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iPhone4デジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

2011年01月19日 12時00分更新

 iPhone4を日常的にカメラとして使っている人は多いでしょう。特にHDR機能を使えばよりキレイな写真を撮影できるため、コンデジを別に持ち歩く必要もなくなりつつあるかもしれません。でも、そうやってiPhone4をカメラ代わりに利用していても、やはりコンデジのほうが便利だなぁ、と感じることもあります。例えば集合写真を撮るときなどは三脚を使いたいものですが、iPhone4の場合はクリップなどを買って固定する必要があります。

こ、この物体は一体なんなんだっ!
iPhoneデジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

 また、普段使っているときでも、Face TimeやUstreamをやりながら両手をフリーにしたい場合に、なんらかの台が欲しくなるもの。自宅ならクレードルがあるかもしれませんが、カメラの向きが逆だったりします。出先では安定してiPhone4本体をテーブルの上に安定して置く方法がなくて困っちゃう、なんてこともあるでしょう。

中に入っているのはやはりiPhone4だ!
iPhoneデジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

 「iPhone4を手軽に立てられるようなアクセサリーはないだろうか?」と思っていたら、なんと筆者の地元香港から、オールブラックな金属製のかっこいいiPhone4ジャケットが出てきましたよ。しかも、ただのジャケットじゃなく、プラスアルファの機能が盛りだくさんらしい。

iPhone4にデジカメの拡張を持たせるTurtlebackの製品
iPhoneデジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

 こんなジャケットを作ったのは、香港在住の日本人。iPhone4がそのまま立つスタンドとして使えるだけではなく、三脚穴を備え、さらにコンバージョンレンズまで付けられるように、カメラ部分にはネジが切ってあるという凝り様。筆者も以前、中国の工場でバッグを作りましたが(博士の異常なこだわりと愛情でつくられたマニア必須のモバイルバッグ)、香港のいいところは、自分が欲しいと思ったものを製品化して、工場で生産できてしまうところ。世界の工場、中国広東省に接した香港ならではのメリットです。

TurtleJacket本体。中にiPhone4を装着し、カメラは付属のUVフィルターで保護
iPhoneデジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

 このジャケットの製品名は『TurtleJacket』。亜洲モバイル人柱隊というブログで香港から情報発信しているTJ氏が作り上げたもので、実は筆者もよく知っている人。iPhone4の強化されたカメラ機能をさらに拡張したいと、Turtlebackというブランドを立ち上げて、本格的にこんなものを作ってしまったとのことです。Turtlebackとは亀の甲羅の意味。なるほど、iPhone4の背中に装着できるジャケットのイメージをよく現わしています。

これはもうiPhone4じゃない、コンデジだ!
iPhoneデジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

 TurtleJacketの本体は、アルミ削り出しによる高級感あるボディー。装着すると、もはやiPhone4ではなく、どこかのメーカーのコンデジのような雰囲気になります。プラスチック製ではないので傷がつきにくく、机の上に置いても安定感があります。そして背面は大きく開いているため、着けたままでもiPhone4の操作は問題ありません。

三脚を手軽に付けることができちゃう
iPhoneデジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

 また、三脚穴が2ヵ所にあるので、小型から大型まで様々な三脚を付けることが可能。机の上での利用だけじゃなく、屋外でもiPhone4を使ってしっかりとした写真が撮れるわけです。特にちょっと長めの風景動画を撮りたいときなどは、iPhone4を手で保持しているのはつらいもの。三脚にしっかりと固定できれば、動画撮影の可能性も広がります。

コンバージョンレンズを装着できちゃうぞ
iPhoneデジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

 さらにカメラ周りの部分は37mmのネジが切ってあり、付属のUVフィルターを付けておくだけではなく、市販のコンバージョンレンズが装着できます。最近では中国製のiPhone用望遠レンズなどが売られていますが、簡易的なもので画質は期待できません。一方こちらはデジカメ用のコンバージョンレンズを使えるわけですから、様々な拡張ができるだけではなく、本格的な写真も撮影できちゃいそう。

ワイドコンバージョンレンズを装着して撮影
iPhoneデジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

 さっそくワイドコンバージョンレンズをTurtleJacktに装着して、香港の街に出てみました。高層ビルが立ち並び、どこへ行っても人だらけの香港。その風景は広角で撮影したいものです。ワイドレンズを装着するだけで、このような写真が手軽に撮れちゃうのはおもしろい!

簡易顕微鏡として使ってみよう
iPhoneデジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

 また、Nikonのテレスコマイクロをステップリングを介してつないでみました。そのままでは手持ち利用するには不安定ですが、三脚を使えば手ブレも抑えられます。このテレスコマイクロ、机の上で使えば簡易顕微鏡のようにも利用できるので、お子さんの学習用途にもいいかもしれません。身近なものを大きく拡大し、しかもそれをそのまま撮影できちゃうのはこれまた楽しい。

こんなことまでできちゃう! フィールドスコープを装着だ
iPhoneデジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

 TurtleJacketのすごさはこれだけじゃありませんよ。接眼部分にネジさえ切ってあれば、あらゆる光学機器を装着できちゃうんです。例えばバードウォッチング用の巨大なフィールドスコープ。こんなものまでiPhone4にくっついちゃうんですから。そしてiPhoneのよいところは、撮影した写真をすぐにTwitterやFlickrにアップしたり、Evernoteなどで共有できるところでしょう。「こんな鳥を発見、名前を教えて!」、なんてTwitterですぐにつぶやくこともできちゃうわけです。

ワイド程度なら普段から付けていても邪魔にならない
iPhoneデジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

 このようにTurtleJacketを使えば、より本格的な写真撮影を手軽に楽しむことができそうです。ワイドレンズ程度なら普段から付けていても、それほど気にならないかもしれません。普段はレンズを付けずに、ちょっと変わったジャケットとして装着しておくのもいいかも。イザってときに机の上でiPhone4を安定して立てて置けるというだけでもメリットは大きいです。

進化はさらに止まらない。デジイチ用レンズも
iPhoneデジカメ化ジャケットはスグレモノだ!

 今後はなんとデジイチ用のレンズのコンバーターも出したいとのこと。もちろん、ハイエンドなコンデジやデジイチのほうが、よりいい写真を撮ることができるでしょうけど、手持ちの余ったレンズなどをiPhone4で活用できるのもおもしろいものです。iPhone4のデジカメ機能をハード的に拡張したい人、Turtlebackの製品は要チェックですよ。


山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

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