スティーブ・ジョブズの残した名言
海軍に入るより
海賊であれ!
(社内の異端児たちの集まりとも言えたMac事業部のメンバーに喝を入れて)
あなたは一生、砂糖水を売って暮らすつもりですか?
それより一緒に世界を変えてみませんか?
(コカコーラからコーラ飲料のシェア争いに勝ったペプシコーラの社長、ジョン・スカリーを引き 抜く際に)
僕が覗くのさ
(NeXT cubeの内部基板の設計にさえ視覚的な美しさを求められたエンジニアが、「いったい誰が中まで覗くようなことをするのか?」と反論したことに対して)
これからは毎日会社に出て
この星でもっとも優秀な人間たちと働くことになる
(2000年1月のマックワールドの基調講演で、肩書きから"暫定"の文字を外して正式なCEOとなることを表明して)
あ、それからもうひとつだけ
(マックワールドの基調講演など、重要な新製品発表の最後にいつもさりげなく使う、隠し球のための前置きの言葉。いわゆる「One More Thing」)
地獄に堕ちた人々に
氷水の入ったグラスを差し出すようなものだ
(ウィンドウズ向けのiTunesをリリースしてアップル製ソフトの使いやすさをアピールし、ウィンドウズ市場でもっともシェアを持つサードパーティーデベロッパーになったことを指して)
次のことを考えろ
(何かに成功してそれがうまくいっているときには、ほかのことを成功させることを考えるべきで、今の成功に固執するべきではない。常に、次に何がくるのかを考えることが重要だ)
私はマイクロソフトを見ると悲しくなる
彼らが成功しているからではなく
その製品が三流だからだ
(マイクロソフトが成功したことは事実であり、うらやましくはない。しかし、その成功が三流製品によってもたらされたことには悲しみを覚える)
私はCEOだ。だから、それを成功させられると考えた
(社内のエンジニアの反対を押し切って初代iMacのプロジェクトを推し進めた理由を聞かれ、そういう判断ができるからこそ、CEOでいられるのだと語った)
自分のキャリアで、すべてを変えてしまうような製品を
ひとつでもつくれたとすれば、その人は好運だ
そうした製品をいくつかつくり上げてきたアップル社は
非常に幸運だった
(iPhone発表の前振りとして、アップル社の過去を振り返って)
デザインとは
どのように機能するかを
規定することにある
(デザインとは、製品の見栄えを良くしたり、触ったときの心地良さを実現するためだけのものではない。どのように機能するかを規定することがデザインなのだ)
人々が舐めたくなるようなボタンをデザインした
(Mac OS Xのスクリーン上のボタンのデザインに、どれだけ心血を注いだかを表現して)
未来に向かって人生の“点”を
つないでいくことはできない
(そのような点をつないで、因果関係が浮かび上がるのは、人生を振り返ったときだけであり、だからこそ、今やっていることが必ず未来につながっていると、自分を信じて進むしかない)
やがて、音楽業界にとっての
ターニングポイントだったと
歴史に記されるだろう
(iPodとiTunes Music Storeの発表に際して)
作品を世に送り出してこそ
真のアーティストだ
(研究や実験段階でいかにすばらしいものをつくっていても、実際に出荷しなければ意味がないことを示して)
品質の尺度となれ
(常に最高であることが求められる環境に慣れていない人々もいるが、アップルではすべてのスタッフが品質の基準を意識することが求められる)
時間は限られている
他人の人生を生きる暇はない
(過去に誰かが行って成功したことや失敗したことに捕らわれることは、人生の無駄遣いである)
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大谷和利
テクノロジーライター、原宿『アシストオン』取締役。アップル製品、デザイン、自転車などの分野で執筆とコンサルタント活動を行なう。近著に『iPadがつくる未来』(アスキー新書)。
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