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11歳の天才少女プログラマーも注目! HTML5ゲームエンジン

2012年10月25日 08時00分更新

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 HTML5で、小学生でも簡単にゲームを作れてしまう、ゲームエンジン『enchant.js』(関連サイト)。オープンソースかつ無料での利用が可能で、enchant.jsで作られたゲームはすでに数多くリリースされています。このenchant.jsがいま、どれくらいすごいことになっているのか、開発元の株式会社ユビキタスエンターテインメントの清水亮代表取締役社長兼CEOにうかがいました。聞き手は角川アスキー総合研究所の遠藤 諭ゼネラルマネージャー。

 なお、10月25日(木)から27日(土)まで、お台場・日本科学未来館で開催される『デジタルコンテンツEXPO』(関連サイト)で、実際にenchant.jsを体験できます。ぜひご来場ください!

■アメリカでも大歓迎された、HTML5ゲームエンジン『enchant.js』

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遠藤 先週、アメリカに行かれていたんですよね。

清水 一週間で5回ほど講演したんですけれど、すっごい大歓迎を受けて、それにまず驚いてしまって。

遠藤 enchant.jsは海外でも提供されているんですか?

清水 出しています。地道な活動もしていて、これまでGDCとかSIGGRAPHとかいった展示会や、ワルシャワで開かれたHTML5のカンファレンスなんかでenchant.jsをアピールしてきたんですが、そういったところに出ていたら、「お前たち面白いからボストンでもやってよ」。それで、現地のエンジニアが20人くらい参加するボストンの小さい勉強会で話したら、そこにメイン州の学校の先生がきていて、ウチの学校でも話してと。そういったお話がいくつかあって、今回まとめて話してきたんです。

遠藤 それで、大歓迎されたと。

清水 最初はメイン州のバンゴーという人口3万人の都市だったんですが、3大ネットワークが全部取材に来たんですよ! プログラム書いているだけ、今日1日プログラム書きましょうというだけなのに、全部来たのは初めてだって校長先生がまず驚いていましたけれどね。そのニュースの動画がネットに上がっていて、僕が下手な英語でしゃべってて、どのくらい下手かというと、僕のしゃべっているところだけ字幕が付いている!(関連サイト)

遠藤 どういう演題だったんですか?

清水 “enchant.jsについて”です。

遠藤 「9分でプログラミングできる!」みたいに、煽らなかったんですね?

清水 ただ、いまから簡単なゲーム作るんでみんなで時間計ってくださいと言って、『前田ブロック』(関連サイト)というenchant.jsのビジュアルプログラミング言語で、バナナが落ちてきて熊が取るゲームを46秒くらいで作ったんです。そうしたら、大爆笑。なんで大爆笑かというと、Flashで同じようなゲームを作るという授業があって、それが3週間かかったそうです。

遠藤 それは時間かかりすぎでしょう。いまはFlashにも当たり判定とかあるし。

清水 いや、Action Scriptの基本からやってますからね。それが前田ブロックだとブロックを置くだけなんで、みんな爆笑して、ちゃんとワークショップではそれぞれオリジナリティあふれるゲーム作ってくれて。

遠藤 どんなのがあったんですか?

清水 やっぱり『ギャラガ』みたいなシューティングゲームが作りたいらしい。みんな工夫して、サインカーブを描きながら飛んでいくとか、いろいろ作り込んでいて、すごいクリエイティビティだなと思ったんですけれどね。

■11歳の女の子がアプリを開発、enchant.jsにも注目

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清水 次にロサンゼルスに移動して勉強会でしゃべったんですが、これも大歓迎。聞きに来る人いるのかと思っていたんですけれどね。どうやら英語下手らしいから。

遠藤 ロサンゼルスも学校でやったんですか?

清水 W3CがやっているHTML5のコミュニティでした。アドビとかRIMとかがスポンサーになっていて、スポンサーでもないのに2時間も枠をもらって、話すのとワークショップをやろうとしたんですが、最初はすっごいボロボロの会場で、電気が点かない。プロジェクターもない。

遠藤 アメリカらしいですね。iPad買ったはずが、ハコの中から大学ノートが出てきた、みたいな。

清水 そんな感じです。それで急遽別の会場となったんですが、でもそっちも何もなくて、仕方がないからその場で僕がイス並べて、プロジェクターも置いて。

遠藤 あなたが自分で作ったの?

清水 自分で、即席で会場作ったんですよ。それで、こんなの誰も来ないだろうと思っていたら、満席になりました。アメリカ人はシビアだから、僕の英語が下手で聞き取れないからってすくに帰っちゃう。けれども半分は帰っても、代わりに半分来て、席はずっと埋まっている感じでした。終わってからも、大学の先生がウチの大学で使いたいとか、ポジティブな話ばっかり。お前の英語はヘタだから、俺が直してやるとかも言われましたけれど。

遠藤 ともかく大評判だったと。

清水 ところが、ワークショップをやろうとしたらネットワークが繋がらなくて、これじゃできないんでその日は帰ろうとしたんです。

遠藤 怒っちゃったんですか?

