モンスターGPU『GeForce GTX690』の発表も大事ですが、PCゲームに目がないジサトラアキラの真の目的は、プロのゲームを間近で見ること!『Starcraft 2(SC2)』や、最近毎日140万人が遊んでいる人気爆発中の、基本プレー無料のRTS『League of Ledgends(LoL)』のプロプレイヤーたちが48名も登場するので興奮しっぱなしでした。
ちなみにこのイベントは有料ですが、NVIDIAの発表によると、2日間の来場者数は、約1万3000人とのこと。会場は観光地であるテレビ塔の東方明珠電視塔近くで、上海正大広場(Shanghai Super Brand Mall)というショッピングモールのなかにあるイベントスペースで行なわれました。
総額4万ドル(約320万円)の賞金がかかっているだけに熱戦が繰り広げられました。とくに地元中国勢がよいプレーをすると会場が割れんばかりの歓声が。その結果もあってか、SC2のMacSed選手、そしてLoLのチームWE.GIGABYTEと中国人が韓国台湾勢を抑えて優勝。
韓国のMoon選手(左)の奇襲に動じることなく、3戦とも同じ戦法で対処していたMacSed選手(右)。
1戦目をとった台湾チームのTaipei Assassinsの勢いが激しく、2戦連取かとおもいきや、スーパープレーが続出してWE.GIGABYTEが逆転。3戦目は相手にミスがあり、大胆な作戦が成功して一方的な展開となりました。勝敗が決定するまで約3時間という白熱した試合でした。
ちなみに私は観戦できなかったのですが、『DotA』は『Warcraft3』を各国が独自のカスタマイズをしているゲームで、約10年前以上のゲームですが、中国は今でもナンバー1の人気だそう。夜9時を超えても続く試合を、多くの観客が見守っていたそうです。
会場には中国でサービスしているゲームの試遊台を多数用意。サッカー系ゲームも人気です。
また、当然PC、PCパーツメーカーも出店。日本ではほとんどお目にかかれない製品が多くありました。あのレノボが中国ではゲーミングPCメーカーとしても認知されているのは以外でした。
マザーボードの広告塔としてプロゲーマーが登場するのも、PCゲームが浸透している中国ならではでしょうか。
グラボはミドルロークラスが売れ筋で、今でもGTS450クラスが一番売れているそうです。日本でもお馴染みのASUSTeKやGIGABYTE以外にも、GAINWARD、Inno3DやColorfulなどが出店。以外にもマウスやキーボードメーカーの出店が1社が少なく、中国人ゲーマーはあまりデバイスにこだわらないのかな、と思いました。
ちょっとかっこいいデザインのかっこいい水冷クーラーも。
KeplerのGPU『GeForce GT650M』搭載ゲーミングノートも注目を集めていました。こちらは『清华同方』というメーカーの製品。Ivy Bridge搭載です。
会場に設置されたPCは、試遊台が150台、出場者用に50台、NVIDIAブースに24台、ステージ用が12台などなど、300台近いPCが会場に設置されていました。
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