“上級者向け”と製品名に冠したビザビの画面保護フィルム。どのくらい貼り付けが難しいのか、週刊アスキー編集部で二番目に液晶保護フィルムを貼っているジャイアン鈴木が挑戦してみました。
上級者向けなんです! |
なお、“上級者向け”と銘打たれた製品は、現時点で下記の3つがあります(下記は外部サイトです)。
OverLay Brilliant for NOKIA LUMIA 920(上級者向け)
OverLay Brilliant for HTC J butterfly HTL21(上級者向け)
OverLay Brilliant for GALAXY S III α SC-03E/S III SC-06D(上級者向け)
そもそもなんでわざわざ“上級者向け”と製品名で断りを入れているかと言うと、上記スマホ3機種に共通する仕様のせいです。もうお気づきの人もいるかと思いますが、上記スマホ3機種は画面のフチが湾曲しているんですね。
画面のフチが湾曲しています |
画面のフチが湾曲していると、当然前面ギリギリまで覆うサイズのフィルムだと、フィルムの端が浮いてしまいます。そのため本製品は、あえて前面すべてを覆わず、ある程度のマージンを用意しているのですが、それ故位置合わせが非常に難しいのです。
そのうえ、一度でも“OverLay Brilliant”シリーズを購入したことのある人ならわかりますが、フィルムが極薄のため、二度貼りが少々困難。以上の理由から“上級者向け”とされているわけです。
……と、ここまで脅してきましたが、結論から言いますと、フィルム貼りの基本さえ押さえておけば、それほど貼るのは難しくありません。以降で、“上級者向け”OverLay Brilliant貼り付けのポイントをご紹介します。
■フィルムのサイズを確認
台紙ごと端末に乗せます |
4隅で…… |
位置を確認! |
まず保護フィルムを台紙に貼りつけたまま端末に乗せて、保護フィルムの貼り付け位置をよーく確認します。画面の額縁、スピーカー、カメラ、画面下部アイコンなど、目安になるもので位置決めするわけです。
今回、ワタシは『HTC J butterfly HTL21』に貼り付ける際、スピーカーを基準にしたのですが、実はこれだけでは不十分でした。この誤りについては後述いたしますね。
■ホコリの混入はできるだけ避ける
画面を拭き…… |
ブロアーでホコリを飛ばし…… |
台紙から3センチほどめくり…… |
慎重に貼り付ける…… |
保護フィルム貼り付けの際にホコリは大敵です。このあとの工程でメンディングテープで除去できるとはいえ、混入したホコリの数が少なければ少ないほど格段に手間は減ります。と言うわけで、画面を拭き、ブロアーでホコリを飛ばしてからは、できるだけ素早く、かつ慎重に保護フィルムを貼りましょう。
■失敗してもくじけない!
よーく見ると…… |
ずれてます!(泣) |
1回目の貼り付けは失敗しました。上の写真をよく見てください。画面の左側と右側を比べてみると、左側にフィルムがずれていることがわかります。
まあ正直、このぐらいのずれなら許容範囲だと思いますが、今回は完全な位置合わせを目指すため、あえて二度貼りすることにしました。
■優しく二度貼りしましょ!
メンディングテープを十字に貼り…… |
4隅から優しく剥がして微調整! |
前述のとおり、OverLay Brilliantは極薄のため、折り曲げに非常に弱いです。ですので、剥がすために利用するテープは、適度な粘着力の“メンディングテープ”がオススメです。大手文具店ならほぼ売っていますが、お近くに大手文具店がない人は本記事最後にリンクを張っておいたので、そちらでご購入ください。
そして今回、できるだけフィルムを歪めずに4隅から剥がせるように、十字にメンディングテープを貼りました。また、中央のメンディングテープ根本部分を輪っかにして、メンディングテープ自体を剥がしやすくしているのも一工夫です。
4隅から丁寧にフィルムを剥がし、再度位置を調整して貼り付けたのですが、2回目はスピーカーで上の位置を合わせつつ、前面の実画面を目安に左右の位置合わせをして、正確に貼り付けました。盛大にホコリが入りましたが気にしません。
■気泡を抜き、ホコリを取る!
クレカなどで気泡を抜きます |
細かいホコリは…… |
メンディングテープで除去! |
さあ、最後の仕上げです。気泡をクレジットカードなどでフィルム外側に向けて抜いてから、メンディングテープをフィルムと画面の間に挟んで、ひとつずつ取っていきます。
ホコリはほとんど粘着層のあるフィルム側に付着していますが、たまーに画面側にこびりついていることもあるのでご注意を。すべての気泡とホコリを除去したら完成です。
■総括
完璧な仕上がりです! |
この透明度を見てください! |
“上級者向け”OverLay Brilliantの貼り付けは、たしかに位置決めは難しかったものの、これまで週アスPLUSで何度もご紹介してきた液晶保護フィルム貼り付けテクニックを用いれば、なんとか貼り付けることができました。
粘着力がそれほど強くないメンディングテープを使えば、二度貼りも可能です。二度貼り前提、ホコリ混入当然と考えて、気楽にチャレンジすればうまくいくはずですよ!
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