清水 怒ったわけではないですけれど、収拾がつかないというか、グダグダになっちうから、今日は帰って寝ようと。けれども、ちょうど『TechZulu』(関連サイト)というメディアの女性記者が取材に来ていて、その場でインタビューされていたときに、若い女の子が熱い眼差しで見てくる。この子何なんだろうと思っていたら、enchant.jsをものすごく勉強したいと言ってきたんです。11歳、要は小学生で、驚いたことに「わたしのセッションを聞きに来てください」と言うわけ。ちょっと待て、あなたセッションやるのかと。それで、セッションが17時半からだというので一度ホテルに戻ったら、その子のお母さんから電話がかかってきて、無線LAN回線を確保したから15時からワークショップやってくれと。

遠藤 そのお母さんが無線LANを確保したんですか?

清水 よくわからないんですけれども、その会場のコーディネーターに言ってくれたらしくて、戻ったら大歓迎。W3Cの女性が、enchant.jsをぜひ知らしめてほしいと。ホント、なんていい人たちかと思いましたよ。それでワークショップをやったんですけれども、プロのプログラマーは実のところ、enchant.jsにあまり興味を持ってないんですよね。jQuery mobileがいいとか、Senchaがいいとか。あるいは、自分たちでミドルウェア作って儲けようと思っているから、あまり人のものに興味がない。

遠藤 むしろ敵情視察みたいな感じですよね。

清水 なので、あんまりウケがよくないかと思っていたんですが、若い子たち、子どもたちはものすごく真剣に聞いてくれるんです。3時間くらいやったんですけれども、大人は入れ替わり立ち替わりになるのが、子どもたちはすごく集中して聞いてくれる。

遠藤 その11歳の子とか?

清水 その子とか同世代の子が、すっごい真面目に。ウチで『code9leap』(関連サイト)っていう、Webブラウザー上でプログラミングが学べる環境を提供しているんですが、申し訳程度に英語にしてあるけれども、ほとんどが日本語。“サンプルプログラム”ってカタカナで書いてあるくらいで、アメリカ人にとってみればものすごく不愉快なものなはずなんですが、ほかの講義の合間にみたら、みんなcode9leapでプログラムを書いている。お父さんと、ここをどう書くかなんて相談していて、上下に動かしたいならこうすればとか教えると、すごく喜んでくれたんです。

遠藤 いい話じゃないですか。

清水 それで、17時半すぎからさっきの11歳の女の子のプレゼンを見に行ってみたら、彼女のプレゼンにはもう200人くらいが集まっていました。

遠藤 スーパースターなんだ!

清水 そりゃそうですよね。11歳で講演できるくらいだから。実際、彼女はAT&Tのアプリ開発コンテストで優勝して、賞金2万ドルを獲得したんだそうです。

遠藤 ハッカーズ大辞典とかを見ると、エリック・レイモンドみたいなプログラマーは、子どものころからそういうところに出入りしていたりしますからね。

清水 面白いのは、彼女は車を運転中にSMSを使うと怒るっていうアプリを作ったと。お母さんがSMSを使いながら運転して事故ったのがきっかけらしいんですけれど、お母さんの友人との間のやりとりをキャプチャできれば、SMSを送受信しているかどうかはわかる。それでGPSでいま移動しているかどうかを見て、あと加速度センサーで端末がタテになってるかどうか、かつ端末がタテ方向に揺れていれば、いま文字を入力しているのがわかる。というのを駆使して、運転しながらSMSを使っていると、吠えるんです、犬が。さらに、その吠える鳴き声を、都度課金で売っているんです。鶏にしたり、猫にしたりとか。

遠藤 LINEのスタンプみたい。

清水 そうなんです。『RodeDog』というアプリで、さらにすごいのは、賞金をもらったらインドの開発会社に作らせるって!

遠藤 自分じゃ書かないんだ。

清水 iOS版だけは自分で書いて、あとはインドの会社に作らせるって、すごいなぁと。もうグローバルすぎて、わけがわからない。一番感動したのは、将来的には、運転中にSMSを使うのはダサイというモラルを流行らせたいといって、前田ブロックで作ってくれたんです。車がやってきたら、熊の警察官が取り締まっていくというゲームをその場で作ってくれて。すごい! 若くして! と思って。

遠藤 かなりいい話ですね。しかも、HTML5で物理的なハードとのインターフェイスもできるとかいう要素が全部入ってる。最近僕が注目している『Google Now』みたいに、そのときの事象を先回りしてどんどん拾ってくれるとか、そういう要素も入っていますし。

