BlackBerryユーザーのわたくしにとって、縦型QWERTYキーボード搭載端末の海外スマホ『Palm Pre 2』は当然気になる存在。いろんなとこを触っていじって比較してみないと気が済みません。
今回は、同じ縦型QWERTYキーボード搭載というだけでなく、キーボードがスライド式という点でも共通の海外スマホ『BlackBerry Torch 9800』を引っ張り出してきました。
何はなくともキーボードを見ていきます。
↑左が『Palm Pre 2』、右が『BlackBerry Torch 9800』。キーボードを格納した状態。 |
↑シャキーン。スライド式キーボードが現われた。 |
いずれも本体を縦にスライドさせるとQWERTYキーボードが現われます。遠目には同じに見えますがキーボードのつくりは全然違います。
『Palm Pre 2』はいわゆる“アイソレーション”キーボード。キーとキーの間にすき間があり、個々のキーが独立しています。キー自体にあまり高さはなく、しかも極小の粒状なのに、指になじむゴム素材の独立感あるキーは予想以上に打ちやすい。男性にも使用感をききましたが同意見でした。
Palm Pre 2 |
↑キーとキーのすき間が空いているアイソレーション式のキーボード。 |
一方、『BlackBerry Torch 9800』は、ほかのBlackBerry端末と同じ、個々のキーにカーブ状の山を設けることで、隣り合うキーを区別しやすくしています。でも、本体がスライド式のためか、ほかのBlackBerry端末より凹凸が低く隣のキーボードもいっしょに押してしまうことが……。見た目はこちらのほうがスッキリしているんですけどね。
BlackBerry Torch 9800 |
↑BlackBerry Bold 9700と同じタイプのキーボード。個々のキーに緩やかな凹凸を設けている。 |
本体を横から見ると、『Palm Pre 2』はカーブを描いていることがわかります。こんなにカーブしていてもキーボードが打ちやすいんですよ。
Palm Pre 2 |
↑キーボードの部分もカーブを描いていますが、ゴム製のアイソレーション式キーボードはそれでも快適。 |
BlackBerry Torch 9800 |
↑横から見てもまっすぐシャープで美しいラインの本体。 |
『Palm Pre 2』の欠点を挙げるとすれば、最上段のキーの上に余裕がなく、親指がディスプレー側の本体に当たってしまうこと。あと数ミリ遊びを設けてくれればベスト。
『BlackBerry Torch 9800』はすき間が広いし、ディスプレー側の本体下部に爪をもぐりこませることができます。
Palm Pre 2 |
↑最上段のキーとディスプレー側の本体の間が狭い。指が当たっちゃう。 |
BlackBerry Torch 9800 |
↑ディスプレー側の本体の下に、指の先端をもぐりこませることができる。 |
あと細かいことですが、『Palm Pre 2』はキーボード側本体の端の処理があまーーい! “切りっぱなし”感があり、ヤスリをかけたくなります。前モデルのときから「チーズが切れるぜ」と揶揄されていたそうですが、確かに。
『BlackBerry Torch 9800』は、なめらかなカーブで端が処理されています。
Palm Pre 2 |
↑端が切りっぱなしっぽいんです。 |
BlackBerry Torch 9800 |
↑端はなめらか。絶対チーズは切れない。 |
Palm Pre 2でチーズが切れるって? |
↑チーズがなかったので萩の月を切ってみました。 |
少々長くなってしまったので、ユーザーインターフェースの比較は次回行ないます。
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