グーグルは10月28日(米現地時間)、2019年内にFlashのサポートを終了すると発表した。
Flashは、ウェブ上でアニメーションや各種メディアなどを動かすため、多くのサイトで使われていた規格。グーグルによると、2013年の後半だけで5億回インストールされたという。
サポート終了後は、ウェブサイトにFlashのコンテンツが使われている場合、グーグルの検索結果から除外される。
Flashを巡っては、提供元のAdobe Systemsも2020年末にFlash Playerの更新と配布を中止すると発表しており、Chrome(バージョン76以降)やMicrosoft Edge、FireFox 69などの各ブラウザーでは、Flashがデフォルトで無効になっている。どうしてもFlash動画を再生するには、手動で有効化する必要がある。
Flashに代わり、各サイトで近年多く用いられているのが「HTML5」という規格。文字や文章と同じように動画や音楽などのマルチメディアコンテンツを再生できる。ユーザー側にとってもコンテンツ再生時にFlash Playerといったプラグインが不要になるなど、メリットも多くある。
こうしたことから、各ブラウザーでもサポート終了前に、FlashからHTML5などに切り替えるよう推奨していることが多い。
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