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クレープといえばこの形ですものね:

ファミマ「いちごのクレープ」こういうの食べたかった

2020年01月12日 15時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

「いちごのクレープ」
ファミリーマート
276円(税込298円)
https://www.family.co.jp/goods/dessert/1944099.html

 わりと甘いものが好きな人が多いアスキー編集部の総力を結集し、いま食べてほしい、コンビニやスーパーなどでオススメのスイーツを紹介する連載。第8回はファミリーマート「いちごのクレープ」です。

あの形で売られているのがポイント

 2019年は原宿でタピオカをやたら見るようになりましたが、昔から原宿といえばクレープだったわけです。そうでもないかな。おしゃれな若者が食べているのがクレープだった時代がありました。たぶん。「そうなの?」と思う若い人は親や先輩に聞いてみてください。

 コンビニでクレープを買うときもありますが、包装の都合上、座布団のような四角形のものが多い。もちろん、おいしいのですけれど、それでは情緒がないのではないか。クレープ焼き器で丸く焼いた生地で、包んである感じがいいわけですよ。そういうクレープを手づかみで食べたいじゃない、ねえ? 誰に聞いているのかよくわからないですが、そういうことです。

いちごのクレープ。この形ですよね

 そこでファミリーマート「いちごのクレープ」です。276円(税込298円)。あの形で売られているクレープ。

258kcal。それほど高くはない(と思いたい)

 いちごをトッピングするだけではなく、中のクリームとソースにもいちごを使ったクレープです。ホイップクリームには、いちごと相性のよい練乳でコクを出したとうたいます。

生地もクレープっぽいですよ

 とくになにか新しいパターンが発見されているわけではないですし、ありふれているものだと思うんですけれど、やっぱりこうあってほしいわけです、クレープは。持って食べたいですよね。

やっぱりこう持って食べたい

こういうクレープ、食べたくなりませんか

皿の上にのせたら、妙に自立してくれたクレープ

 味としては、シンプルです。いちご果実がとても甘いわけではないし、クリームもそれほど濃いわけでもないですが、クレープに合わせるなら、これぐらいのほうがバランスよいかなあ、とも思います。

 生地は、ほどよくもっちり。もうちょっと厚みがあってもよいのかな、と感じつつも、300円を切る価格ならこれぐらいでしょうか。

いちごソースはやや甘ずっぱめ

 いちごクリーム、いちごソース、ダイスカットされたいちごも入っており、「いちご感」(と表現すればよいのかな)はなかなかです。もっと入っていれば、とか、もっとなめらかな口当たりがほしい、とか、そういう意見もありましょう。ただ、「いちごのクレープ」なのですから、これで必要十分ともいえます。

クリーム、ソース、果肉で、いちご感はあります

 なんというか、こういうクレープ、食べたくなりませんか。300円で、あのクレープを食べる感じが楽しめると。お店で売っているような、クリームもフルーツもたくさん! というものではないけれど、やっぱりこの形で楽しみたい。なにかと新しいものが取り沙汰されがちなスイーツ業界、こういうのがあってもいいですよね。



モーダル小嶋


1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。一人めし連載
「モーダル小嶋のTOKYO男子めし」もよろしくお願い申し上げます。



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