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【魅惑の海外スマホその3】webOS 2.0を搭載したスマホ界期待の第4勢力『Palm Pre 2』

2011年04月11日 14時32分更新

 初めて買ったPDAが『PalmPilot』だったジャイアン鈴木です。というわけで今回レビューする『Palm Pre 2』には旧友に会ったようで人ひと倍感慨ひとしおなんです。

クローズ状態
Palm Pre 2
オープン状態
Palm Pre 2

 Palm Pre 2はQWERTYキーボードを備えたスライド端末です。端末表面はつや消しのマットブラック。スライド機構も確実なもので、剛性に不安はありません。

背面にはロゴ
Palm Pre 2

 背面にはPalmのロゴがあります。印刷ではなく埋め込み式のメッキ加工。このあたりの高級感の演出はうまいですね。ちなみにカメラは500万画素。LEDフラッシュも備えています。

 下のサンプル写真はPalm Pre 2で撮影したものです。

サンプル写真(1)
Palm Pre 2
↑クリックすると拡大画像が開きます。
サンプル写真(2)
Palm Pre 2
↑クリックすると拡大画像が開きます。

 暗い部分がつぶれており、若干ダイナミックレンジが狭いように感じます。個人的には500万画素という画素数は十分だと考えますが、このぐらいの写りだと記録用と割り切らざるを得ません。

右側面と上面
Palm Pre 2
↑右側面にはマイクロUSB端子、上面には電源ボタンとマナースイッチがあります。
左側面
Palm Pre 2
↑左側面にはボリュームスイッチがあります。

 電源ボタン長押しでシャットダウン/リスタートと“Airplane Mode”を選ぶ画面が表示されます。PCとつないだマイクロUSBケーブルを挿入すると、USBドライブとして認識するか、充電するだけかを選択できます。Windows7環境ではとくにドライバーをインストールする必要はありません。

 ドライバーを別途インストールする必要があるiOS端末やAndroid端末より、このあたりはラクチンですね。

 それではずいぶんと遠回りしましたが、Palm Pre 2のソフトウェアを見てみましょう。

Device Info画面
Palm Pre 2

 Palm Pre 2は『webOS 2.0』を搭載しています。

ホーム画面
Palm Pre 2

 インターフェースはシンブルですが少々独特です。画面上部には検索バー、画面中央には起動しているアプリケーションのサムネイル、画面下部には主要アプリのアイコンが並びます。

 画面右下の上向き矢印アイコンをタップすると、ランチャー画面が表示されます。ここに“Applications”、“Extras”、“System”と分類されて、それぞれのプログラムアイコンが格納されています。

ランチャー画面
Palm Pre 2

 で、肝心の挙動ですが、これは一目瞭然の下記動画でご確認ください。

OSの挙動

機材協力●キヤノン『iVIS HF S11』、マウスコンピューター『MDV-ADS7400S-WS

 webOS 2.0の動作は非常にスムーズ。操作体系は若干クセがあるものの、慣れれば素早く操作できます。

 なお、まだローカライズされていませんが、日本語表示は可能です。

2バイト文字表示可能!
Palm Pre 2

 フォントの縮小表示エンジンが非常に絶妙で、320×480ドットと狭い画面サイズがほとんど気になりません。

日本発売熱烈希望!
Palm Pre 2

 非常にコンパクトながら、独特な操作体系と軽快なOSで使いやすく、そのサイズからは想像できないくらい入力も快適な『Palm Pre 2』。日本語表示自体は問題ないので、日本語入力システムさえ搭載されれば、すぐにでも日常使いできそうです。

 (勝手に代表して約束しますが)私とACCNと宮野編集長は間違いなく購入しますので、Palmを買収した日本法人である日本HPさんには積極的かつ猪突猛進的に日本市場への投入を検討していただきたいところです!

Palm Pre 2
メーカー:Palm
製品公式サイト

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