週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

「横浜ガジェットまつり 2019」展示ブースレポート#2

スマホ画面を3D表示するディスプレーやAI搭載の魔方陣など横浜に集合

2019年12月31日 09時00分更新

2019年10月17日、18日、25日、26日にわたって「横浜ガジェットまつり2019」が開催された。「イノベーションで横浜を盛り上げよう!」を合言葉に、大手からスタートアップ、教育機関、市民団体、個人まで、組織の枠を越えてさまざまな人々が集まった展示セッションイベントだ。前回に引き続き、後半日程の25日、26日にて開催していた展示ブースをレポート。ドローン、ロボット、VRからアプリ、クラフト、アートまでが集まった。

BankART Station(新高島駅 地下1階)

呪文を唱えて魔方陣を光らせる
「魔方陣にAIを入れてみた[令和元年版]」(KDL.Make 部)

 ぬいぐるみに呪文を唱えると、足下の魔方陣が光り輝くシステムの「魔方陣にAIを入れてみた[令和元年版]」。ぬいぐるみにはRaspberry Piが組み込まれており、呪文の音声を認識。そのデータを魔方陣にセットされている別のRaspberry Piへと送り、プログラムされた内容にあわせて魔方陣のLEDが光る。

LEDがセットされた魔方陣

手で抱えているぬいぐるみが呪文(音声)を認識

ぬいぐるみ内にRaspberry Piが組み込まれている

新作コンテンツとARを使ったオーダーシステム
「TYFFON」(TYFFON)

 VRを使ったアトラクションを展開してるTYFFONは、HMD(ヘッドマウントディスプレー)を装着してタロットカードの世界を旅する新感覚のタロット占い「タロットVR:ボヤージュ・オブ・レヴリ ~幻想の旅~」の体験版を展示。2019年11月下旬に渋谷パルコにてARとスイーツを組み合わせた「ティフォニウム・カフェ」をオープンしており、ブースではカフェで使われるARを使ったオーダーシステムを紹介。タブレットでマーカーを読み込むと、キャラクターがオーダーしたパフェを作っていく姿が見られ、注文を待っている間も退屈しないようになっている。

「タロットVR:ボヤージュ・オブ・レヴリ ~幻想の旅~」の正式版は、バックパックPCを背負い、動き回りながらプレーをする

「ティフォニウム・カフェ」ではタブレットを使ったオーダーシステムを採用

ARを使って、オーダーを待っている間も楽しめるようになっている

セットしたスマホの画面が3Dで表示
「ASKA3Dスマートフォン用ディスプレイ」(テクノラボ)

 テクノラボとアスカネットが共同開発した球形のスマホ用ディスプレー。専用アプリを起動した状態でスマホをセットすると、ディスプレー表示の一部を3Dで浮き上がっているように表示可能。時計や写真を映しだせる。

 さらにスマホのインカメラをセンサーとして、ジェスチャー操作にも対応。タップしたり写真をスクロールさせるといった操作が可能となる。また色を検知して、それに近い色に表示を変えるといった機能も装備。球状の本体にはワイヤレス充電機能が搭載されており、対応したスマホならセットするだけ充電も可能だ。

写真ではわかりにくいが、ディスプレーが浮き出して見えている

ジェスチャーでの操作に対応

スマホの下をセットするので、上部にあるインカメラが突出した状態になっており、これで指の位置などを検知する

色鉛筆のカラーに合わせてディスプレーの表示が変わる

2足ロボットの試作キットを展示
「ファブラボ関内 会員の作品」(ファブラボ関内)

 2013年オープンと老舗のFabLab関内のブースには、会員が制作した作品やラズパイ・ゼロを使った2足歩行ロボットの試作キット「OttoPi」を展示。ロボットはサーボモーターを4個使用し、Wi-Fi経由でスマホからの操作にも対応。おしゃべり機能も搭載しており、子ども向けのワークショップなどに活用する予定とのこと。

レーザーカッターなど機器が使えるFabLabならではの作品を展示

子ども向けのプログラミング教室などにもぴったりな2足歩行ロボットの試作キット「OttoPi」

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事