夏モデル中、最注目と言っても過言ではない『Xperia SX SO-05D』は、週アス編集部内のランキングでも1位を獲得しました。
GALAXY Noteとの2台持ち予定で、片手操作できるXiテザリング可能機種を待ち望んでいた私・やまぐちにとっても、まさにど真ん中の機種。まぁ本音を言うと防水でない点だけは残念なんですが、そのほかの魅力が上回ったので目をつぶります。(ジップロックに入れればいいよ、うん。)
さて、Xperia SX買いのポイントをおさらいしてみます。
- 待望のLTE対応
- おサイフ、ワンセグ、赤外線対応
- 横幅約54ミリの小型ボディー
- LTE端末で最軽量の約95グラム
- 小型ながら解像度は540×960ドット
- デザインがイイ!
……あら、スペックばっかりですね。本当に触ってみたらどうなのかしら? 本気で買うつもりの私が、自分の気になる機能ばかり“俺得”目線でチェックしてみました。
女子の手でも通知領域に指が届く! |
↑片手で画面上端まで指が届いて、通知領域を下げられるんですよねー。 |
どの色を買うか悩ましい…… |
↑サイドラインの色も本体色によって違うんですよね。オレンジは部分ごとの色の違いが目立ちます。 |
【カメラ機能面でXperiaが欲しい】
個人的にXperiaシリーズを選びたい理由のひとつとして、カメラ機能があります。今や搭載機種は増えましたが、Xperiaシリーズは早期から裏面照射型CMOSを採用。高感度撮影時のノイズが少なく、夜桜や夜景などの暗所撮影で威力を発揮します。
続いて、ソニー製デジカメでおなじみの“スイングパノラマ”機能。端末を動かしながらパノラマ写真を撮る機能で、海や山のような開けた場所、逆にビルの建ち並ぶ交差点などで撮ると、目で見たままに近い広い視野の写真が撮れておもしろいのです。もちろんXperia SXにも搭載されています。
スイングパノラマ搭載 |
↑広い景色を写したいときに使うとすごく楽しい。動かす方向もちゃんと選べました。 |
また、今回新搭載のオリジナルアプリ“ギャラリー”も、写真好きにはたまりません。デジカメのように月ごとに表示でき、さらにピンチイン・ピンチアウトで自由に拡大縮小が可能なんです。
サムネールの表示サイズを変更 |
↑リアルタイムにサイズが変わりながら並び変わるのがおもしろいです。 |
写真を見る楽しさが倍増 |
↑月ごと表示と、自由な拡大縮小のおかげで写真が探しやすい。見るだけでも楽しい。 |
アンドロイド標準のギャラリーは全画像がひとつのフォルダーに並ぶので、撮影枚数が多いと目的の画像を探すのが大変。サムネールでは細部がわからず、ひとつずつ選択して内容を確認しないといけません。それに比べ、写真を眺める楽しさが圧倒的に違います。
そして、私が最も気に入っている(この機能があるから買うと言っても過言ではない)機能が、真ん中のタブにある“マップ”表示機能。位置情報付き写真を地図上に配置してくれるものです。
私、“写真を地図上に配置”の機能が大ッ好きで、GPS搭載カメラにはいち早く飛びついたクチ。さっそく以前行った旅行写真を取り込んでみて大感激でした。
地図上に写真が配置 |
↑1枚をタップすれば、下部をスクロールして眺められます。地図を縮小すると、他に何枚隠れているかも表示。 |
ソニー製のGPS搭載デジカメで位置情報を書き込んだ画像のほか、GPSロガーで記録した位置情報を書き込んだ画像でも表示可能でした。ピカサから共有表示している画像は、位置情報が付加されていてもマップ表示の対象にはならないようです。
1枚表示にすれば地名も |
↑個々の画像を選択すると地名も表示可能です。日本語表示になる場合もあれば、国によっては現地語になる場合もあるみたい。 |
もちろん、Xperia SXで位置情報を付加して撮影した写真も対象です。私の目的はほぼ旅行写真ですが、ゴハン写真を撮ってSNSに投稿するのが日課の人にもピッタリの機能じゃないでしょうか。
【UIのデザインが洗練されてるからXperiaが欲しい】
夏モデルはほぼすべてアンドロイド4.0。新機種を見比べたところ、思いっきり違うUIを採用したシャープ製を除くと、基本的なUIは似通っています。まだ4.0になって日が浅いからか素の4.0に近く、つまりはGALAXY NEXUSみたい。そんな中、Xperiaはシャープほど大胆ではありませんが、UI全体がXperiaの世界観になっていました。
デジモノ好きからはあまり賛同が得られないのですが、私、待ち受け画面のカスタマイズが大好き。ホームアプリで気分に合わせてガラッとホーム画面やアイコンデザインを変えています。これまでに試したホームアプリでいじれたのは、ホーム画面とドロワー(アプリ一覧)のみで、設定画面のデザインは変更できませんでした。が、Xperiaの場合はカラーテーマの変更により、設定画面の色が変更可能なんです。地味にうれしい。
ホーム画面を長押しすると |
↑壁紙とテーマ変更のメニューが表示。標準の4.0だと画面全体にサブメニューが表示されるのでずいぶん違います。 |
設定画面の色が変更できる |
↑テーマ変更では、壁紙だけでなくカラーテーマ全体が変更。設定画面といえばたいてい真っ黒だったので、ちょこっとうれしい。 |
ほかにも、独自カスタマイズの施された個所は多いです。日本メーカーと海外メーカーのちょうど真ん中ってカンジですね。
Xperia独自のカスタマイズ |
↑アプリ一覧画面は、右上にあるアイコンのタップで並べ替え可能。左側のアイコンを押すと、アイコンがぶるぶる震えて削除できます。アドレス帳もカスタマイズされていて一覧表示件数が多いほか、画面を最低限しか隠さずにサブメニューを表示してくれるのが◎。 |
……といった具合で、異様に細かい“俺得”項目チェックにより、私の購入意欲はますます増したのでした。
余談ですが、3.7インチで540×960ドットの細かさはナメられないレベルです。ブラウザーは拡大すればいいし、ツイッターやメール画面も文字サイズをいじればいいでしょう。ですが、ときどき“やたらと小さい”文字があるんですね……。デザイン性の高いインターフェースゆえでしょうか。
うっ文字が小さいっ |
↑思わず顏からスマホを遠ざけてしまったのはこの画面。全体の文字サイズ変更ができるかどうかは確認し忘れました。 |
編集部内では若手の部類の私(近視でコンタクト使用)ですが、SXをいじる中で何度か「小さっ」と感じてスマホを顔から離しました。若い人でも小さな文字が苦手な方や、老眼の心配がある方は、購入前に店頭で触ってみたほうがいいかも……?
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