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VR初心者の女性でも超簡単!VIVE Cosmosのセットアップに有野いくさんが挑戦

2019年12月05日 11時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●アスキー編集部
提供: HTC

VIVE Cosmosの魅力、オススメコンテンツは?

 VIVE Cosmosは、2880(片眼1440)×1700ピクセルと高解像度の新型VRHMDだ。そのため、初期型のVIVEよりも88%も高画質になっている。実際に今までいろんなVRHMDを体験してきた有野いくさんに感想を聞いてみると、「まるで見ているモノの匂いまで感じるほどリアル!」とのこと。実際に、従来機にあった網目模様のような電子的な格子感が圧倒的に少なく、従来機よりもクリアーで、高い没入感を得られる。

 取り付けられたヘッドホンも、従来のハイエンド機「VIVE Pro」に採用されていたハイレゾ対応で高音質を実現している。

 1点弱点を挙げると、コントローラーが従来機と大幅に変わったため、従来のVIVE用に開発されたVRコンテンツの一部操作ができない可能性があるところだ。実際に筆者がいくつか試したところ、基本操作はできたが、サブの細かい移動ができないなど、不具合があるゲームも散見した。キーボードやマウスで補えば遊べる、というゲームもあるが、完全対応していないと不安を覚える人もいるだろう。

 一般的なPCゲームのみならずVRゲームも多数配信するSteamでは、VRの対応デバイスはVIVEのみ記載があり、VIVE Cosmosの対応は分からない。しかし、HTCの公式サイトVIVEPORTであれば、対応項目にVIVE Cosmosがあるので、対応ゲームはVIVEPORTで探すのがオススメだ。

VIVEPORTで各ゲームを選択すると、対応ヘッドセットなどの情報が確認できる

 では、実際にどういったゲームがオススメなのか、いくつか紹介していきたい。

思わず夢中になる剣戟アクション

SWORDS of GARGANTUA
●株式会社よむネコ
1990円(VIVEPORT)

 まず最初に紹介するのは株式会社よむネコの「SWORDS of GARGANTUA」。巨大な空間で巨人ガルガンチュアやその軍団と戦いを繰り広げる剣戟アクションゲームだ。本作は最大4人でもプレイ可能。前後左右から迫りくる敵の剣を弾き、弱点を斬り、バッサバッサと敵を倒す、非日常的爽快感はVRゲームならではだ。

有野いくさんも挑戦。何度も強敵に挑み、ようやく勝利した際には天高く手を突き上げて大喜び。思わず夢中になるおもしろさだ

 本作は今年話題となった一体型VRHMDの「Oculus Quest」でも配信されるなど、対応デバイスも多いが、Oculus QuestだとPC用VRHMDと比べてパワーがないため、低解像度でつくられているので、VIVE Cosmosよりも画質で劣る。鎧の質感や、剣を打ち合うリアルさを楽しみたいなら、断然高解像度のVIVE Cosmosがオススメだ。

 剣や盾を持って、振って敵を斬ると、割とシンプルなので、女性でも楽しめる。ストレス発散に持ってこいでは?

80年代サウンドで楽しめる新感覚リズムゲーム

Synth Riders
●Kluge
1730円(VIVEPORT)

 Synth Ridersは、10月に発売されたばかりのリズムゲーム。1980年代の映画やビデオゲームに影響を受け電子音楽「シンセウェイヴ」な、ノリのイイ楽曲に乗って、前方より飛んでくるノーツを、両手の色に合わせてタッチしていく。

 言語は英語のみだが、リズムゲームはシンプルでわかりやすいので、英語が苦手でも大丈夫だろう。一世を風靡したBeat Saberのような斬るではなく、リズムに乗ってノーツに合わせるといった、独特な操作方法はダンス感覚で楽しめる。

 サイバーパンク風の電子世界は、SFの世界に迷い込んだような錯覚を覚える。

愛らしい白ネズミの冒険に癒される!

Moss
●Polyarc Games
3090円(VIVEPORT)

 女の人でも楽しめるといえば、定番のMossは避けて通れない。プレイヤーはVR空間内でオブジェクトを動かし、白ネズミのQuillを導き、敵と戦いながら冒険を楽しむ。

 本作の特徴はその操作方法にある。一般的なアクションゲームの場合、プレイヤーの分身である主人公を動かし、オブジェクトを動かすのも、その主人公が行なうのだが、本作ではQuillで敵と戦いながら、オブジェクトは別の操作で動かすという、2つの操作が同時に行なえる。

 その独特な操作感もさることながら、とにかくゲーム内のマップを一生懸命移動するQuillの愛らしい姿に癒される。コントローラーを使って、Quillを撫でたりといったコミュニケーションもできるなど、VRならではの楽しさが詰まっている作品だ。

VIVEPORTインフィニティで約800タイトルが遊び放題!

VIVEPORTには良質なVRコンテンツがどんどん追加されている

 ここで紹介したタイトル以外にも、VIVEPORTには約800のゲームやVR体験のコンテンツがある。これらのコンテンツは、1つ1つに価格が設定されていて(無料のものもある)、サブスクリプションサービスのVIVEPORTインフィニティを購入すると、毎月定額(月額プランの場合1500円/月。年額プランの場合1000円/月)ですべてのコンテンツが遊び放題になる。そのため、この機に思いっきりたくさんのVRコンテンツを体験したい、という人にはオススメだ。

VIVE Cosmosは機能拡張も予定された新時代のVRHMD!?

 VIVE Cosmosは、最初のソフトウェアのインストール、アカウントの作成がやや手間ではあるが、その先は非常に丁寧な解説があり、紙のマニュアルとにらめっこしながら起動にまで手間取るといったことがない、とてもVRルーキーライクなつくりとなっている。

 また、まだ詳細は明らかになっていないが、ヘッドセットの前面、フェイス部分を拡張Mod(別売り)と入れ替えて、機能をアップデートできるという。まさに新時代のVRHMDになっている。

 加えて、前述したように非常に高解像度で、高音質のVRHMDに仕上がっている。しかし、その分価格は直販で9万8870円と、他のVRHMDに比べるとやや高価だ。だが、VIVEシリーズは、数々のVR施設でも採用され、その耐久性と精度は折り紙付きなので、そういった付加価値も考えれば、十分ありなのではないだろうか。

 丁寧な解説、チュートリアル付きで、周りにVRを使ったことのある詳しい人がいないから不安だったといった、これからVRを楽しみたい人は、一度購入を検討してみてはいかがだろうか。

アスキーストアーにて販売中!

(提供:HTC)

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