週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

本格派から謎の物体まで! 会場で見かけたコスプレイヤーさんたち

2011年07月05日 09時30分更新

文● 広田稔 撮影協力●KAWARAさん、kouki kumamotoさん

 ロサンゼルスで開催中のアニメとマンガの祭典“アニメエキスポ2011”。その会場で目立っているのが、色とりどりのコスプレイヤーだ。

 というか目に付くというレベルではなく、本当にそこら中を歩いている。館内だけでなく、会場に行く途中の道にもあふれており、大人から子供までコスプレイヤーづくし。何だか逆に普段着で来ている自分が申し訳ない気持ちでいっぱいになる感じだ。そんな彼、彼女たちを、ほんの一部だけ紹介していこう!

 まずはボーカロイドキャラのコスプレイヤーから。現地の方に話を聞くと、今年はコスプレのテーマとしてボカロが多いとのこと。特にイベント2日目(7月2日)は、ライブコンサート“MIKUNOPOLIS in Los Angeles”を開催したこともあって、ボカロのコスプレイヤーが大集合していた。

 おもしろいのは、ソフトのパッケージイラストだけではなく、ユーザーがネットに投稿した動画を参考にしたコスチュームも見られたということ。初音ミクなら『ブラック★ロックシューター』や『magnet』といった具合に、好きな動画に出てくる衣装をまねしていた。

 聞いた話では、“あざとい”ことで有名な3D作成ソフト『MikuMikuDance』の“Lat式ミク”のコスプレイヤーもいたそうです(ネクタイが短いので間違いないという)。筆者的には色の関係もあって、ハチさんの作品『マトリョシカ』に登場するパーカーを着た人が印象的でした。

AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー

 もちろんボカロだけにとどまらない。アニメ、マンガ、ゲームなどさまざまなジャンルで、新旧作品を問わず好きな作品のキャラクターを演じていた。海外で人気の高い『NARUTO』や『ポケットモンスター』といった作品のコスプレのほか、『魔法少女まどか☆マギカ』や『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』といった最近のアニメのキャラクターが多かったのも興味深かった。

AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー

 正直、何のキャラクターなのか、なぜそれを選んだのかよくわからないコスプレも多い。「どこまで知識と人間の限界に迫れる」かというチキンレースなんだろうか? でも、そういう考え方も嫌いじゃないですよ。

AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー

 完全にキャラになりきっちゃってる人々も。ちょっと怖いです。

AnimeExpoコスプレイヤー
AnimeExpoコスプレイヤー

 不思議なのは、和気あいあいとした雰囲気が保たれていたこと。ホールや通路のそこらじゅうにコスプレイヤーがいて即席の撮影会が行なわれているのに、特に行列や人だまりが長時間できるわけでもなく、自然と人が流れていたように思える。物販が行なわれていたホールでも、限定商品を扱っていたにもかかわらず、開場前に身動きが取れないほど混雑するといったこともなかった。

 実はコミケにすら行ったことがない超絶ニワカな筆者は、アニメやゲームのイベントに対して、朝から行列に並ばなければいけなかったり、マナーの悪い人に対応するために規制を強化したりと、何となくピリピリしたイメージをもっていた。ところが、アニメエキスポではそういったイメージとは大きく異なっていて、むしろ学園祭に近い印象を受けた。

 もちろん筆者がもっている日本のイベントに対するイメージが極端で、お国柄や10万人台という開催規模、物販が主体ではないという点も影響しているのだろうが、こんな雰囲気でイベントができたらいい思い出をもって帰れますよね? 楽しさがあふれる中で、初音ミクが全米デビューを果たせたというのは、本当に幸運だったのかもしれない。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります