『Samsung ATIV S』 |
サムスン初のWindwos Phone 8端末『Samsung ATIV S』の販売が、Expansysなどの海外端末通販ショップや、Jan-gle秋葉原本店と同3号店などのリアルショップで始まっています。今回、その端末をいち早く入手できたので、ファーストインプレッションをお届けいたします。
内容物はこんな感じ |
パッケージのなかには、本体以外に、ACアダプター、マイクロUSBケーブル、カナル型イヤホン、イヤピース予備、マニュアルなどが同梱されています。同梱物の構成は、基本的にAndroidスーマートフォンとなんら変わりませんね。
表面 |
裏面 |
本体デザインも基本的にAndroidスマートフォンと変わるところはほとんどありません。ホームボタンのWindowsアイコンがなければ、同社のGALAXYシリーズと勘違いする人もいるのでは?
大きな違いは表面に写っているカメラボタン。カメラボタン長押しでカメラ機能が立ち上がるのは、Windows Phone端末共通の美点です。素早く撮影できて便利ですね。
バッテリーは交換可能 |
『Samsung ATIV S』はバッテリーが着脱可能になっています。バッテリー容量は2300mAh。最新モデルよりちょっと少ないかなという印象ですね。
もうひとつ注目したいのは、マイクロSDカードスロットが用意されているところ。この点はWindws Phone 8端末共通のアドバンテージです。
つぎにソフトウェアを見ていきましょう。
日本語ロケールが選べます |
日本語入力も可能 |
編集部で入手した“GH69-16727A GT-I8750”では、日本語ロケールが選べ、キーボードに“日本語10キー”、『日本語QWERTY』が選べました。あくまでもソフトウェアの環境としては、日本語で常用ができそうです。
中華フォントではない? |
ウェブも綺麗に表示可能 |
すべての文字をチェックしたわけではないですが、“花”や“置”などを表示させたところ、中華フォント特有の形状は見られませんでした。“週刊アスキーPLUS”の文字も綺麗に表示されます。
今度はパフォーマンスを見てみましょう。
『AnTuTu Benchmark』 |
スコア:10225 |
『SunSpider 0.9.1』 |
スコア:915.7ms |
Windos Phone 8用『AnTuTu Benchmark』と、ブラウザーベンチマーク『SunSpider 0.9.1』を実行してみました。以前この記事で『SunSpider 0.9.1』について計測した際に、『iPhone5』で903.2ms、『ARROWS Z ISW13F』で1709.9ms、『GALAXY S III SC-06D』で1915.4ms、『Optimus G L-01』で1264.9msでした。数値が小さいほど高速なので、新しい端末が有利とは言え『Samsung ATIV S』の915.7msという数値はなかなかのものです。
最後にカメラ画質も見てみます。
作例1 |
※元画像を750×1000ドットにリサイズ |
作例2 |
※元画像を1000×750ドットにリサイズ |
作例3 |
※元画像を1000×750ドットにリサイズ |
サムスンのカメラ画質には定評ありますが、本製品の画質もなかなかのもの。色調が実に自然ですね。最後に万年筆のペン先を撮ってみましたが、このぐらい接写できるのであれば、日常のメモ用途に大活躍してくれそうです。
日本発売熱望! |
ハードウェアとしては最新Androidと同様のレベルで作り込まれ、ソフトウェア的にも最新Windows Phone 8を搭載した『Samsung ATIV S』。海外専用のスマートフォンとして使うだけではあまりにもったいないので、ぜひ日本のキャリアからも発売してほしい1台です。
※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。
Samsung ATIV S
メーカー:サムスン
製品公式サイト
海外端末通販ショップ(Expansys)
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