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MWC2011:Xperia Neo、Pro、Androidゲーム機“PLAY”含むXperia新シリーズ発表

2011年02月14日 09時40分更新

文● 中山智 編集●ACCN

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 現地時間14日からスタートするMWC(Mobile World Congress)2011。その前夜祭的イベント『ソニーエリクソン プレスカンファレンス』が開催されました。すでに2月7日にソニーエリクソンのFacebookページで、プロモーションビデオとともに発表されていたコントローラー付きのスマートフォン『Xperia PLAY』もチェックできるはず!

発表会は、先月のCESで発表のあった『Xperia Arc』の紹介からスタート。日本での発売も噂されているモデルですが、やはりすでに発表しているモデルということもあり、さらっとした紹介でした。

SonyEricsson_Xperia
↑すでに発表済みの 『Xperia Arc』。日本でも『Xperia SO-01B』の後継として注目を集めているモデルだ。

 次に登場したのが初登場の『Xperia Neo』。3.7インチと一般的なスマホサイズでなかなか使いやすそう。スペックはCPUに1GHzスナップドラゴンを搭載し、約800万画素のカメラや“ブラビアエンジン”搭載など、サイズ以外は Xperia Arcとほぼ同等。

SonyEricsson_Xperia
↑3.7インチと手のひらサイズの『Xperia Neo』。このサイズだと、片手でもって親指がどこでも届くので使いやすい。画面の切り替えなどもサクサクと動いて問題なし。
SonyEricsson_Xperia
↑本体色は青、白、赤の3色展開。個人的には赤の発色が良くて気に入りました。

 HDMI端子も搭載していてるのもXperia Arcと同じ。デモでは大画面の液晶テレビにホーム画面を映し出して、 Xperia Neoから操作。撮影した写真や動画をフル画面で映し出して画質と楽しさをアピール。しかも価格帯もミドルクラスを想定しているとのことで、かなりのハイスペック機が手頃な価格でリリースされそうです。

 さらに、スライド式のフルキーボードを搭載した『 Xperia Pro』が登場。フルキーボードを搭載しながら、厚さは13.7ミリ。Xperia Neoが13ミリなので、持った感じはあまり変わらないです。そのうえSPECはやはり Xperia Arcと同等。キーボードの各キーはアイソレーションタイプ。 この手のスライド式は一番上のキーを押すときにディスプレーと指がぶつかって打ちにくいが、Xperia Proは幅に余裕があり、かなりタイプしやすいです。

SonyEricsson_Xperia
↑横位置表示のときは、画面の半分を使ってプレビューを表示するなど、インターフェースにもコダワリあり。
SonyEricsson_Xperia
↑キーボード。一番上のキーとディスプレー部の幅は、発表2ヵ月前に「より余裕が必要」と判断し、設計を変更したそうな。

 ちなみにXperia Arcと違って、どちらも背面カメラだけでなく前面カメラを搭載してます。Android2.3から前面カメラのAPIが搭載されたので、通常のカメラアプリから切り替えて利用可能。自分撮りもできちゃいます。

 最後に登場したのが真打ち『Xperia PLAY』。ちまたでいわれていた“プレステ携帯”というよりは、スライドコントローラー付きスマートフォンといった位置づけのモデル。

SonyEricsson_Xperia
↑スライド後のバランスも良く、ゲーム機として持ちやすい。ボタンの反応もラグはなく、いったてスムーズだ。
SonyEricsson_Xperia
↑スライドを閉じれば普通のアンドロイド搭載スマートフォンといった感じ。
SonyEricsson_Xperia
↑背面上部にはLRキーキーも搭載されているあたりはPSPそっくり?
SonyEricsson_Xperia
↑専用のスタンドも用意されていて、置くだけで充電なども可能。

 キー配列は左に十字キー、右に4つのボタン、スライド部の背面上部にはLRボタンまでありPSPと同じ。さらに、十字キーと4つのボタンの間にはタッチセンサーのボタンが二つ用意されていて、アナログスティック的に使えるほか、モーションセンサーを使ってコントローラー自体を動かしての操作にも対応してます。

 Xperia PLAYは、先にソニーから発表された『PlayStation Suite』に対応している“PlayStation Certified ”端末の第一弾となり、PlayStation Suiteからリリースされるゲームがプレー可能。発売時には20以上のメーカーが50以上のタイトルを用意するとのこと。とはいえPlayStation Suite のゲームだけでなく、Android Marketから配布されるゲームでもこのコントローラ部分は利用可能。汎用性の高いゲームマシンとしてゲーム業界から注目されそうだ。

 というわけで新たに3機種の発表が行なわれたわけですが、いずれも日本での発売は未定とのこと。去年のMWCでも『Xperia mini & mini pro』が発表されたものの結局日本では発売されずという結果に……今回こそはそんなことがないよう、ソニエリさんお願いします!!

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