中国製の無名メーカーによるタブレット、いわゆる中華パッドは様々な製品が乱立。中国でもじわじわ売れているようですが、最近は日本でも多数の製品が輸入販売されているようです。
香港の電脳の老舗“黄金電脳” |
中華パッド屋が乱立気味です |
最近はアジア各国でも同じような状況になっているようで、怪しいタブレットを売るお店が増えています。
香港でも街なかのちゃんとしたお店では見かけないものの、古くからのコンピューターセンターとして有名なシャムシュイポ・黄金電脳ビルのなかに入ると中華パッド屋が増殖中。
韓国製なの? ヒュンダイのタブレット |
中華パッドも安いものは5000円くらいで買えるのですが、値段や機能じゃなく製品の品質そのもので勝負する製品も出てきています。そんな製品のひとつがこちら、ヒュンダイの『A7 HD』です。ブック型のケースがかなりしゃれおつな感じ。一流メーカー品っぽい雰囲気ですねぇ。
本当にこれが中華パッド? と思える質感 |
さっそく本体を取り出し電源をON。OSはICSで、CPUは1GHz相当だそうな。それなりに動きます。
しかしなによりもうれしいのはこの質感。8.9ミリというスリムサイズ。液晶周りのフレーム部分はプラスチックですが高級感があります。
手に持ちやすいフォルムも素敵 |
背面はメタリック感のあるつや消し仕上げ。側面がカーブしているので手に持ちやすいです。メーカー名をよく見ると“韓国現代IT”とありますが、これは中国の会社。
現代=ヒュンダイと言えば車や重工業で有名ですが、そのブランド名のライセンスを受けて使っているわけですね。もちろんそんな有名メーカーの名前を使う製品だけに、作りはしっかりしているわけです。
日本語の心配なし |
すでに先ほどの本体画面の写真に日本語が表示されていますが、日本語ロケールは標準搭載。なのでなにも気にせずすぐに日本語で利用できます。
Google Playも標準なのでアプリも自在 |
中華パッドで心配なのはマーケットの対応ですが、最近の製品は問題ないようですね。このA7 HDもGoogle Playが標準で入っているのでアプリのインストールも問題ありません。
豊富な拡張性 |
マウスもつながります |
A7 HDは拡張性が高いのもまた便利なところ。ミニHDMI端子、ミニUSB端子、マイクロSDカードスロット、2.5ミリヘッドホンジャックを搭載。USBとヘッドホンが最近の主流ではないのはちょっと残念ですけどね。
ACアダプターは専用端子ですが、ミニUSB端子からの充電も可能。そしてOTGケーブルも付属しているので、マウスやキーボード、メモリーカードリーダーなどの接続ができるようです。
7インチだけどあまり大きくないのもイイ! |
本体サイズは118(W)×174(D)×8.9(H)ミリ、重量は約270グラム。GALAXY Noteよりちょっと大きいかなってサイズで、他社の7インチタブレットより一回り小さいですね。これなら持ち運びも楽そうです。
Kindle代わりに使えそう |
デザインと質感もよく、そこそこ使えるタブレットってことで最近は日本でも輸入販売しているところがあるようです。香港では意外なことに女性に人気があるようで、ウェブ閲覧や電子書籍の利用程度だったらこのくらいの製品でも十分なんでしょうね。
なによりも安っぽさがないので、持っている喜びもあります。中国からは今後この手の“スタイリッシュ中華パッド”が続々と出てくるかもしれません。カラバリや3G搭載モデルなど、バリエーション展開にも期待したいところです。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局
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