LGエレクトロニクスは、米国ラスベガスで開催される2013 International CESに先立ち、1月8日午前8時(現地時間)よりプレスカンファレンスを開催した。ここで世界初公開されたのが強化された4Kテレビのラインアップだ。昨年9月のIFAで発表し10月から発売していた84インチに続いて、55インチと65インチを発表。パネルは3840×2160ドットの“Ultra HD”で、カンファレンス会場内には84インチと並んで65インチを展示した。
↑午前8時からLGのプレスカンファレンスがスタート。 |
↑4K液晶は昨年発売の84インチに続いて会場で初披露。 |
韓国メディアの報道で歩留りの悪さが指摘されていた有機ELのテレビも、会場内に1台を常時展示。本日2013年1月8日(現地時間)より米国国内でも発売をスタートする。白色のOLEDにカラーフィルターを付けたタイプだが、デモ機では液晶テレビにない高いコントラストが遠目に見ても圧倒的だった。
↑本日2013年1月8日(現地時間)から発売開始されたという55インチ有機ELテレビ。価格は約1万ドル。 |
↑LGの4Kテレビ(海外ではUltra HDと呼ぶ)は全3モデルに。ただし、55インチの展示はなし。 |
2013 International CESに先立ち発表されていた100インチのレーザーテレビもあらためて紹介。これは試作機ではなく、「今月中に韓国、および3月にグローバルで発売するモデル」と強調していた。
●スマートテレビの機能も強化、第三世代のGoogleTVは7機種を投入
LGの目玉のひとつであるスマートテレビ機能は“MagicRemote 2013”として進化する。いままでよりシンプルな操作ができるうえに、自然な言語による音声認識に対応。リモコンにマイクを内蔵し、自分のしたい操作を話しかけることで、検索などの機能をすぐに呼び出せるようになる。さらに新モデルではNFCにも対応。スマートフォンやタブレットをかざすことで連携し、スマホやタブレット内のコンテンツをかんたんにテレビで表示できる。
↑ポインター風リモコンのMagicRemoteだけでなくジェスチャー、音声認識にも対応。 |
GooogleTVについても第三世代モデルとしてあらためて積極的に取り組むこととを宣言。2013年は7モデルを展開する。会場には実機を持ち込んで音声認識をアピールしていた。
↑第三世代のGoogleTV。外観はLGのスマートテレビによく似ている。 |
↑第三世代のGoogleTV付属のリモコン。QWERTYキーボードを搭載。 |
●スマートフォン・スマートテレビ・白物家電の連携するスマートライフへ
プレスカンファレンスを通じてLGが最もアピールしていたのは、スマートフォン、スマートテレビ、スマート家電が連携する“Touch Smart”という世界観だ。LGの冷蔵庫、オーブン、洗濯機、お掃除ロボまでもWiFiに対応し、スマホとスマートテレビと連携してより快適に暮らす。それがLGの考える“スマートライフ”なのだ。
↑スマートフォンでテレビや白物家電との連携が可能に。 |
実は最もLGが時間を割いていたのは白物家電との連携。LGの考える“スマートライフ”は着実に進んでいるように見えた。
■関連サイト
LGプレスリリース(グローバルサイト)
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