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2Sでも3でもHDでもない、2048×1536ドット液晶LTE対応の新iPad発表

2012年03月08日 05時44分更新

 米国サンフランシスコ現地時間の3月7日午前10時(日本時間8日午前3時)、アップルが新iPadを発表しました。ティム・クックCEOやフィル・シラー氏による講演の間、呼称は『New iPad』に統一、アップルの公式サイトではiPadのあとに“3”や“HD”などが付かない単なる『iPad』と表記されています。

 また、注目される日本でのキャリアですが、現時点ではソフトバンクのみの扱いとなっています。

 日本を含めた10ヵ国で3月16日に発売、すでに予約受付が始まっています。
 

New iPad

 

おもなスペック

ディスプレー 9.7インチ(2048×1536ドット)IPS液晶
CPU A5X(デュアルコア、クロック周波数は不明)
カメラ 約500万画素(フロントカメラ約30画素)
動作撮影サイズ 1920×1080ドット(毎秒30フレーム)
内蔵ストレージ 16GB、32GB、64GB
バッテリー駆動時間 [WiFi]10時間 [LTE]9時間
おもな機能 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0
本体サイズ、重量 [WiFi]185.7(W)×9.4(D)×241.2(H)mm、約652g
[WiFi+LTE]185.7(W)×9.4(D)×241.2(H)mm、約662g

 

価格

[WiFi]16GB 499ドル(4万2800円)、32GB 599ドル(5万800円)、64GB 699ドル(5万8800円)
[WiFi+4G]16GB 629ドル(5万3800円)、32GB 729ドル(6万1800円)、64GB 829ドル(6万9800円)

 

 新iPadの特徴は、2048×1536ドットという前代未聞の超高解像“Retina”(網膜の意味)ディスプレーを搭載したこと。IPS液晶の画質も向上し、約40パーセント鮮やかになっています。ディスプレー自体のサイズは9.7インチで変わらず、本体の面積も同じです。ただし厚みは0.6ミリ増し、重量も約50グラム増えます。

 2つめの特徴は、新しいCPU『A5X』を採用したこと。デュアルコアですが、クックCEOいわく「クアッドコアのTegra 3より2倍高速」とのこと。グラフィックはクアッドコアで、従来よりディスプレーの画素数が4倍多い新iPadでも滑らかな画面描画を可能にしています。

New iPad

 3つめの特徴は、LTEに対応すること。ただし現時点で発表されている日本の取り扱いキャリアはソフトバンクのみ、したがってどのような速度で通信が可能になるかは不明です。

 そのほか、背面カメラの画素数が500万画素に向上。f/2.4と明るい5枚構成の、従来より大口径のレンズを搭載します。フルHDで動画撮影が可能になります。iPhotoをプリインストール、赤目補正やトリミングなどのカンタンな編集も行なえます。

New iPad
New iPad

 日本語を含めた音声認識に対応する(ただしSiriとは異なる)、なども新iPadの特徴です。

 本体色は従来と同じ黒と白の2種類。一部で話題になったホームボタンはこれまで同様搭載しています。

New iPad

 なお、従来のモデル『iPad 2』は3万4800円~(WiFi版16GB)に価格改定され、継続販売となります。

[おまけ情報]
 “風呂のフタ”と揶揄された『Smart Cover』は引き続き販売されるもようです。

●関連サイト
アップルのリリース(英語)
新iPad製品ページ(日本語)
アップルストア 新iPad予約ページ(日本語)

新しいiPadまとめ

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