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MSの3000万曲聴き放題音楽サービス『Xbox Music』は日本でやるの?

2012年10月16日 17時30分更新

 米マイクロソフトが先日発表した、基本無料の音楽配信サービス『Xbox Music』。肝心のレーベル等の詳細はまだ出ていないが、楽曲数は3000万曲で、“世界の大手レーベル”から楽曲が提供される。

 問題は、日本でサービスが開始されるかどうか。日本マイクロソフトの広報に確認したところ、「時期は未定だが、現在スタートのための準備中」との回答を得られた。Windows8発売と同時ではないものの、鼻息を荒くして待ちたい。

xboxmusic

 さて肝心の『Xbox Music』について。
 『Xbox Music』は、アップルの『iTunes』と同様、ストリーミング方式とダウンロード方式の2種類があり、購入も可能な音楽配信サービスだ。最近、英国や米国で主流となりつつある聴き放題サービス方式を取り入れたもの(ちなみにストリーミングは最初の6ヵ月間のみ無制限利用。その後は1ヵ月最大10時間の制限付きで利用可能になる)。Xbox360のほかにも、Windows8、Windows Phone 8で同じ環境を維持できるほか、来年にはiOS版やAndroid版の視聴アプリも登場する予定だ。

 さらに、自分がすでに持っている曲がXbox Music上に存在した場合、再度購入しなくとも曲を手に入れることができる『iTunes Match』(現在、日本未対応)と同機能のサービスも提供されるという。

 現在世界で提供されている、クラウド型音楽サービスの魅力を全部詰め込んだサービスとなる予定。

●Windows8での無料音楽ストリーミング
Windows 8 と Windows RT限定で曲を自由に再生できるモード。複数端末で同期も可能。10月26日に15の国と地域でスタート予定(日本を除く)。

●Xbox Music Pass(月額9.99ドル)
ダウンロード視聴プラン。PCやタブレット、スマホなどどの端末でもダウンロードできる。Xbox 360版は16日スタート。ウィンドウズ8発売の10月26日に、22の国と地域で開始する。

●Xbox Music Store
MP3のマーケットプレースで楽曲を個別にダウンロード提供。26日に、22の国と地域で開始。

●Smart DJ
お気に入りのアーティスト情報から選曲し、プレイリストを作成するDJモード。

●クラウドストレージ機能
2012年内に開始。自分がすでに手に入れている楽曲を検出し、クラウド上で自動再生できるようにしてくれる。iTunesでダウンロード購入したものも、Xbox Music上で利用できる。

●ソーシャルミュージック機能
2013年にソーシャル上の友人と音楽を共有できる機能が搭載される。

 なお、日本マイクロソフトは来週Xbox LIVEのアップデートを予定しているが、Xboxの画面に新たに“ミュージック”の項目ができるといったことはないとのこと。

 以下、リリースより。

【Xbox 360 本体のシステムアップデート機能一覧】

●Xbox UIデザインの変更: タイルの数や配置の変更。統合された「映画とテレビ」メニューなど。

●Internet Explorer for Xbox: ご自宅の大画面テレビでインターネット コンテンツを簡単に検索、閲覧が可能。HTML5 ビデオにも対応。(Xbox LIVE ゴールド メンバーシップ対象)

●おすすめ/星付け: 「おすすめ」は過去の閲覧結果や、他のユーザーが購入したコンテンツ、人気のコンテンツなどの情報を元に、各ユーザーにおすすめのコンテンツを表示します。「星付け」は旧“おすすめ度”で、各コンテンツに1つ星~5つ星をつけられる機能です。

●ピン留め: お好みの映画、テレビ番組、ゲーム、ビデオ、Web サイトなどを“ホーム”画面にまとめて保存する機能。各コンテンツの画面で“ホームにピン留め”を選択するだけで、ホームの“マイ ピン”に保存し、お気に入りコンテンツをまとめて表示する事が可能。

●Xbox Video: 数千種類の映画、テレビ番組をレンタルまたは購入方式 (セル方式) で、フルハイビジョン画質で瞬時に再生可能。

●Bing検索: Bing の検索エンジンにより、ゲームや映画などのエンターテイメント コンテンツを様々なカテゴリーで検索が可能。文字入力と Kinect による音声検索 (アップデート時はベータ版)も対応。本アップデートで新たに Bing 検索が追加されたのは計 12 か国。(フランス、ドイツ、日本、オーストラリア、ブラジル、メキシコ、イタリア、スペイン、オーストリア、ニュージーランド、スイス、アイルランド)

●新しくなった日本語入力機能: 携帯電話やスマートフォンのような文字入力が可能になりました。先読み変換候補も表示され、入力の手間を減らします。[システム設定] 画面の [本体の設定]、[言語/国や地域]、[言語] メニューから、[日本語 (スマート フォン式入力)] を選んで、お使いください。日本語ならではの特別な機能です。

 “Xbox SmartGlass”の情報については、Windows 8 発売日 (10/26) 以降ご案内の予定です。Xbox SmartGlass を様々な PC、スマートフォン、タブレット搭載すれば、Xbox 360 本体メニューの操作、アプリのナビゲーション、Internet Explorer のスクロール、ピンチ、ズームなど、Xbox 360 との連動を可能にします。

 Xbox 360 本体のシステム アップデートは本日から提供開始で、数週間のうちに全 Xbox LIVE ユーザー向けに提供されます。是非ご期待下さい。

■関連サイト
Introducing Xbox Music
Introducing Xbox Music: The Ultimate All-in-One Music Service Featuring Free Streaming on Windows 8 and Windows RT Tablets and PCs
2012 年秋のXbox LIVE アップデートのご案内

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