清水 たいしたもんだなぁと思いましたよね。それで、翌日はカリフォルニア州立工科大学(カルポリ)に行ったんです。アメリカにありがちな山一個とか、すごくキャンパスが大きい。そこでも授業をやってくれと言われて、授業をして、自由参加で土曜日にワークショップやるから来てねと言ったら、クラスの全員以上が来たんですよ。知り合いを誘ったんだろうけれど、先生が驚いていた。アメリカの学生は、土曜日に勉強と言っても絶対にしないんだそうです。それはすごく貴重なことで、こっちは前田ブロックではなくて素のenchant.jsを使ってもらったんですが、これもみんなめちゃくちゃ楽しんでくれました。

■フリーミアムというより“流行りミアム”であることが重要

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遠藤 ここまで話してもらったあとで何ですが、そもそも『enchant.js』がどういうものかという説明を。

清水 HTML5はすごく便利ですが、意外とクロスプラットフォームではありません。パソコンだとマウス、タブレットだとタッチで操作しますけれども、HTML5では“mousedown”(マウスが押された)と“touchstart”(タッチされた)とか、イベントの名前が違うので、それぞれに合わせたブログラミングをする必要があります。enchant.jsは、そういった互換性を担保するツールキットです。

遠藤 画面サイズとかも全部合わせてくれますよね。

清水 もともとは2Dのゲームを作るものだったのですが、いまは3Dも物理演算も、アバターも、とにかく何でもできます。機能比較表を作ったら、他にいま比較できるものはないと思います。

遠藤 便利なコードがインクルードされていて、簡単にプログラミングできると。

清水 あと、プログラムがめちゃくちゃ短くて済みます。iOSで5万行だったプログラムが、enchant.jsに移植したら700行でできます。70分の1になっちゃう。それはJavaScriptのおかげでもありますが、JavaScriptはすごく強力なものですが、強力であるがゆえに使いにくいという課題があって、そのへんの差異を吸収して使いやすくしてくれるものです。

遠藤 それはenchant.jsの設計がいいということなんですか? 差異を吸収するためのインターフェイスとかの。

清水 正直な話、何がいいのか説明が難しいんですけれどもね。あえて言うなら、オブジェクト指向のBASICだと。

遠藤 そんなにオブジェクト指向なの?

清水 超オブジェクト指向です。しかも、これはオブジェクト指向ではないんじゃないかと見えるところが、またイケてる。素晴らしいのは、ウチの会社は10年やっていますけれども、初めて僕がまったく書いてないミドルウェアだってことです。それがすごく良かった。だから、遠慮なく褒められる。もうちょっと洗練できるんじゃないかという部分もなくはないけれども、十分なものです。カルポリでやったワークショップでも、その日の朝まではenchant.jsを見たこともない子たちが、こんなプログラムを作れるのかと感動しました。すごく取っつきやすいし、小学生でも学べます。

遠藤 「キミも15分でプログラマーになれる!」 とか。

清水 さすがに1時間はかかりますよ、最初は。実際、日本のある高校で、enchat.jsやcode9leapを授業で使ってもらったりしているんですが、code9leapを部活で使ってもらったら、45分くらいでマスターして、ゲームが作れるようになった。enchat.jsは、まだリリースして1年半しかたってない割には、すごい勢いで広がっています。

遠藤 御社のビジネスにはどう関係してくるんですか?

清水 ウチのビジネスにはあまり関係ありません。会社のリソースを全部突っ込んでるわけでもないですし。ただひとつ言えるのは、海外に出るのにはどのやり方がいいのかという部分で、僕らもアプリを海外で売っていますが、結局いくらがんばっても儲かるというほどには行かないんです。

遠藤 それはカルチャーの違いなんですか?

清水 そうでもないと思います。ZeptoPadにしても、売り上げの半分はアメリカで、儲かっていないわけではありません。でも、スケール感としては、それで会社が成り立つというほどではない。

遠藤 アプリという出方はあるけれども、もうひとつ面白くないと。

清水 アプリって、もはやレッドオーシャンなんですよね。

遠藤 ワンオブゼムになっちゃうしね。

清水 一方で、enchant.jsというか、オープンソースソフトウェアで、かつ教育用途というのは、他にはほとんどありません。

遠藤 『Scratch』とかはありますけれどもね。

清水 だから、この領域はブルーオーシャン。ないからこそ、みんなが喜んでくれる。ただ、ここでお金を取ろうとかは考えていません。取ろうと思えば取れるけれども、ビジネスとして小さくなってしまいます。もっと大きなビジネススケールで考えるべきで、中途半端な課金をするよりも、プレゼンスを得ることの方がはるかに価値があります。こういう会社が日本にあって、やる気があるというのを知ってもらうことが大事だと思っています。

