今回の夏モデル中で最も注目を集めたのは人気シリーズの『GALAXY SIII』と『Xperia GX』、『Xperia SX』でしたが、この3機種は防水に非対応。それを補っても余りある魅力的な機種ではありますが、“防水が必須条件”というユーザーもいるでしょう。
夏モデルではおサイフと防水対応がほとんどになり、選択肢が一気に増えました。「軽さは正義!」ということで、防水端末中で最も軽い機種を探してみました。3.4インチの『AQUOS PHONE st』や3.7インチの『ARROWS me』は軽量ですが、小型端末でCPUがシングルコアだったり、画面解像度がHDではないという条件が付いてしまいます。
画面サイズ、重量、スペックのすべてに妥協しない全部入り防水端末という条件で絞ってみると、『MEDIAS X』が当てはまります。売れ行き好調の『MEDIAS ES』の後継にあたり、薄型デザインを採用。ドコモの夏モデル中で最もスリムな最薄部約7.8ミリを実現しています。従来のスリムさはそのままに1800mAhバッテリーを搭載し、LTE対応でも心強いです。
上面 |
下面 |
左側面 |
右側面 |
デザインは、従来の鋭角的なものから丸みを帯びたデザインに変わり、柔らかい印象に。側面が丸いためホールド感もよく、本体が薄すぎて不安定といったこともありませんでした。
MEDIAS ESと比較 |
↑わずかに厚くなっている。NOTTVやLTEに対応しながら厚さの増加は最低限。 |
カラバリは、MEDIASお得意のピンク、ホワイト、ブラウンをラインアップ。清楚なピンクは、傾けるとわずかに色が変わって見えるオーロラのような加工が施され、夏っぽさも感じました。ブラックにも見える濃いブラウンは、サイドもブラウンがかったメタリックがカッコイイです。
また、細かい点ながら非常にうれしいのが、物理ホームボタンの採用。初代MEDIAS以降はタッチセンサーキーでしたが、ユーザーからの要望に応えて搭載したそう。Android4.0は基本的に画面内のソフトキーで操作する設計になっているため、タッチセンサーキー化するシリーズも増えています。そんな中での採用は本当にうれしいですね。
ホームボタン搭載がうれしい! |
↑スマホを机に置いた状態でボタンを押して画面点灯できる。 |
液晶面は傷に強い“ゴリラガラス”の進化版“ゴリラガラス2”。液晶保護シートを貼らずに日常使用しても、ちょっとやそっとのことでは傷つかないので安心です。
※週アス編集部で“ゴリラガラス”採用端末を使って行なった実験結果によると、自宅のカギがガチャガチャ当たっても液晶面には傷ひとつ付きませんでした。
そのほかにも、実用的な機能が進化しました。約30分で50%まで充電できる急速充電機能は、日々の生活をちょっと変えてくれるかもしれません。
インカメラも搭載 |
↑これまでインカメラがないのは少し不満だったので、これまたうれしい。 |
『伝言メモ』アプリ搭載 |
↑スマホではまだ搭載機種が限られている機能。留守番電話サービスに入らなくても端末内にメモを録音できる。 |
『MEDIAS WP』を使っていた身としてはホームボタンが復活したのがとても喜ばしい&うらやましく、「もっと早くに搭載して欲しかった」と恨み言を言いたいと同時に歓迎したいと思います!
OS | Android 4.0 |
通信 | LTE/3G(下り14Mbps/上り5.7Mbps) |
ディスプレー | 4.3インチ(720×1280ドット) |
CPU | MSM8960(1.5GHz、デュアルコア) |
メモリー(RAM) | 1GB |
カメラ | 約810万画素(インカメラ約130万画素) |
バッテリー容量 | 1800mAh |
サイズ/重量 | 約67(W)×7.8(D)×130(H)mm/約123g(暫定値) |
おサイフケータイ | ○ |
ワンセグ | ○ |
赤外線通信 | ○ |
防水/防じん | ○/× |
テザリング | ○ |
MEDIAS X N-07D
メーカー:NECカシオ
キャリア:ドコモ
発売日:6~7月発売予定
予想実売価格:1万円台半ば
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります