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【写真レポ】レンズが見た東京の10日間 -10 days in Tokyo-

2011年03月29日 00時00分更新

 週刊アスキーでは3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生してからの約10日間、東京のいろんな風景をレンズで切り取ってきました。読者のみなさんの周りにも、同じような風景があったことでしょう。

The Day -避難、大渋滞、帰宅-

新宿中央公園
地震発生後、新宿近辺のオフィスから吐き出された人々が新宿中央公園に避難。多くの人たちが所在なげで口数も少なかった。
週刊アスキー編集部
西新宿の週刊アスキー編集部では机の上のPCディスプレーが横倒しになるといった状況に。
新橋
東京都心ではしばらく、携帯電話のアンテナが1本も立たない状況に。キャリアの受発信規制が原因だろう。ちなみにイーモバイルは地震直後でも通話ができた。
公衆電話
ケータイが通じないため、数少ない公衆電話には長蛇の列が。この列は深夜まで続いていた。
東京タワー
ニュースでも報道されたが、東京タワー先端のアンテナが少し曲がっていた。このアンテナはアナログ放送用だそうだ。
荻窪
地震前に火災に遭ったビルでは、強度が落ちていたためか地震で外壁の一部がはがれ落ちた。
青山通り
地震当日、青山通りなど都内の道路網は大渋滞で機能不全に。新宿からお台場まで5時間、東京から大宮まで11時間かかったという。
代々木
帰宅困難者は帰宅途中のコンビニで食料と飲み物を調達。公衆電話のあるコンビニには長蛇の列ができた。
青梅街道
いわゆる帰宅困難者が主要街道の歩道を埋め尽くし、一部は車道にまであふれていた。もっとも車道が大渋滞のため、交通事故は少なかったようだ。


The Aftermath -買い占め騒ぎ-

パン売り場
地震後からパンなどすぐ食べられる食料品が飛ぶように売れ、パン売り場の棚はカラになった。
コンビニの棚
コンビニでも菓子パンなどの棚はご覧のありさま。飲み物は水とお茶が売り切れ、炭酸飲料や甘い飲み物は比較的残っていた。
スーパー
水の次になくなったのが牛乳。長期間の保存ができない生鮮食料品であり、腹もちすることも理由か。
米の列
大手スーパーでは米もひとり1点に制限。一般のレジとは別に、米だけを販売する列ができていた。
売れ残り
うどんや豆腐が売り切れる中、揚げ玉だけが売れ残り。他にもしょう油や調味料など、それだけでは食べられない商品は売れ残る傾向に。
買い占めおじさん
荷台にトイレットペーパーを積んで走る自転車。各種ペーパー類も買い占められ、一部店舗では特売用ティッシュを定価販売するところも。
スーツケース
意外なところではスーツケースも飛ぶように売れた。大量買いするものを運ぶためか、それとも東京脱出か。沖縄方面への旅行者も増えていたようだ。
ガイガーカウンター
秋葉原の計測器専門店ではガイガーカウンターが売り切れに。ふだんは月に1個も売れればいいものが、瞬時になくなったという。
ガソリンスタンド
地震後の週末は並べばまだ買えたガソリンだが、その後は閉鎖するガソリンスタンドが多く、ガソリン難民が続出。ガソリン情報を提供するサイトも現われた、
マイクロバス
某ホテルの送迎バスに大量の段ボール箱が積まれていた。ホテル用の消耗品を一時的に保管していたものと思われる。
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