午前中にGALAXY SとGALAXY Tabを発表して盛り上がっているNTTドコモ。そのドコモブースでは、未来のケータイに搭載されてきそうなオモシロ技術がどかーんと参考出品されていたゾ!
●カメレオンが舌でペンをたたく! 触る3D
まず注目したいのが“触覚”関連の参考出品。今までドコモは言葉(聴覚)や映像(視覚)といったコミュニケーション手段を提供してきたが、そこから一歩踏み出して、“触れるケータイ”も研究開発している。
画面のカメレオンに専用のペンを近づけると、ペン先に狙いを定めて舌で突っついてきてペンがはじかれます!!
仕組みは、ディスプレーの背面にはコイルが仕込まれており、上部にあるカメラでペンの位置情報を確認して、近づきすぎたら磁力を発生させてペンをはじくというもの。単にバイブレーターで振るわせるのとは違い、かなり強くはじかれたと手に感じられ、その場でペンを落としている人もいたぐらいだ。触ってすぐにわかる面白さなので、ぜひ会場に来たら体験してほしい。
●新たな「リア充」アイテム!? 体温ハート
端末上部にある穴に指を置くと、そこから心拍数を検知してデータ化し、ブルートゥースでケータイに転送。さらに相手のケータイ→相手の体温ハートとデータを送る。こうして相手側の端末では、心拍数をバイブレーターで再現したり、緊張やリラックスといった状態を光で伝えてくれる。さらには、心拍数に応じた“ぬくもり”を背面にある発熱装置で再現することも可能だ。
何百と言葉をかけるよりも、一度手を握るほうが相手に安心感が伝わることもあるもの。
●製品化間近!? ワイヤレス充電器
説明員によると、ドコモでは初の参考出展となるワイヤレス充電器。平たい台のような充電器の上にケータイをポンと置くだけで、端末の位置を検知してバッテリーを充電してくれるという超便利なアイテムだ。
ケータイ内蔵型のバッテリーだけでなく、外部バッテリーも用意。説明員によれば、来年か再来年あたり世の中に出てくるであろう製品化にちかい参考出品とのこと。気になる価格だが、製品の数が出れば、最終的に数千円で買えるよになるそうだ。
●HMDやARなど、“視覚”関連もアツい!
オリンパスとの協業で、ヘッドマウントディスプレー(HMD)も参考展示していた。ケータイではさまざまな情報を得ることができるが、手を使って操作しにくいこともある。そこでHMDというわけだ。
町中を歩いてるときに、ドコモダケがHMDに表示されて道案内をしてくれたり、ジョギング時に走行距離を教えてくれたりといった使い方が想定されている。ほかにも、プレゼンの発表者がスピーチ内容を見るのに使ったり、美術館の案内にも活用できるそうだ。
AR技術の活用としては、現実と3Dの空間を同期させ、ケータイの画面で周囲を見渡すと3D空間上にあるオブジェクトが表示されるというデモも実施。ARタグを使って、ケータイの画面上に仮想の家具を出現させ、部屋の模様替えをしミュレーションするという展示もあった。
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