VRコンテンツは、スマホと簡易的なVRヘッドセットの組み合わせ、PlayStation VRなど、いろんな手段で見ることができるが、最も高解像度で没入感の高い体験をしたいなら、パソコン(PC)用のVRヘッドマウントディスプレー(HMD)を使う以外にない。
PC用のVRHMDは、VRが出始めた初期のシステムを触ったことがある人なら、ややPCに詳しくないと難しいだろう、と思っているだろうが、HTCの最新VRヘッドセット「VIVE Cosmos」は、そのイメージを払拭している。(ちなみにVIVE Cosmosはアスキーストアでも販売している)
従来のVRHMDは、正確な位置のトラッキングのために、Oculus Riftなどは外部センサー、HTCのVIVEならベースステーションと呼ばれるデバイスが必要だった。しかし、VIVE Cosmosはヘッドセット部分に搭載された6つのカメラにより位置をトラッキングするインサイドアウト方式に変わったため、そうした外部デバイスが必要なくなった。
また、初期のOculusなどは、ソフトウェアがすべて英語で、その手順通り行なっても、部屋の環境によってはセットアップが上手くいかないという人も多かった。
さらに、PCでいろいろと海外のオンラインゲームをプレイしている、ゲームキャプチャーや動画編集、フリーアプリでいろいろ遊んでいる、といったPCリテラシーの高い人ではなく、PCは普段ネットショッピングやネット動画を見るだけ、仕事でオフィスを使うくらい、といった人にとっては、わかり辛い表現も多かったと思う。
しかし、VIVE Cosmosは、そこまでする? と驚いてしまうほどに、ソフトウェアのインストールから懇切丁寧に解説が表示される。そのため、PCでVRを始めてプレイする人、VRには興味があったがPCはちょっとといった女性でも安心だ。
そこで、VRのイベントにもよく登場し、数多くのVRコンテンツを体験してきた声優・タレントの有野いくさんに、女性代表としてVIVE Cosmosのセットアップに挑戦してもらった。ぜひ、PC用VRに興味はあったが尻込みしていた、という女性の方も参考にして欲しい。
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