日”参加予定会社】
・九州旅客鉄道(JR九州)
・小田急電鉄
・京阪電気鉄道(京阪電鉄)
・東京メトロ
・東武鉄道
・西武鉄道
・阪急電鉄
・京浜急行電鉄
・アイテック阪急阪神
・トミーテック
・音楽館
●JR九州
3月23日より全国相互利用が可能になるJR九州のICカード『SUGOCA』の台紙を超会議オリジナルデザインで販売。関東ではなかなか購入できない『SUGOCA』だけにレアものになりそうだ。また、JR九州のブースでは、本物の制服を着てコスプレ撮影できるコーナーも設置。さらに、車内限定販売グッズも販売されるとのこと。
●小田急電鉄
小田急電鉄側が、なかなか販売グッズに関してネタを明かしてくれないとのことで、なんと番組中に生電話で担当の濱崎氏に突撃取材。濱崎氏は「最後の詰めに来ていますがまだ調整中なので……」と具体的な内容に関しては言葉を濁すも、ヒントは”青”とのこと。青は小田急のコーポレートカラーだけに、このヒントだけではまだ正確な内容は掴めない状況だ。ただ、この謎のグッズが超会議の1日前に発売されるとのことで、発売したばかりの製品が超会議に並びそうだ。濱崎氏は「2トン車に積めるだけ積んでいきます」とやる気をみなぎらせた。また、「JRには負けたくない」との意気込みで「(コスプレ撮影用に)制帽を持って行きます」とのコメントも。
●京阪電鉄
向谷氏が作曲した駅の発車メロディのCDを販売。しかも、新たに向谷氏が制作した新曲を追加してのオリジナルバージョンとなる模様。なお、この新曲の制作はニコ生で中継されるとのこと。
●東京メトロ
東京メトロは担当者によると、「グッズの種類と量では他社には負けない」とのことで、販売中のグッズをありったけ持ってくるとのこと。また、先行発売の商品も投入される予定だ。
●東武鉄道
詳細は不明だが、名物のコレクターに協力が得られればスゴイ出品があるとのこと。
●阪急電鉄
担当者より「せっかくの機会なので、看板列車『京とれいん』の関連グッズや、ヘッドマーク、運行標識板のオークションも計画しています」とのコメント。運行標識板とは、“特急”や“快速”など列車種別を表わすもので、阪急の運行標識板は特に人気が高い。どのような運行標識板が出品されるかは謎だが、倍率は高くなりそうだ。これにはさすがの向谷氏もビックリ。動画のコメントも「阪急は本気だ!」と大盛り上がり。
●アイテック阪急阪神
鉄道ソーシャルゲーム『きまぐれ鉄道ぶらり旅』を運営。同ゲームのオンラインショップも運営している会社。向谷氏が「中小の私鉄で特にお呼びしたいところがある」とのことで、協力を仰いだ会社のようだ。『きまぐれ鉄道ぶらり旅』のオンラインショップでは、青い森鉄道や阿武隈急行、大井川鐵道などのグッズを販売しており、様々な中小私鉄のグッズを扱っている。向谷氏がどの鉄道会社のグッズを目当てにしているか、気になるところだ。
●京浜急行
またまた、担当者に生電話。向谷氏の演出に出演者一同驚きっぱなし。京浜急行電鉄(京急)の広報担当者の生電話で本放送最大サプライズが炸裂。まだ未決定とのことなので、一旦この場では控えておくが、企画の決定ならびに公開が楽しみだ。その他、京急ブースでも、本物制服によるコスプレ撮影を検討中。列車の運行管理をしている運転主任(黄色のヘルメット)のコスプレができそうだ。
●音楽館
向谷氏が代表取締役社長を務める音楽関係の会社。向谷氏が行なっているニコ生レコーディングした曲をCDにして限定販売を検討中とのこと。
■新幹線部品の買い付けショー“新幹線はじめました”
廃車になった鉄道車輌の部品を公開抽選会で購入できる。基本的には価格には送料も含まれる。前年はJR九州の特急型車輌485系で行なわれたが、今年はJR東日本のE1系と200系が確保されているとのこと。部品の価格は前年に準じる設定にする予定と向谷氏は語っていた。
E1系は東北・上越新幹線で使用されていた2階建て新幹線で昨年10月28日に引退。また、同じく200系は今年の4月14日で引退する予定。
200系は登場時の緑と白の塗装に戻された『K47編成』が最後まで運用される予定となっており、もし、この編成が買い付けに回ってくることがあれば、争奪戦のヒートアップは間違えなしだ。
ちなみに、新幹線以外にも先の阪急のように鉄道会社が独自で行なう部品販売のオークションもあるとのこと。各会社の熱の入れようから、激レアな掘り出し物が出てくる可能性が高い。出品される部品の一部は以下のとおり。
【200系】
