日本とは違い、中国では一家に1台PCをもっているほうが稀なので、PCゲームの主戦場はネカフェです。中国では“iカフェ”という名前です。
さすが人口13億人超の中国。ネカフェのスケールも違います。郊外には最大3000人クラスのネカフェが存在しているとのこと。ちなみに、NVIDIA中国のグラボの売上のうち、かなりの割合がネカフェにPCを卸しているOEMメーカーになるそうです。
今回訪問できたのは、上海にある200席あるというiカフェ。値段は1時間、4人民元(約50円)と激安です。この価格は、中国のネカフェでは一般的なんだそうです。入場はIDカードが発行される16歳以上の成人のみ可能です。この日も夜10時ごろにもかかわらず、ほぼ席がうまっていました。
設置されているPCは、CPUがCore i3-2120、GPUはGeForce GTX550Tiという構成で統一。
日本だとPCを買うとおまけで付属してきそうなキーボードで、正直打鍵感がいいものではありませんが、ゲーム内で移動に使う“WASD”キーや十字キーが色分けされているのがユニーク。
ゲームや『QQ』などのコミュニケーションソフトなどが大量にインストールされています。
イベントでも使用されていた『League of Legends』や、『Counter Strike』は、基本プレー料金無料なので人気でした。
こうやって、“ゲームといえばPCで遊ぶもの”という環境があるからこそ、プロ化が進み、大きな市場になっているのですね。
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