初のスマホとしては、ちょっと敷居の高いBlackBerry。ドコモの夏モデルにBlackBerry Bold 9780がラインアップされましたが、現ユーザーにとっては、買い換える価値のある端末でしょうか?
ドコモ BlackBerry Bold 9780(RIM) |
↑前モデル9700と外観はほとんど変わりません。縁がシルバーからブラックになり、全体的にマットな雰囲気になりましたが、お母さんは気付かないと思います。 |
BlackBerry OS 6.0を搭載 |
↑左が9780で右が9700(以下同)。OSのバージョンは6.0に上がっています(とはいえ、グローバルではすでに最新ではない)。待ち受け画面では各種通知の表示位置が時計下に(テーマにもよると思いますが)。標準のテーマでは、予定を待ち受けに表示できないのです。前はできたのに……。 |
アイコン一覧の表示 |
↑時計や通知の表示域を残したまま、アプリのアイコン一覧が表示されます。9700では、一覧は画面全体に出て、最上列のアプリが待ち受けに表示されるという仕様でした。OS 6.0でも同様ですが、お気に入りを登録して待ち受け画面からスクロールでアプリを呼び出せるようになったのは便利です。 |
基本的な操作法は変わらず |
↑時代を受けタッチ操作に対応したOSなのですが、端末がタッチに対応していないので、操作法はほとんど変わっていません。メールアプリでメニューを開くと、タップしたくなる表示に……。 |
背面はちょっと違う |
↑手前が9780。背面カバーがザラザラな感じがなくなっています。あ、付け替えもできましたよ。 |
アクセサリーも流用可 |
↑液晶保護シートも充電台もケースも、ほぼ流用可能と思います。RIM純正9700専用ケースのマグネット連動スリープもバッチリ機能しました。 |
さて、ではセットアップです。BlackBerryといえば、ホスティングサービスですが、この辺りは省いてAndroid的なセットアップ、すなわちGoogleサービスとの連携を設定していきます。Androidだとアカウントを入れるだけですが、BlackBerryではアプリを入れなくてはなりません。さっそく標準のアプリストアを開いてみると……。
Talkしかない! |
↑ってか、それだけはプリインストールされたし。Gmailは? マップは? どこなのよ〜!?(知ってるケド)。 |
ブラウザーでGoogleにアクセス |
↑Googleのアプリ(Gmailやマップ)は、ブラウザーでアクセスして直接入手しなくてはなりません。あー、いつかのノキアそっくり。ちなみにブラウザーはWebKitベースになったので、かなり快適になりました。タブブラウズにも対応。 |
“信頼レベルの選択” |
↑出ました、謎ワード。ユーザーにはお馴染みですが。アプリをインストールする際に表示されることがあるこのダイヤログは、“はい”を選択し、開いた画面をそのまま閉じればオッケーです。が、初めて使う人には絶対「?」な仕様ですよね。せめて、日本語をなんとか……。 |
同期はどーする? |
↑Googleの連絡先やカレンダーと端末の同機能を同期させるには、Google Syncをインストールする必要があります。コレはまた別なとこへ取りに行かないとならない(画像のアドレス参照)。 |
Google Syncをインストール |
↑インストールが終了したら、あとは端末からIDとパスを入れるだけ。カレンダーは複数カレンダーの同期に対応しています。ふぅ、これでAndroidの標準機能がすべてそろったわ。 |
まぁなんかいろいろと書いちゃいましたが、こうやって考えながらセットアップし、使いやすくしていく作業自体がすごく楽しいんですよ、ワタシのようなデジタル“M”には……。Androidだと一瞬で終わってしまい、いまいち盛り上がらないですからね。
すでにグローバルでは最新モデルBlackBerry Bold 9900が発表されてたりするので、9700をブラッシュアップした程度のこのモデルにデジタルバイヤーであるジャイアン鈴木さんはピクリともしません。しかし、いまのドコモ的BlackBerryの扱いからスピード感はまったく期待できません。気短かな人は買っちゃって(発売は7月上旬予定)、このわずかなパワーアップに一喜一憂しつつ、RIMがさらなる新機種を発表した際に9900が上陸するのを待ち続けるのが幸せかもしません。その間、Androidに浮気してもいいわけですし、ね☆ なので、買いますよ!!(←ジャイアン鈴木調)。
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