遠藤 いっそ社名もenchant.jsにするとか。

清水 実は今月、ロサンゼルスにenchant.js Inc.を作ります。世界中の人に知ってもらうには、海外に出るためには、アプリより圧倒的にこっちのほうが通りがいい。教育のほうが重要で、enchant.jsが次の世代の母語になったらいいなと思っているんです。かつてBASICやパスカル、C言語が母語だったのと、同じポジションを狙えるかもしれない。そういうとらえ方をしています。それくらい大きな話に持っていかないと、僕等がやる意味はない。

遠藤 母語を目指すというのはポイントですね。

清水 初音ミクにしても、クリプトンフューチャーという会社は昔から知っていますが、元々はサンプラーで使う音源を売っていました。そういう、ごく一部の人が買うものを作っている会社だったのに、初音ミクでビジネスモデルががらっと変わった。初音ミク自体の売上げもすごいけれども、いまはボーカロイドを売るというよりもキャラクタービジネスになっています。でも、それを考えて初音ミクを作ったわけではないでしょう。うっすら思っていたかもしれないけれども。そういうふうに、マネタイズは流行ってから考えるべきです。

遠藤 フリーミアムというより“流行りミアム”ですね。フリーであることが重要なのではなくて、流行ることが重要だと。

清水 まさにそういうことで、僕等はプレゼンスをなにより重要視しています。実際、今回カルポリのインダストリアルアドバイザーになってほしいと言われて、これはすごいことです。グーグルとアップルとアドビとマイクロソフトしかなっていないそうなんです。それで、enchaht.jsを教材として、カルポリと一緒にやっていこうという大きな話も出ています。アメリカだと、3月に自由参加の勉強会もやりましたが、それも70人くらいがすぐに埋まっちゃって、来たのは6歳から60歳。

遠藤 今度は60歳が出てきた。

清水 幅広い年齢層の方が来てくださって、60歳のご婦人は保護者として来たのかと思ったら、純粋にプログラミングを楽しみに来た。

遠藤 アメリカはそういうのがあるんですよね。コンピューターの歴史が古いからというのもありますが。

清水 日本よりもはるかに楽しんでいます。すごいなぁと。日本では成立しないことができてしまう。

■『料理の鉄人』のプログラミング版!? プログラマーズバトル開催

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遠藤 今回、わたしが『デジタルコンテンツEXPO』のお手伝いをしていて、今年はHTML5というキーワードが必須だろうということで、“プログラマーバトル”という企画をやることになりました。まさに、enchant.jsからHTML5を体験しようというものですが。

清水 enchant.jsの生産性について、極限まで行けば9分でゲームを作ることができます。最近では、世界中で9分でゲームを作るというバトルをやっているんですが、非常に評判がいい。その場で観客からお題をもらって、それに沿って無理矢理作るんですが、その苦し紛れ感がみんな楽しい。

遠藤 “大喜利”ですね。

清水 “9分でがんばる大喜利”です。

遠藤 どういうお題ですかね?

清水 例えば“橋”と“カンフー”。ある人が橋、ある人がカンフーというお題を出してきたので、3Dで橋に見立てた棒があって、ドロイド君が2人立っていてお互いに戦うというゲームを作ったりとかですね。

遠藤 そういうのを今回もやろうと。できるプログラマー同士の対抗も見られるわけですよね。

清水 できる人たちがやっているのを見て、すごいなぁというのもアリだし、俺も参加するというのもアリです。

遠藤 『料理の鉄人』的な楽しみ方もありますね。それから、トークバトルもやります。

清水 登壇をお願いしているのは、iOSの開発者の一人である増井俊之さん、iPhoneアプリ講座『RainbowApps』を運営している藤永真至さん、Zynga Japanの松原健二社長、国際ゲーム開発者協会(IGDA)会長の小野憲史さん、日経BP社の菊池隆裕さんといった面々で、今回はHTML5のむしろ外側にいる人たちをお呼びしています。

■ゲームのプログラミングは、すべての学びの入り口になる

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清水 ゲームってやっぱり万能なんです。算数を勉強しましょうと言ったって子どもは来ないですけれども、ゲームを作ってみましょう! だったら、みんな来る。これはすごい違いです。実際にはやっていることは算数で、熊をジグザグに動かしましょうといったらそれは三角関数を使っている。だから、11歳の子どもでも結果として三角関数が使えちゃう。

遠藤 それもいい話ですね。

清水 それで、中学になって三角関数を勉強したときに、これか! と気付くんです。

遠藤 「この勉強は大人になって役に立つのか」と、世界中の学校で子どもたちが言っているのに答えられると。

清水 あなたがゲームで遊べるのは、三角関数のおかげだというのが伝えられるんです。ゲームプログラミングは、すべての勉強の入り口になります。

■関連サイト
デジタルコンテンツEXPO
enchant.js

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