11月5日、秋葉原にあるオーバークロックパーツに強いPCパーツショップ『OVERCLOCK WORKS』で開催した、AMDの8コアCPU『FX-8150』のオーバークロックイベントに行ってきました。
このイベントは、お店にきたお客さんに『FX-8150』のオーバークロック(OC)で競ってもらうというもの。チャレンジカテゴリーはAとBの2種類。
カテゴリーAは液体窒素で、カテゴリーBでは『FX-8150』初回限定版付属の簡易水冷クーラーでチャレンジします。
チャレンジ環境の主だったパーツは以下です。
カテゴリーA:エクストリームクーリング8GHzチャレンジ |
CPU:AMD『FX-8150』(定格3.6GHz)
マザーボード:ASUSTeK『Crosshair V Formula』(AMD 990FX)
CPU冷却CUP:REEVEN EXTREME COOLING CUP
CPU電圧:2.00Vまで
カテゴリーB:水冷OCチャレンジ |
CPU:AMD FX-8150(定格3.6GHz)
マザーボード:ASUSTeK『Crosshair V Formula』(AMD 990FX)
CPUクーラー:CPU付属水冷クーラー
CPU電圧:1.60Vまで
1位の記録は、カテゴリーAでは惜しくも8GHzにわずかに届かなかった7.993GHz、カテゴリーBでは5.4264GHzとなりました。ちなみに『FX-8150』OCのワールドレコードは8.46GHz超え。いずれもフルコア動作ではなく、2コア動作でのOCによるものです。上位入賞者にはグラフィックボードやメモリーやCPUクーラーが賞品としてプレゼントされました。
瀬文茶氏のオーバークロックデモ |
また、会場ではAMDの4コアCPU『FX-4100』(定格3.6GHz)のOCワールドレコード(7.68191GHz)保持者である瀬文茶氏によるデモも行なわれました。昨日購入したばかりだという『FX-8150』を7.7979GHz(268.9MHz×29、1.992V)までクロックアップするも伸び悩み、その後はCPU電圧を2V以上にしても安定しなかったそうです。
わずか数時間の寿命となった瀬文茶氏の『FX-8150』 |
記録は7.7979GHz |
そしてそうこうするうちに『FX-8150』がお亡くなりになってしまったそうです。
『FX-8120』で再チャレンジ!! |
しかし、そこで終わらないのが瀬文茶氏。その場で1万8800円の『FX-8120』(定格3.1GHz)を購入し、チャレンジを続行。オーバークロッカーの鑑ですよ、ほんと男らしい。
結果は6.8965GHz(237.8MHz×29、2.028V)で、瀬文茶氏によれば「全然回らないはずれ石だった」とがっかり。いやいや、こちらは十分楽しめましたよ。
うなりを上げる『T-Shooter』 |
にしても、瀬文茶氏が愛用する液体窒素を注ぐCPU冷却カップ『T-Shooter』によるデモは迫力があっておもしろかったです。『CINEBENCH 11.5』を使って、8コアすべてを6GHz動作させると、システム全体の電力は500W以上まで跳ね上がり、注いだ液体窒素が噴水のように立ち上がる様に大興奮。
水冷クーラー付属モデル(500個限定、3万3800円前後)がほぼ完売とうわさされている『FX-8150』ですが、お安くなった空冷クーラー付属モデル(2万4800円前後)は11日に発売する予定です。フルコアOCで5GHz越えを目指すも良し、2コアOCでさらに上を狙うも良し。価格性能比ばかり追いかけて疲れ切ってしまってそこのあなた、たまにはこんな遊びもいかがですか?
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