今年の“ミクの日”(3月9日)は、ミクさん関連の祭りが鬼盛りだ。3月8日と9日の『ミクの日大感謝祭』を筆頭に、8日にはニンテンドー3DS用ゲームソフト『初音ミク and Future Stars Project mirai』が販売開始。さらに西の岡山国際サーキットでは、SUPER GTのGT300クラスで昨年チャンピオンを獲得した『初音ミク BMW Z4』(2012年仕様)の、サーキット初のシェイクダウンが行なわれた。
『ミクフリック』のオープニングイメージ |
(C) SEGA (C) Crypton Future Media, Inc. |
そして今日、3月9日はセガからiPhone用リズムゲーム『ミクフリック』(1200円)がApp Storeで発売された。iPhoneアプリで1200円という価格に、「もしかして試されてる? オレのミク愛……」と感じた方もいるかもしれないが、ミクファンならそんなところで躊躇している場合じゃない。このミクフリックは、ほかのミクさん系リズムゲーム……いや、多くのリズムゲームと比べてもやり応えある骨太なゲームなのだから。
既存のリズムゲームはタイミングに合わせて○×△□やABXYボタンを押すだけだが、ミクフリックは名前の通り、歌詞の中の文字(音)をフリックで入力する必要がある(濁点や半濁点、拗音などは不要)。“Easy”モードなら1小節に1文字出るかどうかというリズムなので、音楽を楽しみながらスクロールする歌詞を目で追い、タイミングに合わせてフリック入力するとハンドベル(鈴)の音が響く。
ところが“Normal”モードになると、入力する文字が増えるので、歌詞を覚えていないと慌ててミスフリック連発になってしまった。でも、タイミング良く入力すると、ハンドベルの音が、ノリのいいカラオケBOXで合いの手を入れているような感覚になって、実に気持ちいいのだ。
『MOON』 |
MOONは、なんと雪ミクさんが歌うよ! |
(C) SEGA (C) Crypton Future Media, Inc. |
『World is mine』 |
『初音ミク -Project DIVA-』にも収録された、代表的な初音ミク楽曲 |
(C) SEGA (C) Crypton Future Media, Inc. |
「え~難しいの~?」と尻込みするなかれ! 確かに普通のリズムゲームに比べると難しいのだが、縦持ちのiPhoneにヘッドホンをつないで、流れる歌詞を目で追いながら賢明にフリック入力していると、このゲームへの没入感はとんでもなく高まる! 目の前でミクさんが、自分のために歌ってくれている。そのミクさんをハンドベルで応援する。まるで自分のためのコンサートが繰り広げられている――そんな妄想レベルにまで気持ちが高ぶってくるのだ!
最初に選べる曲は『恋スルVOCALOID』(Music & Lyrics by OSTER project、Illustrated by Yおじ、BPM:130)、『MOON』(Music iroha(sasaki)、Lyrics はっか+iroha(sasaki)、Illustrated by なぎみそ、BMP:150)、『World is mine』(Music & Lyrics ryo、from ALBUM『supercell』 illustrated by 三輪士郎、BMP:165)の3曲。いずれも一度は耳にしたことのある名曲ばかりだが、ややテンポは速め。これらをクリアしていくと、選べる楽曲が解禁され増えていく仕組みだ。クリアした楽曲は“PV”モードで動画再生もできる。
ミクファンを自認する方はもちろん、リズムゲームなら任せろ! と腕に覚えのある方も、iPhoneユーザーならぜひチャレンジしてみてほしい。ミクワールドにどっぷりハマれること請け合いだ。
なお、ミクの大感謝祭の会場(東京ドームシティ)には『初音ミク and Future Stars Project mirai』と『ミクフリック』の合同試遊台が用意されている。体験者にはそれぞれのノベルティが配布されているので、こちらも要チェックだ!
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『ミクフリック』
バージョン:1.0
App Store価格:1200円
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
※このアプリはiPhoneとiPadの両方に対応しています。
その他のアプリの記事はコチラ
・iPhone&iPadアプリレビュー
■関連サイト
ミクフリック公式サイト(セガ)
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