Mozillaは、10月9日の深夜(日本時間)にFirefox16の最新版を公開した。今回の更新で注目なのは、Andoroid版のFirefoxにテキストの多いページの本文を読みやすくする『リーダーモード』が追加された点だ。
リーダーモードは、FirefoxのURL入力バーの隣にある本のアイコンをクリックすることで利用可能。広告が非表示になり、よりページの本文が読みやすくなる。
↑読みたい記事を表示して、URL入力バーの本のアイコンをクリック。 |
↑広告だけでなく画像やメニューアイコンも消え、記事の本文だけが表示される。ニュースやブログの本文が読みやすくなる。 |
また、リーダーモード時に画面下部にタッチすると、文字種変換ボタンやお気に入りなどにアクセスするボタンが表示される。
↑文字種変換ボタンでは、地の色を白から黒に変えたり、フォントサイズや余白のサイズ変更が行なえる。 |
本のマークをクリックすると、お気に入りの『リーディングリスト』と呼ばれるフォルダーにリーダーモードで表示したページが保存される。
一度リーディングリストに登録したページを開くと、本のマークがゴミ箱のマークに変更。リーディングリストから削除したい場合は、ゴミ箱のマークをクリックするだけでリストから削除できる。
↑リーディングリストから該当ページを呼び出すと、リーダーモードの表示で開くことができる。 |
一番右にある紙飛行機のようなアイコンをクリックすると、『Firefox Sync』を通じてPCやタブレットなどに、表示しているタブを送信し共有することができる。
↑PC上でFirefoxの“デバイス連携”を選択し、スマホに表示されたコードを入力することでタブを共有できる。 |
↑PC版のFirefoxでは、リーダーモードではなく通常の表示でページが開く。 |
このほか、悪意あるページが開かないようになるといったセキュリティー面も強化され、今後さらに便利で安全になりそうだ。
●関連サイト
Mozilla Japanブログ
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