座席、放送装置、列車番号指定機、前照灯ユニット、JR東日本の所属銘板、トイレ表示機、圧力計、電流計、車体から切り出した車番銘板(面取り加工品)、タイフォーン、前頭カバー、編成番号入り乗務員室扉の窓ガラス、車内案内板など。
【E1系】
JR東日本の所属銘板、川崎重工の製造銘板、グリーン車のオットマン、グリーン車のシート、列車案内板、拡声器+懐中電灯、普通車のシート(2列と3列)、窓のブラインドなど。
■鉄道むすめ大集合
鉄道むすめ60体すべての原画を展示するほか、一部の原画の販売も行なわれるとのこと。また、関連グッズの販売する。具体的には『鉄道むすめステーションポスター』や『鉄道むすめトレインマークキーチェーン』の新製品などが検討されているとのこと。
■ニコニコ超会議号
前年に引き続き、大阪駅~上野駅間で超会議2の参加者を運ぶために、24系寝台客車、通称“ブルートレイン”を貸し切って運行される特別列車。「金曜日に仕事がある人でも乗れるように」と、前年は17時だった大阪駅の発車が19時となった。また、大阪駅には専用の入口も用意される。ルートは前回と同じ東海道本線、湖西線、北陸本線、信越線、上越線、高崎線を経由する。このうち、信越本線の長岡駅では、上越線に入るために方向転換が行なわれる。今回は、乗客が「自分の乗っている列車を堪能する」ために、途中駅のどこかで20分ぐらい停車して撮影できるタイムを設ける予定とのこと。まだどこの駅かは明かされなかったが、19時に大阪を出発した場合、まともに撮影するとしたら、翌朝の上越線か高崎線のどこかの駅となると予想される。さらに、超会議号の乗客には、特別に鉄道縁日に出品されるグッズの優先購入券が与えられる予定。列車内から欲しいグッズを選んで取り置きができるとのこと。超会議号の参加者が会場に到着するのは昼頃になるため、それに配慮されている。
超会議号の旅行プランだが、2月19日に詳細が発表され、22日から予約開始となる予定。価格は以下のとおり。ちなみに、向谷氏によると、まだまだ発表できない企画があるため、「2日間とも来た方が絶対おもしろい」とのこと。
【4月26日出発 1泊2日】
・超会議2入場1日券つき 2万7800円(1名)
・超会議2入場通し券つき 2万9300円(1名)
【4月26日出発 1泊2日+後泊】
・超会議2入場通し券つき(相部屋利用) 3万9800円(1名)
・超会議2入場通し券つき(1名1室利用)4万1800円(1名)
なお、牽引機は、大阪~敦賀駅間で敦賀運転センター車両管理室所属のEF81、敦賀~上野駅間で青森車輌センター所属のEF81が牽引する予定のようだ。敦賀運転センター車両管理室所属のEF81はどの塗装になるかは明かされなかった。前年は敦賀運転センター車両管理室所属のローズピンク塗装のEF81が長岡まで牽引したが、今年は敦賀駅から青森車輌センター所属の赤色塗装のEF81が牽引するため、長岡での方向転換では、同じ機関車が編成の前から後ろに移動してつなぎ替えられる。このため、青森車輌センターのEF81には前後にニコニコ超会議号のヘッドマークが取り付けられるとのこと。ヘッドマークは前年のものがそのまま使われるが、この方向転換に伴って従来は2枚だったヘッドマークが1枚新規に制作される。敦賀~長岡駅間では、深夜に走行するということもあり、また乗客の乗り降りは行われないため、ヘッドマークがなくても支障はないが、この区間でも写真を撮る人に手抜きだと思われたくないという向谷氏のコダワリだ。
ちなみに前年は、寝台で鉄道模型を走らせたグループが居たが、そのメンバーのひとりが番組に出演、今年もまた同様の計画をしているようだ。前年はNゲージだったが、今年はNゲージに加え、HOゲージ(16番とも言われる)の走行を考えているとのこと。ただ、前年は洗面台のひげ剃り用コンセントから電源をテーブルタップで取るというイレギュラーな使い方をしていた。たまたま乗務員の方が団体列車ということもあり、寛大に許してくれていたようだが、今年も同様にできるとは限らないので、ツアーに参加する人は、基本的にコンセントは使えない、もし使えたらラッキーと思って参加して欲しい。(スマホなどの充電用バッテリーも必須だ。)どうしても鉄道模型を走らせたいなら、電池で動かせるトミーテックの『鉄コレ専用コントローラー 鉄コレ式制御器A』などでNゲージを走らせる程度に留めた方が良い気がする。
徐々にその全貌が明らかになってくる超会議2の鉄道企画、まだ調整中のものも多いようだ。今後とも詳細が分かり次第レポートしていく予定だ。お楽しみに。
■関連サイト
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