タロットから始まる美しい世界を存分に味わえる!
TAROT VR: VOYAGE OF REVERIE
TAROT VR: VOYAGE OF REVERIE(以下、TAROT VR)は、占いコンテンツ市場シェア世界No.1のザッパラスと共同でVR技術を活用して制作したというVRコンテンツ。対象年齢は7歳以上、13歳未満の人は保護者の同意が必要。所要時間は約10分。料金は1人800円、2人同時プレイで1500円(1人750円)。
本作は実にシンプル。HMDを装着すると、そこはフードを被った占い師の女性が空中に浮かぶタロットルームに。今占ってみたいことを心に浮かべながらカードを1枚取ると、その引いたカードの世界に移動する。
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タロットカードに代表される大アルカナのカードをモチーフに、それぞれにまつわる22通りの世界が楽しめる。360度に広がる大迫力の映像は美麗で、幻想的。今までにないまったく新しいタロットカード体験が味わえる。
最後には自分が引いたタロットカードを、その意味を解説した解説書と一緒にプレゼントされる。本作は2人まで同時にプレイできるが、同じVR空間に入って1つの世界を体験するか、分かれてVR空間に入り、各々別々のカードを引いて、異なる世界を見るかの2パターンの楽しみ方がある。
今回は2つの世界を見てみたかったので、つばさとナベコには別々の世界を見て貰った。そうした場合は、体験後にお互い何を引いた? どんな世界だった、とワイワイ楽しめる。一方で、同じ世界を見た場合は、一緒に見た世界について、お互いの意見を交わす、といった別の楽しみ方が味わえる。
ちなみに今回はナベコが「THE EMPRESS(女帝)」、つばさが「THE STAR(星)」を引いた。女帝では、大きなしゃべる木(トレントだろうか?)が登場。緑溢れる豊穣の世界が広がっていた。一方、つばさは暗い世界に美しい星が瞬き、光がたくさん瞬く幻想的な映像が映し出されていた。
体験できる映像はランダムなので、22種類すべて見るのは大変そうだが、何度も訪れる人もいるとか。VIVE Proによる高解像度で幻想的なカードの世界を体験したい女性にオススメなコンテンツだ。
より高解像度&ハイクオリティーなVRが自宅で体験できる!
今まで紹介したように、都内だけでも数多くのVR施設にて、自宅では体験できないようなVRコンテンツが楽しめる。しかし、こうしたVR施設に行くと、家でも遊んでみたい、という声も多いとか。そんな時は、HTCの最新VRHMD「VIVE Cosmos」をオススメしたい。(ちなみにVIVE Cosmosはアスキーストアでも販売している)
VIVE Cosmosは、両眼2880×1700ピクセルと、初期型のVIVEよりも88%高画質になっている。また、ベースステーションを必要としないインサイドアウト方式になったため、接続もシンプルになっている。
また、ソフトウェアのインストールからハードウェアの接続方法まで、これでもかというほど丁寧な解説が行なわれるため、これからVRを始めるという人にはもってこいの製品だ。
ただし、自宅でVRコンテンツをプレイするには、VRHMDが快適に動作可能なスペックのPCも必要になる点は注意したい。最近のビデオカードは、どんどん進化し、新製品も登場しているため、やや型古のVR推奨のGPUを搭載したPCを購入するのもアリ。
VIVE Cosmosの価格は直販で9万8870円とやや高価だが、今回見て来たように、数々のVR施設で採用された実績により、耐久性や精度は折り紙付き。今後も採用コンテンツがどんどん追加されると思われるので、今からハイクオリティーなVRを自宅でプレイしたいという人は購入を検討してみるのもいいだろう。
(提供:HTC)
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