先日6月22日に、最新版『Firefox5』が出たばかりですが、なんと次のバージョン『Firefox6』ベータ版の提供が本日9日(日本時間)から始まりました!
Mozillaでは、バージョン5以降、高速リリースサイクルを標榜。6週間ごとにメジャーバージョンアップを繰り返していくと表明しています。順当にいけば、8月16日にはバージョン6の正式版をリリースすると言ってますし、すでに4月には6の開発版が提供開始されていたわけで、そのベータ版がこの時期に出てきてもなんら不思議ではありません。が、やはりちょっと驚きますね。
今回の変更点は、主に以下のとおりです。
ロケーションバーのデザイン変更
↑配色の変更とともに、ドメイン名部分は黒字、ほかのパスは灰色とすることで、閲覧中のサイトを確認しやすくした。
プラグインのバージョンチェックがしやすく
↑アドオン管理画面の“プラグイン”に“プラグインが最新バージョンであるか確認する”リンクを追加。使用中のプラグインが安全な最新版であるかどうかをいつでも確認できるように。
また、Firefox6 Android版でも変更があります。
Android用UIテーマの導入
(旧)
(新)
↑これまで汎用のモバイルUIデザインだったが、配色やボタン形状などのデザインをAndroid OSに合わせたものに変更(ただし、Android 2.3以降でのみ有効)。
DeviceOrientationイベントに対応
加速度センサーを使ったウェブアプリを開発しやすいよう、W3Cで仕様策定中の“Device Orientation”イベント仕様をサポート。同時に、従来の先行試験実装“API MozOrientation”はサポート廃止。
上記以外にも、開発者向けの変更点として、セキュリティー問題が修正された“WebSocket”への対応(ブラウザーとして初)、ウェブサーバーとの双方向通信に使用する“Server-Sent Events”への対応、HTML5仕様サポートの強化、CSS3対応の強化、“window.matchMedia()”対応、HTTP再接続処理の高速化、新開発者ツール“スクラッチパッド”の追加、Firefox4で導入されたウェブコンソールのスクリプト入力フィールドに候補をポップアップ表示する自動補完機能、メモリー使用状況を確認する“about:memory”ページの刷新などが行なわれてます。
Firefoxユーザーもそうでない人も要チェックです!
●Firefox6ベータ版のダウンロード先
http://mozilla.jp/firefox/preview/
そのほか、さらに詳しい情報はMozilla Japanのブログでどうぞ。
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