以上がバトルで出来る主な行動だ。大まかな流れは、以下の3つのフェーズに分けられる。
- 各キャラのアビリティーを使用&幻獣を召喚して敵にダメージ&アイテムを使って回復
- 「攻撃」ボタンを押してパーティー全員の通常攻撃orバースト攻撃発動
- 敵のターン
自身で選択できるほぼすべての行動は「攻撃」ボタンを押す前に行い、準備が完了したら攻撃ボタンを押して自分のターンを終える、という感じになる。
なお、右下のAUTOアイコンをクリックすればオート戦闘も可能。またオートモードにも「通常攻撃だけ行う」か「アビリティも使用する」かの2つのモードがある。
ただ、アビリティ使用のオートモードでは機械的にすべてのアビリティを使用していくので、誰もダメージを受けていないのに回復アビリティを使ってしまうなど、戦況に合わせた対応はできない点は留意する必要がある。
●敵の行動について
自分たちの攻撃が終わると、次は敵のターンになる。敵も攻撃やアビリティなどを使ってくるが、1ターンごとにHPゲージの下にある丸いアイコンが黄色く光っていき、すべての丸が光ると、次のターンに強力なゲージ技を発動する。
倒せるならこの状態になる前に倒したいところだが、倒しきれないなら回復などをして強力な攻撃に備えよう。
また、クエストでは時折ボスも出現する。ボスは通常のザコ敵と違って、HPゲージの下に「Rasing」ゲージがあり、これが溜まるとボスがレイジングモードに移行する。この状態だと、上記の丸いアイコンが溜まった際に発動するゲージ技がより強力なものになる。
場合によっては大きなピンチになるレイジングモードだが、一度レイジングモードになったボスを攻撃するとレイジングゲージが減っていき、ゲージがなくなるとボスが「スタン」状態になる。
スタン状態になったボスは、基本的にゲージ技を使ってこなくなる。スタン状態はターン経過によって回復するが、レイジングモードが解除されるため、ゲージ技の威力は通常時に戻っている。敵がレイジングモードになったときは、ゲージ技を発動させる前になるべく早くスタンさせたい。
●属性について
本作では神姫も敵も属性を持っており、それぞれ有利/不利属性が存在する。敵味方問わず、有利属性のキャラが不利属性のキャラに攻撃すると、ウィークポイントと表示され、ダメージ量がアップする。逆に不利属性から有利属性への攻撃はダメージが減少する。
属性は「火」「水」「風」「雷」「光」「闇」「幻」の7つ。火は、風に強く水に弱い。水は、火に強く雷に弱い。風は、雷に強く火に弱い。雷は、水に強く風に弱い。
光と闇は、火・水・風・雷に少し強い。またプレイヤー側の光は敵の闇に、プレイヤー側の闇は敵の光に強い(敵の光/闇攻撃はプレイヤー側のウィークポイントにはならない)。
幻属性は特殊で、ほかの属性に対しお互いに弱点属性になる。どちらの攻撃もダメージが増加するので、殴り合いのダメージレースということになる。各クエストはそれぞれ属性の傾向があり、そのクエストに出現するほとんどの敵の属性が統一されるので、その属性に有利になる属性のパーティーで編成すれば攻略しやすくなる。
神姫プロジェクト Rでは編成時の設定項目が多めだが、クエスト選択時の「おすすめ編成」で自動的にそのクエストに有利な属性でパーティーを組んでくれるので、序盤はこれを活用するといいだろう。
本作の戦闘はここまで見てきたアビリティの効果、属性にあった編成、バーストのタイミングなどの要素を複合的に見ながら行動を選択していく。何やら難しく感じるかもしれないが、うまく戦略がはまり、ド派手な技で大ダメージをたたき出す瞬間などはクセになる爽快感だ。このバトルシステムも本作の大きな魅力といっていいだろう。
R18イベントのシチュエーションは驚異的なバリエーション
神姫プロジェクト Rでは、前述のとおりストーリー内でもアダルトシーンが盛りだくさんだが、さらに英霊・神姫・高レアリティの幻獣それぞれにR18イベントが用意されており、それぞれレベルを上げることで解放できる。
英霊と幻獣はそれぞれ1つずつ、神姫は、レアリティがRなら1つ、SR以上は2つのイベントが用意されている。
なお神姫にはレベル上限があり、R18イベントを開放するレベルまで上げるには、「限界突破」をしてレベル上限を引き上げる必要がある。限界突破はゲーム内で手に入る素材アイテムで可能だが、素材アイテムを集めるためのクエストなども常設されており、ハードルはそれほど高くはない。
神姫の限界突破は4段階まで可能だが、R18イベントは1度の限界突破をすれば解放可能(SR以上の神姫は1つ目のイベントのみ)だ。R18イベントを見ると神姫が新しいアビリティを獲得し、通常のゲーム攻略面でも戦力の強化につながる。
R18イベントの閲覧は、マイページの中にある「エピソード」から可能だ。ここでは各キャラクターのイベントだけでなく、メインストーリーで見たアダルトシーンも閲覧できる。
アダルトシーンはフルボイス、さらにアニメーションするのでかなり力が入っている。また、イベント内容がバラエティーに富んでいるのも特徴的。筆者が集めたキャラは120人ほどだが、ソフトなものからハードなもの、マニアックなものまで、さまざまな嗜好のイベントがあるのが確認できた。もちろん、キャラの容姿やボイスでの差もある。
神姫だけでも400以上登場する本作だけに、イベントのバリエーションはかなり豊富。どんな人でも、お気に入りのイベントの1つや2つは見つかるのではないだろうか。個人的にはちょっとアブノーマルなぐらいの人の方が楽しめるのではないかと思う。
RPGとしても、エロゲーとしても、神姫プロジェクト Rのクオリティーは申し分ない。ゲームもしっかり楽しみたいけど、かわいいキャラのエッチなイベントも拝みたい……そんな欲張りな人はぜひプレイしてみてほしい作品だ。
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