サンディーブリッジ搭載で旧モデルよりも性能が大きくアップした新Air。ウィンドウズマシンと比べたらどうなの? ということで13インチモデルをブートキャンプしてWindows7をインストールし、店頭モデルの新VAIO Zと対決させてみました。なお、VAIO Zの検証には別ユニットの専用ドックを使わず、本体のみの数値で計測しています。
新MacBook Air(13インチ) | VAIO Z VPCZ219FJ (店頭モデル) | |
価格 | 13万8800円 | 25万円前後 |
CPU | Core i5-2557M(1.7GHz) | Core i5-2410M(2.3GHz) |
メモリー | 4GB | 4GB |
液晶 | 1440×900ドット | 1600×900ドット |
ストレージ | SSD 256GB | SSD 128GB(64GB×2、RAID 0構成) |
OS | Windows7 Home Premium SP1 (64ビット) | Windows7 Home Premium SP1 (64ビット) |
※VAIO Zは付属の専用ドックは使用せず、本体のみで検証。
※ブートキャンプ用のOSは別売(実売2万6000円前後) (7月26日2:25追記)
新Airのエクスペリエンスインデックス |
新VAIO Zのエクスペリエンスインデックス |
■SSD性能をチェック
両機種ともストレージにはSSDを搭載。『CrystakDiskMark』で読み書きの速さを計測したところ、読み込みではRAID 0構成の新VAIO Z、書き込みでは今回の検証に使用していた256GBモデルの新Airと、それぞれの得意とする作業がはっきり分かれる結果になりました。
ちょっと注目なのが新Airの数値で、読み込みよりも書き込みの方が速いというおもしろい結果になりました。いったいどんなSSDを載せてるのか気になったので見てみたところ、SSDの型番は『APPLE SSD SM256C 251.0GB』というものでした。この“SM256C”の部分がSSDのメーカー名と容量を表すなら、“SM”というのはサムスン製ということになるのでしょうか。
■PC総合性能
つづいてPC性能を『PCMark7』の総合テストで比較。CPUのクロックこそAir(1.7GHz)の方がVAIO Z(2.3GHz)よりも低いものの、このテストではストレージ性能が結果に大きく反映されることもあり、容量の大きい新Airが僅差で勝利する結果に。
■起動速度
ベンチマークの総合性能では新Airに軍配が上がりましたが、VAIO Zも負けてないですよ。起動時間と休止状態からの復帰の速さを比べてみたところ、こちらはSSDの読み込み性能に優れたVAIO Zが、起動は約4ぶんの1、復帰が約半分と新Airを圧倒。
ちなみにデスクトップ上の6GBのデータをドキュメントフォルダーに移すデータコピーの速さでは、読み書き性能のバランスのよかったAirが1分7秒と、1分48秒のVAIO Zより約1.5倍ほど高速でした。
価格もお手ごろな新MacBook Air。ウィンドウズユーザーのモバイルマシンとしても、候補の筆頭になるかも!?
新MacBook Air、Mac miniについては、週刊アスキー8月9日号(7月26日発売)でも紹介しています。旧Airとの実力比較検証などのほか、VAIO Zとの実寸比較もありますので、ぜひご覧ください!
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります