汗だくで乗車中は背中のポケットにスマホを直に突っ込むため、スマホには防水機能が必須な自転車乗りである私。
初期型の防水スマホ『REGZA PHONE T-01C』を1年半ほど使い続けてきましたが、私のT-01Cは無線LANの捕捉が苦手なドジッ娘らしく、重い作業をお願いすると知恵熱のためかしばらく呆然とする(無反応)、我に返ると発作的に再起動するなど、愛嬌のある仕草を連発。「日本の萌えはここまで来たのか」と感慨深かった覚えがあります。
しかし今回、ようやくできるお姉さんタイプことSH-09Dに買い換えました! HD解像度液晶でLTEや日本向け機能全部入り、さらに非接触充電の“Qi”対応という満艦飾仕様。デュアルチャネルメモリーなのも自作PCユーザーの琴線に触れます。カラバリなしの白1色という割り切りもステキ!
開封して真っ先に思ったのですが、Qiの非接触充電パッドの予想外の大きさにビックリ。本体を購入前に、充電器を置く場所を確保しておきましょう。
私がSH-09Dを選んだ理由のひとつである、防水イヤホンジャックはやはり便利。防水パッキンを開けることなくイヤホン視聴と充電ができるのはうれしいですね!
こちらは気にする方も多いかと思いますが、物理キーは電源およびボリュームボタンしかありませんので、物理キー操作に慣れた方は違和感があるかもしれません。特にシャッターボタンがないのは自分的には残念。とはいえ、ロック画面から直接カメラを呼び出せるのでプラマイゼロというところでしょうか。
取り急ぎ、T-01C(QSD8250、1GHz)との性能差チェックのためベンチを実行してみました。T-01Cは使い込んだ環境で、SH-09Dはほぼまっさらと厳密には同条件ではありませんが、そこはご容赦を。
AnTuTu 安兎兎ベンチマーク
SH-09Dのベンチ結果 |
T-01Cのベンチ結果 |
総合スコアーは3倍ほど。CPUのほか、RAMの高速さが目立ちます。デュアルチャネルメモリー効果も大きいのでしょうか?
Quadrant Standard
SH-09Dのベンチ結果 |
T-01Cのベンチ結果 |
約5.8倍という大差がつきました。なんというか、デュアルコアすげえ(素直な感想)。
さて、実際に使ってみた感想はと申しますと、薄型で持ちやすいのはイイですね! ただ、狭額縁液晶とはいえ幅がそれなりにあるので、手の小さいユーザーでは片手操作が厳しい面もあります。ブラウザーはフリックでメニューを呼び出せるなど、片手操作を想定した機能が搭載されていますが、ホーム画面の通知領域は片手でプルダウンしにくいかも。
30分ほどチマチマと操作していると、本体下部がほんのり熱くなってくるのは少し気がかり。猛烈に熱い! とまではいかないのですが夏場が心配です。
カスタマイズどころか初期設定もまだまだなのでこれからいじり倒しますが、ほぼ同時発売の『GALAXY SIII』との差が気になります。なる早でジャイアン鈴木さんが買ったSIIIを強奪して比較ベンチを行ないますので、お楽しみに!
OS | Android 4.0 |
通信 | LTE/3G(下り14Mbps/上り5.7Mbps) |
ディスプレー | 4.7インチ(720×1280ドット) |
CPU | MSM8960(1.5GHz、デュアルコア) |
メモリー(RAM) | 1GB |
カメラ | 約1230万画素(インカメラ約32万画素) |
バッテリー容量 | 1900mAh |
サイズ/重量 | 約67(W)×11.3(D)×130(H)mm/約140g |
おサイフ | ○ |
ワンセグ | ○ |
赤外線通信 | ○ |
防水/防じん | ○/○ |
テザリング | ○(5台) |
AQUOS PHONE ZETA SH-09D
メーカー:シャープ
キャリア:ドコモ
発売日:6月29日
実売価格:1万5000円前後
『週刊アスキー 2012年7月11日増刊 2012夏スマホ完全ガイド』
価格:680円
発売日:5月31日
『mobileASCII Vol.10』
価格:780円
発売日:5月31日
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