世界の工場が集まる中国の深セン。携帯パーツを扱う問屋が多数ひしめきあっていますが、スマートフォンのアクセサリーもここに来ればありとあらゆるものを入手することができます。
毎度おなじみ、深センの電脳街 |
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てなことで深センの電脳街にやって来ましたが、いま最もホットなアクセサリーと言えばiPhone 5関連の製品ですね。先週発売になったばかりのiPhone 5、まだまだケースの数などが出揃っていないようですが、はたしてここではどんな状況になっているのでしょう?
ケース問屋ビルに入ってみる |
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この電脳街にはケースを扱う問屋ビルがいくつかあって、スマートフォンのカバーやケースが山のように販売されています。もちろん個人での購入もオーケー。日本のみならず世界中からバイヤーがやって来ます。
あちこちに見える“iPhone 5の張り紙! |
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ビルに入ってみると、すぐ目に付くのが“iPhone 5”の文字。なんともうiPhone 5のカバーやケースが売られているようです。てか実機が発売開始になってまだ数日だというのに、もう大量生産されているんですね。恐るべし中国!
バルクでケースを売っているお店に近寄ってみると… |
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バンパーもよりどりみどり |
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ここで売られているカバーやケース類はバルクのものが多く、壁にずらりと製品を並べているお店もあります。そんなお店に立ち寄ってみると、多い店では全体の半分がiPhone 5のものばかり。iPhone 4ではおなじみのバンパータイプも、iPhone 5用としてすでに多数多色が揃っています。
わずか数日でこんなにバリエーションがあるの? |
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こんな組み合わせ型のバンパー系カバーも |
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まぁビルのなかを回ってみましたが、iPhone 5のカバーはうじゃうじゃとあるわあるわ。その種類は100どころではありません。よく見るとiPhone 4用として売られていたものをそのままiPhone 5サイズにしたものも多いみたいですが、実機なしでここまで作っちゃって、ちゃんとサイズは合うんでしょうか?
工場直結のお店には続々と製品が届く |
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店長らしき人がなにやらやり始めた |
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また工場直結のお店も多く、商品を見ているとサンプル品などが次々と届く、なんてこともよくあります。念のためiPhone 5の実機を持っていって、売られているカバーがちゃんとはまるかどうか試したりしてみたのですが、とあるお店では店長さんが「ちょっと貸してね」とこちらのiPhone 5に自社製品をはめてサイズを確認したり写真を撮ったり。
どうやら実機にはめてみるのが実はこれが初めてだったようで、きちんと使える製品だったということで胸を撫で下ろしていました。しかしサイズが合わなかったら、作った製品はどうするつもりだったんでしょうね……。
お土産にもらいました! |
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そろそろご飯も食べたいしiPhone 5を返してくれないかなー、と思っていたら、店長さんが「ありがと、お礼にこれあげる」とカバーをひとつくれました。「日本人はこの手の好きなんだろ」と。このお店にも日本人バイヤーがよく来るみたいです。
なんかどっかで見たことあるデザインのものも |
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さてカバーやケースのデザインのなかには、どこかで見たことあるようなものもちらほらと。お店の人いわく「これ人気だからねぇ」。
うーん、まぁサードパーティーだしそんなに似ていないからいいってことなんでしょうかねぇ。
意外と多いのがバンパー系(写真ブレました) |
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ところで結構見かけるのがケースよりも外側に枠としてはめるバンパー系のモノ。iPhone 4用の純正品っぽいデザインのものだけではなく、よりカラフルな色のものや透明系、またリボンが付いているカワイイ系など、とあるお店にはなんと100種類以上もラインアップ。iPhone 5はバンパーが人気になると見越してこんなに作っちゃったんでしょうか?
これだけ売っていれば安心ね |
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中国では正規には存在しないiPhone 5のモックが、本物の発売前から出回っていて、それを型にこれらのカバー類を製造している工場が多数あるようです。
それにしても本体発売から数日でここまで品物が揃っちゃうなんて、やっぱりそれだけiPhone 5が世界中から注目される製品ってことなんでしょうね。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局
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