ドコモの夏モデルがどんどん発売されている中、注目されるのは『GALAXY SIII』とか『AQUOS Phone ZETA』のようなフラッグシップ機ばかり。それだけじゃないよ! と憤慨した私は、つい数日前から気になっていた『Optimus it』を衝動買いしてきましたので、簡単にレビューをお送りします。
Optimus it |
『iPhone 4S』に近いスクエアなボディー。最近の端末の中では小ぶりです |
Optimus itは、解像度が夏モデルとしては物足りない4インチWVGA(480×800ドット)ですが、CPUはドコモ版『GALAXY SIII』と同じデュアルコアのMSM8960(1.5GHz)を採用。メモリー1GB、おサイフも含めて全部入りのXi対応モデル。そして、防水端末でありながらキャップレスという、LGが日本向けに本気で投入してきたモデルです。
キャップはないけどきちんと防水 |
防水端末にしては剥がしやすい裏蓋。 |
そして、今回写真は撮れませんでしたが予備のバッテリーとバッテリーチャージャーもついてきます。Xi端末と言えば、バッテリーの減りが気になる人も多かったと思いますが、予備がついてくるのはうれしい。バッテリーが単体充電できるチャージャーが付属することで、運用もやりやすくなりますね。なお、バッテリー容量は1650mAhとちょっと小さめですが、予備があるならいいかなと思います。
・大きさについて
夏モデルのなかでは小ぶりなほうで、実際持ちやすく感じます。『GALAXY SIII』のような4.8インチクラスになると、片手操作がキツいという人もいらっしゃると思いますが、これなら手の小さい人でも扱いやすいのではないでしょうか。
自前の『GALAXY SIII』と大きさ比較 |
Optimus it(右)は、4.8インチのGALAXY(左)と比べるとやはり小さめ。横が狭いので持ちやすいです |
なにげにドコモ版『GALAXY SIII』も買いましたが、どっちをメインにしようかちょっと迷っています。スペックのGALAXYか、持ちやすいOptimusか、という感じ。といっても、スペックが劣るわけではありません。
・使用感について
いじり始めたばかりですが、動作感については『GALAXY SIII』に勝るとも劣らないレベルだと感じています。タッチパネルの反応にやや遅れが見られる感じがしますが、アプリ起動など基本的な操作についてはもたつきを感じません。カメラの起動、撮影間隔も早く、サクサク写真が撮れるのはいいですね。
『Quick System Info PRO』でのメモリー表示 |
内部ROMは約5.5GB、RAMの空きは300MB強という感じ。よっぽどアプリを入れたりしなければ問題にはならないでしょう。
・まとめ
フラッグシップ機ばかりが注目されがちなドコモの夏モデルですが、Optimus itはメイン機としてもサブ機としても十分に使える魅力を持った端末ではないかと感じます。軽快な動作に、いたれりつくせりの付属品。この夏スマホを買うなら『Optimus it』もぜひ選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
OS | Android 4.0 |
通信 | LTE/3G |
ディスプレー | 4インチ(480×800ドット) |
CPU | MSM8960(1.5GHz、デュアルコア) |
メモリー(RAM) | 1GB |
カメラ | 約820万画素(インカメラ約32万画素) |
バッテリー容量 | 1650mAh |
サイズ/重量 | 約62(W)×12.6(D)×124(H)mm/約132g |
おサイフ | ○ |
ワンセグ | ○ |
赤外線通信 | ○ |
防水/防じん | ○/× |
テザリング | ○(8台) |
Optimus it L-05D
メーカー:LG
キャリア:ドコモ
発売中
実売価格:1万円台半ば
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価格:680円
発売日:5月31日
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発売日:5月31日
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