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2010上半期ネット事件簿ロングインタビュー その3

2010年07月01日 19時00分更新

 ニコニコ動画で懐かしのゲーム系アレンジ曲で有名なヒャダインさんが、『ももいろクローバー』の『行くぜっ!怪盗少女 』などの作詞・作曲をつとめる“プロ”の前山田健一氏であるとブログで公表。なぜこのタイミングで公表したのか、その真相に直撃。

ヒャダインさん01

 ヒャダインは趣味、仕事にしません

カミングアウトした反応ですが、まず親がよろこびました。よろこびすぎて、電話番号をうかつにばらまいたようで困っています。ヒャダインは趣味なんです。頼まれた仕事は“前山田”でやりたい。ヒャダイン名義でやってくれは断っています。ニコニコ動画で名前が売れて、プロとしてやりたい人も多い、結構なことだと思うけど、自分はやりたくない。ヒャダインを使って仕事をしようと思われるのが嫌ですね。なので、前山田として売れるまでは、名前は出さないと思ってました。そこは男の意地ですね。これからもヒャダインはやっていきますが、作曲家・作詞家として活動するときは前山田です。

ヒャダイン02
http://ameblo.jp/hyadain/

 次出す曲は荒れるかも……

ニコニコ動画から、著作権のある作品をなくしたら、どうなるかと思ったけど、見事に文化をつくった。ニコニコ動画自体、すごくいろいろな段階があって、ハヤり物が次々と短いスパンで出てくる。今のニコ動ファンには、ヒャダインは古いと思う。終わった存在かもしれませんが、必死にがんばろうと思います。自分が思う新しいことをやっていきたい。思いつかなくなったら、やめるしかないでしょうね。自分がワクワクすることしかやりたくない。自分はすごく運の良い人間で、趣味を発表したら受けた、みたいなものです。ヒャダインに関しては、出す曲出す曲で変えていったんですよ。特に初期は、前回出したものとはまったく違うことをしたので、だから逆に微妙と言われるのはほめ言葉なんです。次もつくっています。発表したら、荒れるかも……。今から楽しみです。これからもゲームカバーは続けますし、オリジナルもやりたい。今まで不可能だったことも正体をバラしたからこそできることもあるんです。どうしようもないことやりたいですね。なぜかタレント本を出してしまうとか。何も発売していないのにいきなり握手会とか(笑) ヒャダインはていねいにしている悪ふざけなんですよ。

ヒャダイン03
http://www.maeyamada.com/

ガチ鈴木、オススメのヒャダイン動画
『DQIV 第三章で、「トルネコのうた」【ヒャダイン】』
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4991891

ヒャダイン04
ネネの販売する価格が、アッサラームの絡みを含めて爆笑しました。

ライター岩倉、オススメのヒャダイン動画
『ストIIの効果音で、オリジナル曲』
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3176172

ヒャダイン05
それぞれの歌詞がキャラに合っていますよね。素直にかっこいいです。
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