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Sandy Bridge世代のノートPCを安く延命してみる

2.8万円でイケる!Windows 7延長サポート終了前にSSD換装&Windows 10化

2019年11月15日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: 日本サムスン

Windows 10でもSSDで劇的に高速化

 ここでも元のHDDと換装した860 QVOとで速度を比較してみた。なお、条件を揃えるためにHDDもWindows 10化している。

Windows 10でもCrystalDiskMark 6.0.2でHDD(左)と860 QVO(右)をそれぞれ計測してみた

 CrystalDiskMark 6.0.2だと、HDDに関してはWindows 7の時とほぼ同じぐらいに落ち着いた。SSDはシーケンシャルアクセス速度こそ同程度だが、4KiBのランダムアクセス速度が高速化しているのがおもしろい。

Windows 10とChromeの起動時間に加え、Windows 10に標準で入ってるゲームアプリ「Candy Crush Friends」の起動時間も計測してみた

 OSやアプリの起動時間はWindows 10でも劇的に速くなっている。これなら、十分快適に感じるはずだ。

 Windows 10へアップグレード後はしばらく使って特に問題なければ、今まで使っていたHDDは外付けドライブケースへ格納してフォーマットし、外付けHDDとして利用してもいいだろう。

 ただし、マシンをメーカーへ修理依頼する際には元の状態に戻す必要がある場合もあるので、フォーマットしてしまうと元の状態には戻せなくなる点に注意してほしい。

HDDを外付けドライブケースに入れて活用するのもアリ。ただし、動作保証はしていないのであくまで自己責任での利用となる

 また、バンドルの外付けドライブケースは860 QVOでの動作確認はしているものの、ほかのドライブでの動作確認はしていない点も承知した上で利用してもらいたい。

思った以上に快適に使えるWindows 10マシンへと生まれ変わった

 このように、860 QVOの外付けドライブケースがバンドルしたパッケージを利用すれば、Windows 10 Homeの購入費と合わせても約2万7700円前後。本来は移行作業で別途必要となるUSB接続の外付けケースの購入費用も浮いて、かなりお手頃にWindows 10マシンを手に入れたことになる。

 しかも、今回試したPCだとストレージの容量は1TBと3倍になり、OSの起動時間は半分、Chromeの起動時間は8分の1まで短縮化できた。PCを新調する予算がなくても、工夫次第でここまで快適かつ安全な環境にできるという好例だろう。

 もちろん、今回のPCの場合は各種インターフェースが古く、無線LAN機能すらない「願わくば買い替えたいPC」であることは間違いないが、Windows 10の動作は軽快で4GBのメモリーでも安定して動作した。もし古いWindows 7&HDD搭載ノートPCを使っているなら、860 QVO 1TBモデルの外付けドライブケースバンドル版(MZ-76Q1T0B/OC)への換装&Windows 10へのアップグレードを検討してみてほしい。

提供:日本サムスン
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