4月27日(土)、28日(日)に幕張メッセで開催される『ニコニコ超会議2』では、前回と同じように鉄道関連のイベントが多く予定されている。1月15日に行なわれた発表会で明らかになったのは以下のとおり。
今回もプロデュースは鉄道好きミュージシャンの向谷 実氏。前回の超会議では、JR九州の小倉工場と生中継で結んで、鉄道車輌部品の公開買い付けを行うという世界初の試みを行った。
・JR東日本の200系新幹線およびE1系の車輌部品をライブ中継で車輌基地と結びながら公開買い付けを行う『新幹線はじめました』
・超会議2の参加者のために大阪駅~上野駅を結ぶ臨時寝台特急『ニコニコ超会議号』の運転
・各鉄道会社がグッズなどを販売する『鉄道縁日』
・全国各地の鉄道会社の制服をフィギュア化した鉄道むすめの原画展『鉄道むすめ大集合』
今回の注目はやはり新幹線の部品が買える『新幹線はじめました』だろう。E1系は東北・上越新幹線で使用されていた2階建て新幹線で昨年10月28日に引退。また、同じく200系は東海道新幹線 0系の寒冷地仕様とも言うべき車輌で、東北・上越新幹線に最初に導入されたが、今年の3月16日で引退する予定。向谷氏はどの車輌のどの部品が買えるかまでは明言しなかったが、前回の超会議での『485系公開買い付けショウ』と同じ流れならば、座席シートやヘッドライトなどが購入できそうだ。個人的な予想では一番人気は200系新幹線の“鼻”とも言うべきドーム状の連結器カバーや運転席上にある静電アンテナだろう。だだその部品が買えるか否かは不明。新幹線の車両基地で特別に”お取り置き”している車輌と会場を生中継で結んで買い付けが行なわれる。
『ニコニコ超会議号』は24系寝台客車、通称“ブルートレイン”を貸し切って大阪~上野駅を結ぶ特別列車。今回のポイントは大阪駅を4月26日19時ごろに出発、翌朝27日に上野駅に到着する。前回は17時発車だったが、今回は2時間遅くして会社員も仕事のあとに飛び乗って来れるようにしたという。また、超会議号優先入場口が用意される。さらに、27日早朝にJR東日本管内のどこかの駅で途中下車をして列車を記念撮影ができるとのこと。ツアー代金は1泊2日で3万円代前半を予定、2月22日(金)より超会議2のサイトからチケットの販売が開始される。向谷氏からは走行ルートに関しては言及はなかったものの、前回と同じ東海道本線、湖西線、北陸本線、信越線、上越線、高崎線を経由するならば、見所は長岡駅での方向転換と機関車交換、上越線のループ線といったところだろう。
前回のニコニコ超会議号では、ブルートレインの寝台で鉄道模型を走らせるという珍事が起きたが、今回はどうなるのか?
『鉄道縁日』は、JR九州、小田急、京阪電鉄、東京メトロが参加予定。他にもいくつかの鉄道会社の参加が予定されている。小田急はこのイベントのための特別な販売品を用意しているらしい。また京阪電鉄は発車ベルを向谷氏が制作しているが、この発車ベルをリマスターしてCDに収録し、先行特別販売するとのこと。東京メトロは”グッズの数は豊富”とやる気を見せているとのこと。鉄道会社のグッズには、ご当地モノや限定品も多いため、会場でしか買えないものも出てきそうだ。
『鉄道むすめ大集合』は、現在60体製品化されている鉄道制服フィギュア『鉄道むすめ』のデザイン元画をすべて展示。また、代表的なフィギュアも展示する。
ついにニコニコ超会議2の鉄道イベントの概要が明らかになった。とはいえ、新幹線のどの部品が買えるのか? 今回もブルートレインは日本海側経由なのか? 鉄道縁日には他にどんな会社が参加するのか?など、まだ不明な部分は多くある。これらの詳細が明らかになり次第、筆者は記事にしていくつもりなので、お楽しみに!
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