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話題のスリーエム製N95マスクでGW明け初出勤レポ

2009年05月07日 21時00分更新

住友スリーエム(3M) N95適合 1870マスク
N95 3M マスク.jpg

 この2週間ほど、テレビのニュースで僕たちの視線を釘付けにする、あるブランドがあります。そう、飛行機の検疫をする職員の口元を飾る、住友スリーエム(3M)のマスクです。

 インフルエンザ対策のマスクを語る際にキーワードとして頻出するN95規格の詳細についてはウィキペディア3Mの公式Q&Aあたりを参照してください。

ざっくりと言えば、豚インフルエンザウィルスの感染リスクを軽減できる性能を持った、医療用の保護マスクといったところでしょうか。(専門家じゃないので断定的な表現は避けますが)

検疫の職員と同じものではないですが、N95規格のスリーエム製マスクを個人的に購入しました。購入したからには、使ってみなければ。ということで、GW明け第1日目、これを装着して出勤してみました。そのレポートと装着してみた外見写真は以下から。

このマスクを注文したのは、メキシコでの豚インフル感染が騒がれだした4月下旬の週末。楽天のウェブショップから購入しました。

オモテ面
N95 1870表
↑スリーエムのロゴが薄いグレーで印刷されてます。

ウラ面
N95 1870裏
↑上下のフラップを折り畳んでコンパクトに携行(というか箱に収納)できます。ゴムバンドは2本。赤なので結構目立つかも。

 豚インフルの症状は意外と軽いだとか色々と言われていますが、自分の体に抗体がないインフルエンザはやっぱり怖い。
 各国での感染拡大がシャレにならなくなってきていることもあり、しばらくは通勤だけでもコレを装着しておこうと思ってます。
※今からでも購入したい人はこのあたりのキーワードで検索(楽天に飛びます)

●装着してみると……

 というわけで、さっそく装着。見た目はカップ型マスクよりは、ものものしさはずいぶんマシな印象。鼻とアゴにかかるフラップが密着して、外気をスキマから吸い込まないようになってます。

 普通のマスクと違うのはゴム部分で、耳掛けではなく、医療ドラマで見かける手術時のマスクみたいに2本のバンドで固定するようになってます。 赤いベルトのため、これが結構目立つかも。

N95 1870装着1

N95 1870装着2

●通勤電車にて――視線は気になるけど・・・・・・

 事前に家族にヒアリングしてみたところ、ゴムバンドが目立つので髪で隠したほうがいいかも、とのこと。素直にアドバイスに従います。

 電車はラッシュの時間帯からはズレてるので、至近距離で向かい合う状況ではないです。このレベルなら人の視線はそこまで気にならない。

 通勤は東急田園都市線なのですが、思いのほか、マスク装着した人が少ない……。大丈夫なのか日本。GW明けだから海外旅行帰りの人が大量にいるはずなのだが……。

 ネットやテレビのレポートを見ていると、密閉度が高いので息苦しいという意見がありましたが、その点はあまり感じません。花粉症用のマスクでも、隙間ができにくい製品なら同じくらいの吸入抵抗があります。歩いてる程度なら大丈夫で、早足で呼吸が上がって来ると息苦しいかも、というイメージ。

 気になったのは“蒸れ”ですね。しかもかなり激しい。呼気がスキマから出て行かない(スキマができてるとマスクの意味がない)ので、マスク内が高湿度になります。特に鼻の下あたりは、体感ではぐっしょり。
 ま、ムレムレのぶんだけ、外界のウィルスをシャットアウトしてくれてると思って我慢しましょう。いくら蒸れるといっても、耐えられないってほどではないですし。

 我が家では結局、今後の備えという意味も含めて1箱(20枚)購入しました。これが本当に役立つシチュエーションがやってこなければ幸いですが、何事も備えあれば……ということで。

(イトー)

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