日本通信からSIMロックフリーのAndroid(2.2)端末が登場です。今週にも出荷予定。本体はファーウェイのIDEOS。イー・モバイルのPocket WiFi S(S31HW)と同じボディーですが、細かい違いがあります。通信電池U300(10日間のお試しぶん)が付属し、価格は2万6800円。日本通信の直販で取り扱うほか、家電量販店でも購入可能です。
IDEOS |
バックカバーが4種付属 |
↑グローバルではなかったマットなブラックと、イー・モバのポケットWiFiにはなかったイエローを含む全4色を、その日の気分や服装で交換可能です。 |
もちろんSIMロックフリー |
↑ポケットWiFiと違いFOMAプラスエリア(800MHz帯)にも対応。技適マークのシールがまぶしい? |
国内で使えるSIM |
↑APNが公開されているかいないかは別として、技術的に使用可能なものです。 |
そのほか、イー・モバイルのポケットWiFiとの違いとして、ローカライズされていない点が挙げられます。日本のロケールは追加されていますが、設定は自ら行なう必要有り。APNやアクセラレータも自分で入力する必要があります。ちなみに日本通信、イー・モバイルのSIMでしたらテザリングも可能となっております。
IP電話サービスが利用可能
日本通信が来年1月開始予定のIP電話サービスが利用できます。月額は490円。通話料10円/30秒と通常のキャリアの最安プランよりお得となっております。オンラインで申し込み後、IP電話の専用アプリをインストールします(提供形態は未定)。
左上に見慣れぬアイコン |
↑IP電話専用アプリをインストールすると、以後自動でバックグラウンド起動します。 |
フツーにかけられる |
↑フツーのAndroid端末と同様にダイヤル可能。 |
フツーにかかってくる |
↑ケータイで受けたところ。IP電話なので、050番号になっています。 |
フツーに受けられる |
↑ケータイからの着信も何の違和感もございませぬ。 |
通話品質もなかなか |
↑フツーのケータイと何ら変わらない通話品質です。U300の回線で使用しても。 |
3Gと無線LAN両対応 |
↑オーバー3GでIP電話機能が利用可能。無線LAN下では自動で切り替わります。 |
交換式も利用可能 |
↑talking SIMほか通話可能なSIMであれば、通常のケータイ電話網も利用できます。IP電話の機能がAndroid OSをジャックする形で実装されるため、いずれかを選択する必要があります。 |
細かい設定も可能
2万6800円でサクッと買ってきて無線LANだけで利用するもヨシ、海外旅行専用機とするもヨシ、データ専用のU300で月額換算2483円で使うもヨシという自由さが素晴らしい! 通話にも使うならtalking SIMという選択肢もありますね(ナンバーポータビリティーも利用できるし)。
しかしオススメは、やはりデータ専用U300+IP電話サービス。IP電話サービスの基本料490円は15分の通話料を含んでおり、月額ミニマム2933円で持てる計算になります。通話料も10円/30秒と良心的。SIMを差し替えようが無線LAN環境下で使おうが番号は固定。海外でばからしいローミング代を気にする必要もありません!
LTEは通話がないので今後、電話がIPに流れていくのは必然のように感じる、とアックン・オッペンハイマーも述べていました。
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