7月4日、NECレノボが“NEC レノボ・ジャパン グループ”の発足を発表。都内で記者会見を行なった。両社の提携により、国内シェア1位、世界シェア4位のPC事業グループが誕生した。
事業提携に関しては既報のとおりで、今回の会見は7月1日に設立された合弁会社“Lenovo NEC Holdings B.V.”のお披露目にあたるもの。同社はレノボ・ジャパンおよび、NECパーソナルプロダクツのPC事業部門を分社化したNECパーソナルコンピュータを傘下に置くことになる。
会見にはLenovo NEC Holdings B.V.の会長ロードリック・ラビン氏(レノボ・ジャパン代表取締役社長)と、社長の高須英世氏(NECパーソナルコンピュータ代表取締役執行役員社長)が登場。事業の展望を語った。
Lenovo NEC Holdings B.V.のロードリック・ラビン会長。 |
同じくLenovo NEC Holdings B.V.の高須英世社長。 |
NECとレノボ、それぞれのブランドは今後も従来どおりの体制で継続して販売していく予定だが、最短3日のBTO生産が可能なNECと、グローバルな部材調達によりコスト面で強みをもつレノボ、それぞれの強みを生かした製品開発・販売活動を行なうとのこと。
また、NECとレノボ両社の部材調達ネットワークを活用することで、低コスト化も期待できる。会見ではサポート体制についても言及しており、2011年10月からレノボのサポート電話窓口をNECパーソナルコンピュータへと委託。また、2012年1月からは、NECのサポートセンターである“121コンタクトセンター”の『使い方相談』を無償化する。高須社長によると、この無償化は、部材調達の低コスト化により実現可能という。
ガッチリと握手を交わすラピン会長と高須社長。 |
また、会見にはインテルの宗像義恵社長と日本マイクロソフトの樋口泰行社長も登壇。いずれも新グループ発足を歓迎するとともに、新しいPC市場の創出に期待を示していた。
インテルの宗像義恵社長。 |
日本マイクロソフトの樋口泰行社長。 |
また現在、グループ発足を記念して、両社のショッピングサイトであるNEC Directとレノボ・ショッピングの共同キャンペーンを実施している。アンケートに答えると『VALUESTAR G タイプW』や『ThinkPad W520』など両社の製品、総額100万円相当が当たるというもの。
期間は8月4日まで。詳しくは専用サイトでチェック。
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