マウスコンピューターが販売する「LUV MACHINES Slim ARS320BD-M2S2」は、省スペース型で設置する場所の選択肢が広いデスクトップパソコン。省スペース型ながら拡張性も高く、価格も6万3580円からと求めやすいのが特徴だ。今回は、各種ベンチマークテストを実施し、LUV MACHINES Slim ARS320BD-M2S2の実力を検証してみた。
普段使いの用途であれば快適な性能を発揮
LUV MACHINES Slim ARS320BD-M2S2のスペックは前回も紹介したが、再度おさらいしておこう。CPU-Zを用いた結果は下記のとおり。
Windowsマシンとしての快適さを測る「WIN SCORE SHARE」で計測してみたところ、CPU、メモリーは8.9ポイントという高いスコアとなっている。GPUは8ポイントとなったが、ゲーミングパソコンではないので及第点だろう。また、ストレージも8ポイントと高速な動作が期待できる。
ストレージはM.2 SSDが搭載されている。「CrystalDiskMark」を使って速度を計測したところ、472.4MB/秒となった。この速さならファイルの読み書きでのストレスはないだろう。
次はマシン全体のパフォーマンスやグラフィックス性能などをテストしてみよう。まずはマシン全体のパフォーマンスを測るべく、定番のベンチマークソフト「PCMark 8」と「3DMark」を用いて、性能をチェックしてみた。
総合系ベンチマークソフト「PCMark 8」は通常作業などのパフォーマンスをチェックするためのソフト。今回は「Home」、「Creative」の2種類を計測した。
スコアは「Home」が4536、「Creative」が5472となった。ウェブブラウジングなどの普段作業はもちろん、動画編集などの軽めのクリエイティブ作業、軽負荷の3Dゲームは問題なくこなせそうだ。
3DMarkのスコアは「Fire Strike」で2529、「Sky Diver」で9007、「Time Spy」で948となった。どのスコアをみても決して低いスコアではなく、高負荷のソフトでなければストレスなく動くだろう。
実際の3Dグラフィックスのレンダリングなどのベンチマークテストが行なえる「CINEBENCH」も検証してみた。このソフトではCPU性能などを測ることができる。このベンチマークでは「CINEBENCH R15」と「CINEBENCH R20」でベンチマークのスコアを行なった。R20はR15よりもレンダリングに必要なパワーが増えているため、R15のテストの数値と単純比較はできない。
CINEBENCH R15ではグラフィックスAPIのOpenGLは53.65fps、CPUの性能テストでは604cbという結果となった。CINEBENCH R20でのCPU性能テストは1524pts。4コア/4スレッドのRyzen 3 3200Gプロセッサーらしい結果となった。この結果を見る限りだと、動画配信や編集といった重い作業ではないライトな使い方であれば、快適にこなせる性能といえる。
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