キャリアー各社が、2011冬モデルを発表しました! 改めて新機種のトレンドを見渡してみると、高速通信やデュアルコアCPUがAndroidスマホのトレンドのようです。とはいえ、すべてがこれらの機能に対応しているわけではなく、ドコモはXiとデュアルコアCPUの両方に対応したモデルは4機種のみ。auは、WiMAXとデュアルコアCPUを兼ね備えた端末が4機種。ソフトバンクも4機種のULTRA SPEEDとデュアルコアCPU搭載モデルを発表しています。ここで気になるのが、夏に“最速スマホ”と呼び声の高かった『GALAXY S Ⅱ』の立ち位置です。
■最新発表モデルと遜色ないスペック
スペックを見比べてみると、2011秋モデルと遜色ないのがわかります。CPUは、デュアルコアでクロック数も1.2GHz。マルチタスクなどの快適さを左右するメモリーも1GBです。実際触ってみればすぐにわかると思いますが、サクサク感は2011秋モデルと肩を並べるほど。上記のハイエンドモデルをのぞけば、まだまだ高速通信やデュアルコアCPUを搭載した機種は少ないです。シングルコアのCPUと搭載機では、GALAXY S Ⅱの方がはるかに速いと感じるでしょう。
夏モデルながら、秋冬春モデルと肩を並べるスペックのGALAXY S Ⅱ。 |
グラフィックなどの処理能力を測るベンチマークアプリ『Quadrant』の数値も、その結果を物語っています。また、GALAXY S Ⅱは電池容量も夏モデル最高峰の1650mAh! 2011秋モデルでも、1500mAhを超える機種は限られているため、バッテリー駆動の面でも“現役”と言えます。
1.2GHzのデュアルコアCPUを採用。『Quadrant』のスコアーは抜群に高い。 |
RAMは1GHz。秋冬春モデルのデュアルコアCPU搭載モデルと同等のスペックだ。 |
秋冬春モデルと比べても遜色ない、1650mAhの電池パックを内蔵。 |
ディスプレーのサイズは4.3インチ、手に持ったときのフィット感はこのサイズが女性にもぴったり。また、ディスプレーにはサブピクセルを50パーセント増やし、精細さを向上させた“SUPER AMOLED Plus”を採用。また、ワンセグも搭載、録画にも対応します。こうして見ると、使い方によっては、あえてGALAXY S Ⅱを選ぶのもアリではっ☆
秋冬春モデルは大画面化が進んでいるが、片手持ちを考えると4.3インチでも十分。 |
冬モデルの『GALAXY S Ⅱ LTE』にはないワンセグにも対応している。 |
■Android 4.0も先取るユーザーインターフェース
実はソフトウェアにもこだわりぬかれた、GALAXY S Ⅱ。たとえば、Android 4.0ではウィジェットのサイズを変更できる機能に対応しましたが、Android 2.3のGALAXY S Ⅱにも“ライブパネル”としてその機能を先取り! サイズ変更できるウィジェットは一部プリインストールアプリのみですが、ウィジェットの配置に困らないのはうれしい。標準のUIは、ホーム画面もアプリ一覧もすべて横スクロールで統一されていて、一貫性があって使いやすいです。
Android 4.0のサイズ変更なウィジェットを先取りした“ライブパネル”を搭載。 |
標準のAndroidとは異なり、アプリ一覧まで横スクロールに対応する。 |
また、サムスンは、OSのアップデートを素早く行ないます。10月20日のアップデートでは、OSのバージョンがAndroid 2.3.5に対応。2011秋モデルは、Android 4.0対応をのぞけばAndroid 2.3.5が標準的。夏モデルでも、中身は最新です。頻繁なアップデートは、アフターケアの充実とほぼ同義。安心して使い続けられることにもつながります。これだけ機能が詰まった高性能モデルを、選択肢から外すのはもったいない。お手ごろで速い機種が欲しい人なら、GALAXY S Ⅱを視野いれるのはまだまだ“アリ”ではないでしょうか!!
先日のアップデートで、OSのバージョンはAndorid 2.3.5になった。頻繁にバージョンが上がるのはサムスンならでは。 |
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