週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

【魅惑の海外スマホその5】似て非なる縦型スライドキー搭載スマホPalm Pre 2とBlackBerry Torch 9800を比較(前編)

2011年04月25日 23時38分更新

 BlackBerryユーザーのわたくしにとって、縦型QWERTYキーボード搭載端末の海外スマホ『Palm Pre 2』は当然気になる存在。いろんなとこを触っていじって比較してみないと気が済みません。

 今回は、同じ縦型QWERTYキーボード搭載というだけでなく、キーボードがスライド式という点でも共通の海外スマホ『BlackBerry Torch 9800』を引っ張り出してきました。

 何はなくともキーボードを見ていきます。

Palm Pre 2とBlackBerry Torch 01
↑左が『Palm Pre 2』、右が『BlackBerry Torch 9800』。キーボードを格納した状態。
Palm Pre 2とBlackBerry Torch 02
↑シャキーン。スライド式キーボードが現われた。

 いずれも本体を縦にスライドさせるとQWERTYキーボードが現われます。遠目には同じに見えますがキーボードのつくりは全然違います。

 『Palm Pre 2』はいわゆる“アイソレーション”キーボード。キーとキーの間にすき間があり、個々のキーが独立しています。キー自体にあまり高さはなく、しかも極小の粒状なのに、指になじむゴム素材の独立感あるキーは予想以上に打ちやすい。男性にも使用感をききましたが同意見でした。

Palm Pre 2
Palm Pre 2とBlackBerry Torch 03
↑キーとキーのすき間が空いているアイソレーション式のキーボード。

 一方、『BlackBerry Torch 9800』は、ほかのBlackBerry端末と同じ、個々のキーにカーブ状の山を設けることで、隣り合うキーを区別しやすくしています。でも、本体がスライド式のためか、ほかのBlackBerry端末より凹凸が低く隣のキーボードもいっしょに押してしまうことが……。見た目はこちらのほうがスッキリしているんですけどね。

BlackBerry Torch 9800
Palm Pre 2とBlackBerry Torch 04
↑BlackBerry Bold 9700と同じタイプのキーボード。個々のキーに緩やかな凹凸を設けている。

 本体を横から見ると、『Palm Pre 2』はカーブを描いていることがわかります。こんなにカーブしていてもキーボードが打ちやすいんですよ。

Palm Pre 2
Palm Pre 2とBlackBerry Torch 05
↑キーボードの部分もカーブを描いていますが、ゴム製のアイソレーション式キーボードはそれでも快適。
BlackBerry Torch 9800
Palm Pre 2とBlackBerry Torch 06
↑横から見てもまっすぐシャープで美しいラインの本体。

 『Palm Pre 2』の欠点を挙げるとすれば、最上段のキーの上に余裕がなく、親指がディスプレー側の本体に当たってしまうこと。あと数ミリ遊びを設けてくれればベスト。
 『BlackBerry Torch 9800』はすき間が広いし、ディスプレー側の本体下部に爪をもぐりこませることができます。

Palm Pre 2
Palm Pre 2とBlackBerry Torch 07
↑最上段のキーとディスプレー側の本体の間が狭い。指が当たっちゃう。
BlackBerry Torch 9800
Palm Pre 2とBlackBerry Torch 08
↑ディスプレー側の本体の下に、指の先端をもぐりこませることができる。

 あと細かいことですが、『Palm Pre 2』はキーボード側本体の端の処理があまーーい! “切りっぱなし”感があり、ヤスリをかけたくなります。前モデルのときから「チーズが切れるぜ」と揶揄されていたそうですが、確かに。
 『BlackBerry Torch 9800』は、なめらかなカーブで端が処理されています。

Palm Pre 2
Palm Pre 2とBlackBerry Torch 09
↑端が切りっぱなしっぽいんです。
BlackBerry Torch 9800
Palm Pre 2とBlackBerry Torch 10
↑端はなめらか。絶対チーズは切れない。
Palm Pre 2でチーズが切れるって?
Palm Pre 2とBlackBerry Torch 11
↑チーズがなかったので萩の月を切ってみました。

 

 少々長くなってしまったので、ユーザーインターフェースの比較は次回行ないます。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります