あけましておめでとうございます。2011年は海外も日本もスマートフォンの新製品ラッシュが予想されており、去年以上にサイフの中身との戦いが大変な1年になりそうですね。年明け早々にアメリカで開催されるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)もスマホの展示が中心になると言われており、どんな新製品が出てくるか楽しみなところです。
この冬の目玉となりそうなNokia E7(モック) |
さて、スマートフォンと言えば、最近はSamsung、HTC、Motorolaあたりに勢いを感じますよね。でも、忘れちゃいけないメーカーが1社あります。そう、それは世界シェアトップのNokia。日本から撤退して時間が経ったことと、海外ではあまり目立った報道がないことから、やや影に隠れた存在になっちゃっている印象がありますが、昨年末から反撃開始とばかりに、フルタッチスマートフォンを続々と出しています。E7、C7、C6-01、C5-03と、この冬のNokiaはフルタッチに特化。なかでもQWERTYキーボード内蔵のE7は、1月登場予定で楽しみな製品です。
NokiaイチオシのN8、カールツァイスレンズがナイス |
そんなNokiaでイチオシなのがN8。コンパクトなボディながら、1200万画素のカールツァイスレンズ付きカメラを搭載。HDMI出力もあり、映像にこだわったスマートフォンです。価格もiPhoneやGalaxy Sなどよりも3、4割安いため、買いやすく香港でも結構売れてます。このN8はNokiaも売り込み攻勢をかけており、アジア各国でも街中で様々な広告展開がされています。そして販売促進用のグッズも盛りだくさん。特にお店の店頭に並べられているデモ製品やモックアップは、それだけでも買いたくなるようなものがいろいろと展示されています。
N8のデモ端末(左)は、一見すると実機(右)と変わらない |
その手のグッズが欲しいなぁ、と思っていたら、やっぱりあるところにはあるもので、“純正販促品専門店”なんてお店が中国にありました。もちろん、メーカー非公式店(笑)。行くたびに置いてある商品は異なるのですが、今の時期はやはりNokia N8関連のものがたくさん。ってことでついつい買ってしまったのが、プロモーションビデオ端末とでも言えそうなブツ。実機と同じサイズのモックで、日本でもよくあるようなホットモックのようにも見えます。
電源を入れると延々とデモムービーが流れる |
電源を入れてみると、Nokiaで見慣れた手と手をつなぐアニメーションが出るでもなく、“Loading・・・”の表示のあとで、N8のデモムービーが流れ出します。ムービーは2種類で、電源を切るまで永遠に流れるという低機能なもの。なお、microUSB端子がありますが、これは充電用でPCと接続してファイルを入れることはできません。
とりあえず分解はできそうだ |
本体下部のネジを外すと、バッテリーを取り出すことができます。うまいことやれば基盤を取り出して、そこに乗っているだろうメモリーに、直接ほかのムービーデータを保存できるかも。せっかくの動画再生機能があるのだから、改造して普段から使えるようにしたいものですねぇ。
デカッ! 巨大なN8だ |
お次は全長20センチ以上はあるかという、巨大なN8のモック。これはお店のショーケースの上などに置いておくのに、ちょうどいい感じのものですね。ただのモックで何の機能もありませんが、存在感あるので自宅で展示しておくってのもいいかも。また、よーく見るとディスプレー部分のサイズが、最近流行の中国製Androidタブレット端末に近いような気もします。測ってみると、縦長ながらも7インチ! ってことで、ここをくり抜いてタブレットを入れちゃう、なんて改造をしてみるのもおもしろそうです。でも、こんなデカいタブレットを人前で使うのは、ちょっと恥ずかしいかもしれませんけどね(笑)。
背面も改造したくなる雰囲気 |
これだけサイズが大きいと、背面側のカメラ部分もなかなか迫力があります。こちらの部分には小型のデジカメを埋め込んで……、なんて、やっぱり何かしら改造したい気分にさせてくれるのが、巨大モックの魅力かも。
真打はこれ! フォトフレーム型のN8だ |
この巨大なN8モックなんですが、別バージョンも売られていました。こちらは電源コードが付属しており、机の上に立てるスタンドも最初から付いている本格的なもの。しかも、リモコンまで付属しています。ってことはこれ、何かしら動作するってこと? まさか、このデカイN8が回転しまくるとか(笑)。ということで電源を入れてみると、画面にはまたしてもN8のデモムービーが! しかも、最初に紹介した実機サイズのものとは違い、リモコンでムービーの再生操作が可能です。うーむ、これはすごいぞ。
PCと接続可能、ファイルを転送できる |
説明書によると、ディスプレーの解像度は800x480ピクセル。PCと接続してファイルを転送し、再生することもできるとのこと。もちろん、付属のリモコンでファイル操作も可能です。デモ用途として使わなくなっても、フォトフレームになっちゃうだなんて、なかなかナイス!
このように、海外でも各メーカーは販売促進用に様々なものを作ってお店に並べているのですが、一般的には入手できないのが残念なところです。実用性があるものは、純正アクセサリーとして別売してもいいと思うんですけどねぇ……。
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