ソニーが84型4K BRAVIAを発表！カンファレンスレポート：IFA2012

2012年08月30日 12時22分更新

　ソニーはIFA2012プレスカンファレンスで84型4Kテレビを発表した。フルHDからのアップスケーリングは4Kブラビアエンジンで行なう仕組み。ホリデーシーズンには発売される予定で米国、日本でも発売を予定している。価格は現在は欧州のみ決定しており、25000ユーロ（約250万円）。

　パネル方式は非公表だが視野角の広さと実機の様子からIPS方式と見られ、国内メーカーではないとの情報とサイズ仕様から、LG製パネルと思われる。4Kソースの入力はHDMI1.4によってHDMIケーブル1本で行なえる（最大30p)。3Dにも対応。スピーカーは10個（合計50W）搭載している。



↑インドではソニーは薄型テレビ、スマートフォン、PCなどでトップシェアとのこと。



↑実物はいままで見てきた4Kテレビのなかでも屈指の高画質ぶり。デモは4Kソースを入力して行なっていた。



↑会場には複数台展示されており、技術デモではなく商品化間近であることを伺わせる。

　IFA開催に先駆けて開放されたブースでは、ソニーのこの秋冬の新製品がずらりと並ぶ。目玉商品をピックアップすると、ヘッドマウントディスプレーのHMZ-T2も初披露された。

　大ヒットモデルとなったHMZ-T1の後継モデルで、搭載する有機ELパネルは1280×720ドットのHD画質で変更なし。ただし、光学系を再設計し、画質チューニングを施すことで解像度が向上したかのようなクオリティー向上が見られ、HDパネルのドット感も旧機種より抑えられた。

　ヘッドホン部交換を前提とした作りになったことで音質にも配慮する。420グラムから330グラムへと軽量化も施され、装着感もより快適になったブラッシュアップ機という位置づけだ。



↑HMZ-T2は耳周りがスッキリとした。ヘッドホンは標準はインナー型が付属するが、デモでも交換した状態で展示。

　そのほかの発表製品では、同社のミラーレス一眼カメラNEXの新モデルとして、撮影した写真をWiFiで共有する機能を搭載したEマウントカメラの新機種NEX-5Rも展示されていた。



↑NEX-5N後継モデルでWiFi内蔵によりスマホと連携するソニーのNEX-5R。



↑同時発表されたソニーの“アクションカメラ”。防水ケースも同時発売され水中メガネの横に付けて撮影が可能だ。

　ほかにもソニータブレットの後継となるXperia Tablet Sも登場し、ホームネットワークとの連動も多数紹介。ほかにも日本でも発表されたヘッドホン、モバイルスピーカーと、サウンド関連製品も多数登場。日本メーカーここにありと言わんばかりのフルラインナップだった。



↑日本でも未発表のXperia Tablet S。Sony Tablet Sと同じ9.4型液晶でTegra3を搭載。質感はリニューアルされメタリックになっている。



↑一挙に3機種発表となったXperiaスマートフォンも注目の的。まさに、ソニー製品のあらゆるジャンルが登場する一大イベントだった。